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Black Lives Matter:アメリカのふつうじゃない日常

アメリカに住むと言うことは、このBlack Lives Matterの問題に対して
無関心でいることはいられません。

「悲劇だ」なんて言葉では片付けてはいけない、白人警官によって続く
黒人コミュニティへの蛮行。

正直に言うと、このような事件が日常茶飯事で、
しばらく感覚が麻痺して「あぁ、またか」と感じるだけの
日々も過ごしました。

トランプが大統領になってからこうなった

なんて思う方もいるかもしれませんが
でもこれがアメリカの現状・・・と言うより「日常」なんです。

この「ふつうじゃない日常」について、
そしてこの問題が日本人にだって関係ある問題なんだよ

って言うことを自分でももう一度向きなおすために、綴りたいと思います。

一般市民を守るべき警察によって失われた黒人の命と、
逮捕されない警官たち。

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[source: NPR news A Decade of Watching Black People Die]

この画像は2014年のEric Garner氏が白人警官Daniel Pantaleoによって
首を絞められて亡くなってから報道された、同じように警官の手でなくなった黒人の市民の名前のリストです。

とても長いですよね?でも、リストは本来これ以上長いはずです。

ここワシントン州にあるTacomaでは、この2020年3月にGeorge Floyd氏と同じようにManuel Ellis氏が亡くなりました。

でも彼の事件はGeorge Floyd氏の抗議活動が始まって、
再度スポットライトが当たるまで恥ずかしながら私も知りませんでした。
そして彼の名前もこの画像にはありません。

白人警察官Derek Chauvinに首を圧迫され命を奪われたGeorge Floydの死を
捉えたビデオが広まったことによって始まった全米での抗議活動。

ここシアトルでも今日6月8日時点で10日間続いています。
シアトルでもMiniapollisでのように、抗議に便乗した強盗などもありました。

ニュースで色々な情報が出回っています。

けれどメディアで流れる情報は「外側」から見ているだけで、
抗議の最前線で、メッセージを伝えようとしている人達の本当の声を
拾いきれていないと思います。

それは抗議に参加せず、SNSだけで情報を得ている私も一緒です。

だからこそ、どこから情報を得て、それをどう自分で判断するのか
きちんと見極めながら、書いてみたいと思います。

コロナ禍の中、抗議活動を続ける意味があるのか?

と言う意見もコメントなど見ていると出ていたりします。

でも、抗議が始まってたった10日なんです。

でも警察官による蛮行は、ずっとずっとずっと続いているんです。

アメリカ合衆国という国が、
Native Americanが暮らしてきた土地と命を奪い、
黒人を奴隷として連れてきて
作り上げたものから成り立った社会だからです。

この社会のシステムは、日本人も含むマイノリティにも
影響は少なからずあります。

この社会問題を見ないふり、それができてしまう立場にいる人が
した選択、しなかった選択、それがどう言った影響を及ぼすか、
そんなことについて考えたことなど続けて次回に書けたらなと思います。

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