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仕事で年上部下をマネジメントするコツ


この記事は、仕事で年上の部下を持つ事になった、

ビジネスパーソンの参考として書きます

私の経験談


大学卒業後、新卒入社して約3年が経過した頃、

地方にある支店の支店長を任せれた。

私が若くして支店長を任された理由は、

法人営業で一定の成果を出していた事が評価されたと考えている。

支店長を約4年経験したが、

その間、30名以上の部下と一緒に仕事をした。

人事異動や入退社による入れ替えもあり、

一時的に部下を管掌した最大人数は20名程だった。

部下の年齢は1名を除いて全員年上、

年齢は30代前半~50代前半まで様々。

上司である私が最年少で、部下20名が全員年上という状況もあった。

その間、支店の業績は拡大、全国でもトップクラスの売上規模に成長した。

今回の記事では、私の経験談を元に支店の業績拡大に繋がった

年上部下のマネジメントのノウハウについてお伝えします。



年上部下のマネジメントのノウハウ


・言葉遣いは丁寧に。部下であるが、決してタメ口は言わない



 まず、年上部下をマネジメントするにあたって、タメ口は決して言わない様にした

 会社の役職は自分の方が上だが、人生経験では相手の方が上なので、敬意を払う事にした

 仕事でミスをした時は、年齢関係なく部下に指導するのは上司の役目だが、

 年上部下に指導する場合、相手の年齢によっては、素直にミスを認めない、

 こちらの話を聞いていない事があるので、冷静に対応する必要がある

 ※私の経験上、40代~50代のベテラン社員や態度が大きいタイプにこの傾向が多い

 部下に指導する際のポイントは、

 ・感情的にならない事

 ・相手の人格を否定しない事

 ・ミスが発生した原因を掘り下げる事

 上記3点を意識して指導する事によって、

 ミスにフォーカスした指導になるので、部下自信の気付きに繋がり、

 部下の成長にも繋がると感じている


・業績への貢献で差別化する。自らが営業の最前線で活動する


  年上部下をマネジメントする環境にいる人は、

 若手の時から社内で実績を出して成果を上げているケースが多いと思われる。

 特に売上、利益を創出する事業部門では業績への貢献度が高いと、

 どんなタイプの部下でも年齢に関わらず自然と上司を尊敬する様になる。

 当然、過去の実績ではなく、実績を上げ続ける事で、

 部下の忠誠心は高くなるし、会社からの評価にも繋がってくる。

 上司は、会社に引きこもってデスクワークに勤しむより、

 自ら取引先とのアポイントを積極的に入れて営業に回った方が良い。

 勿論、部下が企画、営業した成果を横取りする様な真似は決していけないが、

 上司が企画、営業した成果を部下に譲る必要は無い。

 上司が積極的に営業活動を行うと、部下も自然に営業活動を行う様になるので、

 組織力強化にも繋がると考えられる。


・新しい変化をいち早く取り入れる


 原則、人は安定を求めるので、変化に対して否定的な人の方が多いと思う。

 特に年齢を重ねる程、その傾向はより顕著に現れると感じている。

 年上部下が変化を嫌うパターンでよくあるのが、新しい社内システムが導入されたり、

 本部の指示で業務フローが変更した場合など、旧来のやり方に固執してしまい、

 新しい仕事のやり方に順応しないケースが多い。

 この場合、言葉で説明しても、相手のタイプによっては、

 『上司は若いからすぐに新しい仕事を覚えられる』と

 嫌味を言われてしまうので逆効果になる事がある。

 このパターンの対処も、前項と同じであるが、

 上司自らの行動・言動で部下に影響を与える必要がある。

 仕事において、新しい変化がおきた場合、

 上司自らがいち早く、その変化を取り入れて、

 変化前と変化後で何が変わったか、良くなった点については

 部下にアピールをして新しい変化への切り替えを促す

 悪くなった点については、注意事項としてあらかじめ部下に伝えておく

 上司自らが変化を受け入れ、ネガティブな部分も事前に伝えておく事で、

 部下に変化を受け入れて貰えやすくなる。

 可能であれば、悪くなった点については、上司自らが、

 本部に連絡して改善要望という形で社内で声を上げると、

 部下もその行動を見ているので上司への信頼にも繋がってくると感じている。


 以上となります。

 年上部下に対するマネジメントというテーマで記事を書きましたが、

 部下の年齢関係無く、使えるマネジメント手法だと思います。

 是非、参考にしてください。


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