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東京2020盛り上がってきたー!!...か?

先日、オリンピックのチケットの抽選結果がでたようで、FacebookやTwitterで悲喜交々を無表情で眺めていたんだけど、ここセントビンセントでも来年のオリンピックに向けて盛り上がりを見せている…のかな?

よくはわからないけれど、「土曜日にOlympic Day Runをやるんだけど来ないか?Tシャツあげるよ」とウィリアムに誘われた。

そんなシリアスなやつじゃなくて、ジョギング程度の人もいるイベントだから気楽で良いんだよという話だったから、Tシャツくれるなら行こうと思って行ってきた。

1人じゃ心細かったからだれか来ないかと、JOCVセントビンセントのグループLINE(4人しかいないけど)で同行者を募ったらKが来てくれた。

会場に着いてTシャツもらって、すぐ着た。いぇーい。

バスケの記事でも書いたかもしれないけれど、こっちの人は何かとTシャツをくれるから好き。バスケのポロ、障害者コミュニティのTシャツそしてこれで3つ目。良い。簡単にモノで釣られている感あるけど。

他の外国人もいるのかなぁと思っていたんだけれど、現地人しかおらず、なんなら学生がメインで合計100人くらい。小学生から高校生くらいまで。

それで、まず最初に見出し画像の通り全体で集合写真を撮った。

いよいよ走るのかと思いながら話を聞いてたら、

4列になってくれ!これから町を軽く1周行進するぞ!

って、ぼくにとってはお馴染みの光景になりつつある、町を練り歩くというのをオリンピック旗を先頭に始まった。(参考:この国の広告にやたらパフォーマンスイベントが多い理由がわかった気がした

もう確信してるんだけど、この国でPR活動って町を大人数で練り歩くというのが王道になっている。理由は上記の参考記事内で述べた。

最初に写真撮ったのも後で新聞社に送る用だろうと思う。

けど、悲しいかな今日は土曜日で、町に人はいないからPR効果は平日の10分の1以下だと思う。爆音を鳴らすスピーカーも警察の音楽隊もいなかったからとても静かだったし。

イベント自体はそれで終了。解散。わずか1時間。予定時間から30分はだべっていただけだから実働30分ほど。

ウィリアムもイベントの全体像をほぼ把握してないようだったし、Tシャツを着たみんなに今回のイベントの意図を話すようなこともなかったし、とにかく謎だった。

あまり意図がわからないイベントだった。

イベントで何かする・訴えるというよりも、のちに新聞に載せるための事実づくりで、新聞に載せることがメインな気がした。

そもそもセントビンセントってオリンピックに出る選手いるのかと気になっている人もいるかもしれないから、お伝えすると、パラリンピックで候補者が1人いる。

だから2月末にホストタウンの協定を結びに徳之島に行ってる。

この写真内の選手以外の2人とはオリンピック協会のオフィスで書類集めやそのチェックを手伝ったりした。

なぜ徳之島なんていう辺境なんだという疑問があるかもしれない。もっとアクセスの良い都市部で良いじゃないと。ごもっともだ。

ぼくも「なぜ徳之島なのか」という詳しい部分はそんなに知らないけれど、セントビンセントと環境的に近いところが選ばれているらしい。常夏で人口10万人程度の小さな島国だから、日本の例えば神戸とかなら人が多すぎて落ち着かないのかもしれない。

規模的には我が故郷淡路島がちょうど同じじゃんと思ったんだけど、気候とかきれいなビーチの有無もチェックしたのかもしれない。

日本の外務省だかオリンピック協会の人だかが、そのあたりの島とカリブの小さな島国を飛び回ったという話を聞いたことがある。

とにかく、ここセントビンセントのオリンピック協会のPR活動も活発になってきたということは言えると思う。しばらく前に新聞の一面に記事広告的なのもでていたし。

それが、きちんと一般市民にも浸透しているかどうかは謎だけれど。

少なくとも今日のイベントで「東京オリンピック」とか「来年はオリンピック」という言葉は一言も出てこなかったし、誰の雑談からも聞こえてこなかった。

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