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努力の方向を間違った人たちの末路から学ぶべき10のこと

もう何年も前の話ですが、まだサラリーマンをしていた頃に比較的仲の良かった後輩がいました。
地頭が良くて、事務処理能力も高く、一応名門と呼ばれている私立大学(附属高校からのエスカレーター)も出ていたので、やり方次第では成功できそうな雰囲気を持っていました。

しかし、数年ぶりに話してみたところ、職場内での評価が下がったことによって地位を失っていて、資格もなく、転職先も見つからないという悲惨な状態になっていました。
何とかできないかと思って、ひとまず過去10年くらいの出来事を順番に聞いてみたところ、明らかに努力の方向を間違っていたのだということがわかりました。

不思議なことに、これだけ賢い人でも「自分の努力の方向が間違っている」ということにはなかなか気づけないのです。
結構初期段階から間違った方向だと私は感じましたが、本人は当時「これが自分の正しい道だ」と思っていたそうです。

彼のような事例はけして珍しいことではなく、頻繁に発生しています。
私の教え子についてもほんの3ヶ月くらい放置しているだけで間違った方向に進もうとするので、その都度やんわり伝えたりしています。
それでも方向を修正できない人については一旦見守ることにしています。
その人が意図的に選ぶ道が正解である可能性もあるからです。

ただ、3年、5年と見ていくと、やはり間違った方向だったということがほとんどで、本人もその頃になって初めて気づきます。
しかし残念ながら、キャリアにおける3~5年の間違いは長すぎるので、もはや修正は難しい年齢になってしまっています。


自分の人生なので、後悔のない選択をすることが一番大事なのですが、自分のことを俯瞰的に見ること、客観視することも同じくらい大事なことです。

キャリアの選択や勉強すべき分野に迷ったときは、自分よりも経験が豊富な人や成功している人たちに意見を求めて、自分が間違った方向に努力していないかと確認すべきだと思います。
そういう一手間をかけて、努力の客観的妥当性を確保すべきです。


今回は、私の知人たちの中で、努力の方向性を間違ってしまって、その後のキャリアがかなり厳しいものになってしまった人たちの話を交えながら、間違った方向の努力の典型例をいくつか紹介したいと思います。

そこから何か教訓を得ていただけると嬉しいです。


なお、今回の記事はかなり踏み込んだ話をするので有料記事になっておりますが、メンバーの皆さんはそのまま読めますので購入不要です。


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