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アメリカ西海岸在住。ソーシャルワーカーの修士号をとり、日本人を含むマイノリティを対象に…

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アメリカ西海岸在住。ソーシャルワーカーの修士号をとり、日本人を含むマイノリティを対象に、発達障がい者支援の仕事やボランティアをしています。アメリカの障害者支援や療育事情や私自身のマイノリティとしての「ふつうじゃない日常」についても綴っていきたいと思います。

マガジン

  • アメリカでのふつうじゃない生活

  • アメリカの療育事情:コロナ編

最近の記事

マイノリティ視点のアメリカの祝日

あっという間にもうすぐ年末。 アメリカでは今週末はThanks Givingで4連休です。 この祝日期間は里帰りして家族で七面鳥とパンプキンパイでワイワイ!が 大衆的な過ごし方ですが、日本人の私としてはおひとり様でおうち時間を 満喫しています。 日本人だから、というだけではなくこの祝日の歴史背景を学んだあと お呼ばれしても参加しないと、決めたことについて 連休中のおうち時間も少し持て余しだしたので綴りたいと思います。 マイノリティから見た感謝祭 この祝日について初めて学

    • 「喋るわんこ」と発達障がい啓発

      おうち時間が増えて、重度のスマホ依存な今日この頃です。 そんな中日課になってしまったのがInstagramチェック。 中でも「飼い主とコミュニケーションをする犬」とBuzzってる ステラの飼い主のアカウント、@hunger4words をフォローしています。 上記のPeople Magazineでも取り上げられていますが、 「自分の飼い犬(猫)と意思疎通が可能になった!!!!!」 と、自分のペットたちに挑戦させている人がInstagramやTikTokで溢れかえってい

      • お久しぶりですので近況を・・・。

        最後の投稿から軽く半年以上経っていて、慄いています((;'Д' ))) 転職しました 私事ですがnoteを始めたきっかけがコロナの影響で強制休職状態でした。 そんな中、ものすごく悩んだのですが昨年6月に思い切って転職をしました。 州の発達障害支援機関のケースリソースマネージャーというお仕事についています。 サポートしている対象のお子さんとの距離感も人数も仕事内容も大幅に変わり、覚えることが多く、半年以上経った今もまだまだ覚えることがたくさんあります。 今流行りのリモ

        • 近々またアップ始めたいと思います✏️

        マイノリティ視点のアメリカの祝日

        マガジン

        • アメリカでのふつうじゃない生活
          4本
        • アメリカの療育事情:コロナ編
          8本

        記事

          Black Lives Matter:アメリカのふつうじゃない日常

          アメリカに住むと言うことは、このBlack Lives Matterの問題に対して 無関心でいることはいられません。 「悲劇だ」なんて言葉では片付けてはいけない、白人警官によって続く 黒人コミュニティへの蛮行。 正直に言うと、このような事件が日常茶飯事で、 しばらく感覚が麻痺して「あぁ、またか」と感じるだけの 日々も過ごしました。 トランプが大統領になってからこうなった なんて思う方もいるかもしれませんが でもこれがアメリカの現状・・・と言うより「日常」なんです。

          Black Lives Matter:アメリカのふつうじゃない日常

          Special Education during Pandemicまとめ②データとコラボレーション

          少し時間が空いてしまいましたが、前回に引き続きウェビナーのまとめをアップしたいと思います。 今回はSPED弁護士であるJack D. RobinsonとWayne D. Steedmanの話した 内容を一緒にして要点をまとめてみました。 同じく弁護士のPiper Paul氏のまとめた内容は主に保護者のアンケートによるDistance learning中の困りごとに関するデータだったので、割愛させていただきます。気になる方はぜひウェビナーのビデオをご覧ください→リンク 保

          Special Education during Pandemicまとめ②データとコラボレーション

          Special Education in Pandemicまとめ①Compensatory Serviceについて

          さて、このウェビナーは心理療法士のDr. Roseann Capanna-Hodge Dr. Roseann Capanna-Hodgeがホストし、Pete Wright, Piper Paul,Jack D. Robinson, そしてWayne D. Steedmanの4人の療育専門弁護士がプレゼンター プレゼンのあった順番にまとめを書いてみたいと思います Compensatory Educationについて by Pete WrightWrights氏の内容が一番難

          Special Education in Pandemicまとめ①Compensatory Serviceについて

          Special Education in Pandemicまとめ序章

          プレゼンターのかたに了承を得ることができたので、 ウェビナーのビデオリンクを貼り付けておきます↓  https://vimeo.com/user87247921/review/420511681/5b55d1f2c7 ビデオ自体貼り付けたかったんですがなんかnoteの不具合っぽいです。 大まかな内容を、プレゼンされた順にまとめてみたいと思いますが、 予備知識のない保護者の方だと 何言ってるかわからない!!!! となるんじゃない?と、 同じ障がい者支援で働いている親

          Special Education in Pandemicまとめ序章

          「コロナ自粛中のSpecial Education」ウェビナー参加しました

          コロナ自粛が始まってからDepartment of Educationや州の教育機関からの通達を追っていた中で、この状況でのIndividualized Education Program (個別療育プログラム)はどうなるのか、私なら保護者にどういうアドバイスするかな、など考察していました。 でも弁護士でもSPEDの先生でもないし、無責任なことは言えないしなぁと思ってたところ Facebookページにも紹介しましたがドンピシャなウェビナーがあったので参加しました! 数々

          「コロナ自粛中のSpecial Education」ウェビナー参加しました

          Web Accessibility

          <img alt="text"> cover photo: laptop sitting at the center of white desk with open screen. The word "accessibility" in black is on the center of laptop screen with a white background. ブログを始めるときに、一番悩んだのがどのドメインを使うかと、 アクセシビリティのフィーチャーについて。 no

          Web Accessibility

          ふつうじゃない日常

          突然ですが、「ふつうじゃない日常」をテーマに アメリカ生活での出来事などを コミックエッセイ?的なものを始めてみようと思います。

          ふつうじゃない日常

          アメリカの療育事情:COVID編 自粛中のセルフケアについて②

          前回の記事で触れた資料で紹介されていた支援戦略がこちら: 1. 理解についてサポートする 2. 表現の機会を提供する 3. 対処と落ち着くためのスキルを優先する 4. ルーティンを維持する 5. 新しいルーティンを構築する 6. つながりを育む(離れたところから) 7. 行動の変化に注意する この順番でもいいかもしれないけど、ルーティンを作る前に わたしは7つ目の行動の変化に注意してから、お子さんに合ったルーティンの構築が必要なんじゃないかなと。 なんでというと、療育でよ

          アメリカの療育事情:COVID編 自粛中のセルフケアについて②

          アメリカの療育事情:COVID19 自粛中のセルフケアについて①

          前置き職業柄かはわかりませんが、こういう困りごとがあった場合はどうするんだろう?と考える癖があり、考えたことをつらつら綴ったので、読みづらかったら申し訳ありません Distance Learningについて感じたこと自粛が始まってからDistance Learningに関する情報を見ててふと思ったのは、「子供達の授業が遅れる」ことに対する不安がと焦りで、大事なことを見落としていないかなということでした。 学校と家庭では学習環境が違う上に、生徒の学習のサポートが通常とは違い

          アメリカの療育事情:COVID19 自粛中のセルフケアについて①

          アメリカの療育事情:COVID19 Distance Learningまでの道のり②

          自粛に伴ったクリニック閉鎖前、すでに休校はほとんどの学区で決まっていましたが、ワシントン州知事 Inslee氏による非常事態宣言により州全体の学校が閉鎖するとのニュースは自閉症の子達にABAセラピーを提供している職場で知りました。 まだ閉鎖していなかった学校からセラピーにきた子達のバックパックを開けてみると大量のワークブックを発見。 これ家でやれってこと・・・?(戦慄) なんて保護者ではないけれど、見ただけでぐったりしました。 まだこの時点ではどの学区も授業をオンライ

          アメリカの療育事情:COVID19 Distance Learningまでの道のり②

          アメリカ療育事情:COVID19  Distance Learningへの道のり①

          アメリカ初のコロナの発症例は、遡ること1月、私の住む西海岸ワシントン州でした。 ウイルス発症の拡散の心配により3月17日には州全体の学校が閉鎖、4月の頭には今学期はDistance Learning(オンライン授業)に切り替えるとの発表がありました。 Distance Learningへの道のりDistance learningに移行する際の一番の懸念は、学校から支給される朝食・ランチが頼りの低所得の生徒やELLなど英語が母国子ではない生徒、家にネット環境・パソコンがない

          アメリカ療育事情:COVID19  Distance Learningへの道のり①

          アメリカの療育事情:COVID19編

          コロナによる休校・営業自粛に入りすでに一ヶ月が過ぎました。 ABAセラピーを行なっている私の職場も一時閉鎖中です。 学校が休校になって、オンライン授業にシフトしているアメリカですが、 Special EducationやSection 504 Planのサービスを受けている子供たちはどうやって学習に必要なサポートを受けるのかな?と疑問に思ったので、お仕事もないので読み漁って調べたことをに対する私なりの解説・意見なんかを書くアメリカの療育事情:コロナ編をポツポツ投稿していこ

          アメリカの療育事情:COVID19編