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言葉のアート(詩の部屋)

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#ブラックポエム

凪のここち

凪のここち

#ブラックポエム

帆は風を逃し
人は渦へ消え

     艇は底へ
     肺は浸され

             泡を頼りに
               息を止めた

光りは顕れず
力は尽き

          終に痺れ
            芯を解いた

               螺旋に倣って
             意識を堕とす

 流




 に

 静


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雨の音

雨の音
































ツ              ポ
リ          リポ  ポ  ツ
ツ  リ



ポ…リ ポツ…   リ  …ツ  リ…ツリ











突  待  傘    雫  潤    惑
き  ち  を    の  わ    わ
刺  受  こ
す  け            

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もうサヨナラ

もうサヨナラ

#ブラックポエム

            喉
          を
        潰
      す
      ほ
       ど
    叫   叫
      び    び

    叫
       び

 芯を砕いて砂
       砂
       砂
      砂
      砂
      砂
      砂
      砂
      砂
      砂
      砂

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凍てつく硝子

凍てつく硝子

#ブラックポエム
※閲覧注意

                 
              
            
          ス
        タ      
       ン
スタンスタン ス
スタンスタンス タ         
スタンスタンスタ ン
           ス 
__刃毀れした瞳      タ ン

ギ  ギークギークギーク
|       __削げ落ちた

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ジョーカーの憂鬱

ジョーカーの憂鬱

#ブラックポエム
※閲覧注意

 ケ
シ      シ

ケ         ケ
        
毎夜続く           鈍痛は
君を  シ  浴びた   シ  せい
淡い    明かりが     照らす
目映い ケ     ケ   微笑みが
道化師の  殺意と      雑ざる
けしけし  
シ  けしけし シ
と音も             なく
口元から        繰り返される

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風の谷は混濁の渦の中

#ブラックポエム

※閲覧注意
読んでも前向きにはなれません

その者青き衣をまといて金色の野に降り立つ
べし失われし大地との絆を結びついに人々
を青き清浄の地に導かんその者青き衣を  そ
まといて金色の野に降り立つべし失わ   の
れし大地との絆を結びついに人々を    者
青き清浄の地に導かんその者青き    青
衣をまといて金色の野に降り立     き
つべし失われし大地との絆を     衣

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宵すぎて酔いしれる

宵すぎて酔いしれる

#ブラックポエム

     わ
アルコール た
で浸す脳に消 し
えるのはリズム は
を刻めないビート あ
を忘れて立場に酔い な
しれる宵すぎなあなた た
の指紋に消える瞑って浮 を
かぶ光も酒のせいなの勝手 し
に喜んでいつまでも哀しんで ら
残るのはゴールだけ抜け殻で競 な
わなくてもテープを切るのは春の い
風ふわふわふわひやひやひやりにや だ
にやにやり虚しさも足らない毎日が悔 か

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ねえ、かえしてよ

ねえ、かえしてよ

#ブラックポエム

夢を話せば現実(いま)が離れていくほんの
                  小
                  さ
   きるのだろう?苦しませた   な
   で          く   キ
   が          は   ズ
   と    ておく   な   か
   こ    し わ   い   ら
ど  る    潰けだ憶記らか   生
お  け    

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アタシのためには駆けつけないで

アタシのためには駆けつけないで

#ブラックポエム

                 つ
                 い
                ウ
こんな顔見たことある      ッ
どこでだろう         カ
              リ
額から眉間を通り      割
鼻筋をかすめ口角までの  っ 縫い跡
            て
理由は知らない     し
そこに写る傷から音が ま 漏れる
   

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醜さが眩む夜

醜さが眩む夜

#ブラックポエム

呼ばれてきたのに
声も零(こぼ)せない

        ワタシはいないの
        アナタには見えないの

抱きしめられても
心までは湿らない

        レースからは透けないの
        皮膚までが鎧なの

噛みつかれたのに
期待ほど滲まない
        
        そんな牙では遠いの
        奥なんてすぐなのに

嗅がれることのない

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愛おしいエイリアン

高層から見下ろす
広大な街並み
       
       ゴミのようで
       瘡蓋(かさぶた)のようで
       
夜を飾る光
樹木を美しく照らす
       
       電球と配線だらけで
       縛られる趣味もないのに

可憐に舞う
春の桜吹雪
       
       枝は黒く
       不気味な節々

うっとり見つめる
愛おしい瞳
       
   

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ブライトサイドエンド

ブライトサイドエンド

わたしは日向が嫌い

日陰が好きなわけでもない

光を見るのは好き

そう

浴びるのが嫌

できるだけ無感情でいたい

私の心地よさは
揺さぶられないこと

侵入(おか)されないこと

無い自分を演じると
正方形にどんどんなる

じゃがいもみたいに
不揃いでいたい

直線より
曲線が落ち着く

整って正しいなんて
遠くっていい

肯定はすぐ太陽に飛ばしてしまう

月みたいに音のない明かりや
疑惑

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