見出し画像

サブスクの波、いよいよBtoBへ!

【概要】
サブスクリプションのサービスが企業向けのBtoBの分野に広がってきた。豊田自動車織機は、高性能な搬送車で定額課金を始め、ネット通販事業者などに提案する。顧客は追加料金なしで最新機種を使えること、供給側は、顧客と接点を持ちながら、利用状況のデータを使い製品開発に活かすことができる。

主な想定顧客は物流倉庫を抱えるネット通販事業者だ。保有する自動運搬車の数や機能がその時々の事業規模にあわないこと、新型機を購入したくても高価で手がでないことが現状の課題だった。その解決策が、サブスクリプションサービスだ。これにより、顧客は初期投資を抑え、導入できる。

サブスクリプションの導入が進む背景の一つに、顧客のデータ利用が挙げられる。顧客の利用データを活用することで、製品開発や営業を効率化させられる可能性が高まるからだ。

現に、東芝子会社である東芝エネルギーシステムズは、仮想発電所の管理サービスでサブスクを始める。太陽光や風力の発電所施設をまとめて仮想発電所とし、ネット経由により一括で制御する。供給側の具体的なメリットとして、データ解析で効率的に発電し電力を高く売れるようにする提案とセットで提供する。

サブスクの国内市場は25%拡大するとみられている。

【感想】
サブスクはイノベーションの源泉であるビジネスモデルの一つに数えられる。Amazonプライムなどが身近な例としてあげられる。斉藤徹氏の『業界破壊企業』には、サブスクリプションのポイントとして、①何を、②どのように サブスクするかが挙げられている。対象となる顧客のニーズを正確に把握することが前提であることは言うまでも無く、供給側にとっては、どれだけ顧客を観察できるかが勝負の分かれ目だろう。


#COMEMO #NIKKEI

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?