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学校法人で働く職業観から学ぶこと

※写真は全く関係ありません。最近自炊にハマっています。

今日は少しだけニッチな領域でのお話になりますが、タイトルにあるように『学校法人で働く職業観から学ぶこと』ということで記事を書いてみたいと思います。

ここで少しだけ改めて私の仕事について説明します。
私は学校法人(大学や一部専門学校)を中心に人事のコンサルティング支援を行う会社で営業職をしています。
⇨仕事柄様々な学校法人の人事課でお仕事をされている方とお話をします。

そのため、今回のテーマのように学校法人でお仕事されている職員の方の職業観について見聞きすることが多いです。

その中で学校法人で働く方の職業観の話から読者様にとって少しでも
参考になればと思います。

結論、学校法人で働く人の職業観から学べることは

『自発的なキャリア開発が必要ということ』

です。

私が実際に大学の職員や専門学校の教職員の方に伺う話では
現代人のキャリア観をよく表現した『ワークライフバランス』
『安定した職業である』という要素を重要視する方が増えています。

前提として学校法人(大学中心に)の給与水準は決して低くはなく、残業時間もそこまでは多くはないのでプライベートとの両立も図りやすいです。
また、学生への貢献を通じて世の中への貢献意識や意義も感じながら安定的な雇用が保障されやすいことが特徴的です。

しかし営業職として様々な組織から話を伺う私が課題として認識していることがあります。それは

現代に必要とされる『自発的に描くキャリア』を実現しづらくなるのではないか ということです。

もともとワークライフバランスを意識した中での職業選択であったりするケースが多いので、職業を通じた成長や、所属するこの学校をさらに魅力あるものにする!といったような理想を掲げ職務にあたる方は比較的少ない印象です。(キャリア観というのは人それぞれですので否定も肯定もあるべきではないです。笑)

しかし、このような職業観は変化を強いられる流れが起きています。

変化に寄与する要因は大きく2つあると捉えています。
1つ目は『外部環境の変化』です。世間的なキャリア観が変化し、
より長い安定したキャリアのための環境を求めるようになったことが挙げられます。

2つ目は『学校組織自体が1つ目の外部環境変化への対応がしきれていない点』です。学生の数は減る中でより競争を勝ち抜く組織への変化が必要な中で十分な策を打てていないケースが多いです。

上記のことから現在学校法人ではたらく職員の方の中でも転職を志望するような方が少しづつ増えている現状です。

特に30代前半の世代の方が多い印象です。
理由としては
『これまで新卒から働いてきたがこのままこの学校が定年の時まで存続していくことは保証できない。また、これまで行っていた仕事は異動も多く、色々な業務を経験したが何かこれといって身についたスキルもない。』

このような状況から転職を考えるようなケースがあります。
要するに外部の環境変化とそれに対応しきれていない職場環境の2つの理由が要因となっています。

例をだしてご説明をしましたが、この話から改めて言えることは

『自発的なキャリアの開発が必要』

ということです。

時代は変わっていくなかで組織が保障するキャリアは無くなっていきます。
学校法人という『非営利かつ安定的な印象の強い組織』においてもこのような状況にあることが最たる例としてこの事実を印象付けています。

さて、今回は学校法人で働く方を例に

『自発的なキャリア開発の必要性』

について話をさせていただきました。 自分がこの組織の中で何を得るか、
この組織に存在する意義など様々な視点で日々考えてみることが大事だと
私も改めて感じた次第です。

今日は少し長い記事となってしまいましたが読んでいただいた方、ありがとうございます。 ではまた。









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