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難関資格への向き合い方でその人の人生がある程度決まってくるというお話

20年近く勉強を続けていると、周りに士師業であったり、それに近い頭脳を持っている人間が増えます。

周りの人間に恵まれたので、若い人たちが三大国家資格や医師などの超難関試験に挑戦する姿なども多く見ることができました。
見てきた人数が増えてくると、自分の中で統計が貯まっていき、ある程度傾向がわかるようになってきます。

今日はそういう話です。


私は、難関資格に対する向き合い方に、その人の人間性が出ると思っています。

難関資格を目指そうと思った場合、最低でも2年以上の勉強期間を必要とします。
場合によっては10年近く同じ分野を学び続けなければなりません。
医師などはその代表例で、一人前の医師になるまでに一般的には10年以上の期間がかかります。

このような長期間に及ぶ勉強生活では、本当にいろいろなことが起こりますし、トラブルにも巻き込まれます。
順風満帆に勉強だけに集中できる好環境で過ごせるのは一部の恵まれた家庭の子たちだけで、一般人のほとんどは途中でお金の問題や仕事の問題に直面します。

そのときにすぐに諦めるタイプの人は話になりません。
その後の人生でも些細な困難ですぐにできない理由や言い訳を思いついて、諦めて逃げ出す傾向があります。

環境に恵まれているのに、勉強を途中でサボる人も論外です。
その多くは合格どころか受験する段階までたどり着けません。
ほとんどが受験すらせずに、都合の良い言い訳を考えて別の道に行きます。
そこから大成した人を私は知りません。

一方でそつなく勉強をこなして短期間で合格する人は、その後もそつなくキャリアを歩んでいき、世間一般でいうエリートの仲間入りを果たします。
本人が満足しているかどうかの違いはありますが、客観的には年収も1000万円超えていますし、誰も知っている大手企業又はコンサル企業等に入っているので成功しているといっていいでしょう。

また、試験自体には合格できなかったとしても、最後まで一切の妥協なく突っ走った人も成功している確率が高いです。
このタイプの人達は、様々な問題で最終的な合格を手にできなかったとしても、別の道から別の方法で成功している人が多いので、底力としては十分な器を持った人たちです。
こういうタイプの人たちの中には経営者として成功している人も多いので、金額的な意味では最も稼いでいます。


試験の結果については運要素もあるので自分ではどうすることもできないこともありますが、試験にどのような向き合い方をするのかについては全て自分で決めることができます

サボってもいいですし、小さな壁で諦めてもいいです。
親のお金などを上手に活用して環境を利用してもいいですし、命がけで挑んでも良いです。

どのような向き合い方をしても良いという状況は万人に共通しているので、そこに人間性が出ます。
その人間性は簡単には変えられない本質的なその人の個性なので、その後の人生にも大きな影響を与えます。

だからこそ、慎重に考えて向き合い方を決めるべきだと思います。
5年後、10年後の自分から見て、今の自分がみっともない存在に映らないように、誇りを持って前に進めるように、今を選ぶべきです。

あのときこうしていればよかった、もっと頑張っておけばよかった。
中年になった今だからこそよく聞く言葉ですが、みっともない話です。
それを本人たちが一番感じています。

後悔や言い訳の多い人生は、後半から辛くなっていきます。
中年になった頃に自分自身の無価値や無能を嫌でも思い知るので、その度に自己正当化し続けるか、悔やみ続けるかしかなくなります。
何者にもなれなかったかつての自称天才たちの成れの果てです。

誤魔化しながら生きるにしろ、後悔しながら生きるにしろ、生き続けるには長すぎる道です。

だからこそ、将来の自分が納得できる道を歩みましょう。

一日もサボらず勉強して、これ以上ないほど一生懸命やっていれば、後悔はまずしません。
今を精一杯生きていれば、どのような結果でも受け止めて前に進めます。
どこまでやれば精一杯なのかは、自分が一番良くわかっているはずです。

何歳であったとしても、目の前の目標や困難にどう向き合うのかは選べますから、後々自分で自分を嫌いにならないで済むような選択をしましょう。


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