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アルピコHD,経常半減

松本に本社を置くアルピコHDは、20年3月の連結決算で経常利益が49%減少した。

EDINETやHPには、未だ有価証券報告書が開示されていないので研究できないが、経常の減少原因としては減損会計が挙げられるだろう。アルピコは、ホテルリゾートはもちろん、バスや鉄道など、観光事業に注力する企業だ。上高地や松本観光に加え、東京から長野方面の高速バスも展開している。コロナウイルスを始め、台風や雪不足などで観光需要が落ち込んだ19年度は、所有する固定資産が収益をもたらさなかったことから、減損会計が適用されたとみる。

自粛や巣ごもり消費が観光需要の減少に拍車をかける構造は長期化するといえるため、今後は財務活動に注力して事業の存続にコミットするだろう。

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