エンタメ備忘録【カノジョは嘘を愛しすぎてる/She】
最近観たエンタメのことをつらつらと。
水曜日、珍しく残業もなく仕事が定時で終わり家に帰ってきて、「飲みにでも行こうかな」と街に繰り出そうと思ったけどポツポツと小雨が降ったり止んだりしていて、本格的に降ってこられたら困るから外出を諦めた。
千切りキャベツと粗挽きウインナーを入れただけの焼きそばを作って、皿に乗せるでもなく調理されたフライパンに入ったままの焼きそばを平らげ、風呂に入って、読みかけの本を読もうか、アマプラかネトフリかHuluかAbemaTVかFODにしようかとサブスクをザッピングしていたら、『カノジョは嘘を愛しすぎてる』か僕の目に止まった。
カノジョは嘘を愛しすぎてる
青木琴美さんの同名漫画の実写化映画。
彼女の漫画は『僕は妹に恋をする』『僕の初恋をキミに捧ぐ』も読んだことがあるし、両方とも映画化されててそれも観たことがある。
『カノ嘘』も漫画を途中まで読んでいたし、映画もレンタルDVDになった9年前に観ていてそれなりに印象に残っていたので、軽い気持ちで再生を始めた。
アキ役の佐藤健、この時すでに完成されていたと思ったけどまだまだ幼いし、ここから1枚2枚と垢抜けて更に男前になるなんて思いもよらなかった。ホント男前よね。
そしてヒロインのリコ役は当時すでに芸能事務所に所属していたのか、まだ一般人だったのか忘れたけど、全くの新人だった大原櫻子が何千組かのオーディションを勝ち上がってリコ役を射止めた。
他にもプチブレイクしていた窪田正孝や三浦翔平。ブレイク前の吉沢亮が出演している。
現在活躍している俳優・女優が出演している意味でも、この映画は貴重だと思われる。
『僕妹』も『僕キミ』も実写化はイマイチだったけど、『カノ嘘』は前の2作品と比べても良かった記憶があった。
佐藤健のアキはハマっていたと思うし、大原櫻子の初々しい感じが好感持てた。
何より楽曲が良くて、アキがプロデュースするバンドCRUDE PLAY(クリュードプレイ略して『クリプレ』)の『サヨナラの準備は、もうできていた』とか『卒業』とか『INSECTICIDE』とかめちゃめちゃ良い曲なんだよね。
『卒業』は公式動画がなくて貼れないので各自検索して聴いてみてほしい。めっちゃ良い曲。
またリコが所属するバンドMUSH&Co.『明日も』やアキがリコのために作った『ちっぽけな愛のうた』もめちゃめちゃ良い!
今回9年ぶりくらいにこの映画を観たわけだけど、『僕妹』『僕キミ』よりこの映画が良いと思った理由は楽曲の力が大きいのだと思った。
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She
2015年に『さんまのお笑い向上委員会』の後に始まったフジテレビ土ドラ第2期枠・第1弾ドラマ『She』
クレジットトップは松岡茉優になっているがWikipediaによると主役は不在で曖昧にしているらしい。けれど事実上、松岡茉優の民法初主演ドラマということになっている。
他にも中条あやみ・森川葵・成田凌と現在では映画やドラマで主役を張るメンツが揃っていて、彼ら彼女らがまだネクストブレイク期だった頃の姿を観れるプレミアムなドラマになっている。
円盤化はされておらずFODに入会していないと観られないお宝なドラマ。
こちらもザッピングしていて目に留まり、本放送時以来、約8年ぶりに視聴した。
あらすじは学園イチと評判の美少女・荻原あづさ(中条あやみ)がある日忽然と姿を消したところから始まる。あづさの親友でありジャーナリスト志望である西澤涼子(松岡茉優)が彼女が失踪した理由とその裏にある真実を追うことであづさのクラスメイトである4人の生徒の秘密も暴いていくことになる学園サスペンス。
手持ちカメラの長回しとドキュメンタリー方式のテイが取られたドラマで、「演劇部の部員がカメラを回してます」みたいな感じでリアル感が感じられる。
松岡茉優が文学的な独白を毎話していて、それがTwitterのつぶやきとして画面に表示される演出も当時は新しかったと記憶している。
それが実際のTwitterと連動していて、公式Twitterでドラマ内のつぶやきが同時刻に更新されていたのも面白い試みだった。
何よりこのドラマの売りは全編に渡って[ALEXANDROS]の楽曲が劇中で使用されていたこと。なので、ドロス楽曲イントロクイズの側面もあった。
毎回使われていたのが『kids』と『Run Away』で、このドラマがきっかけでドロスが好きになったし、このドラマがきっかけでこの2曲が特に好きになった。
荻原あづさが消えた理由。最終回ラスト10分の衝撃はかなりのもので、今回ひさしぶりにドラマを視聴したわけだけど、改めて中々すごい結末だなと思ったわけです。
2023/02/03
飛田将行 とびたまさゆき
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気楽に書き始めた “エンタメ備忘録” のはずだったんだけど、気が付けば約2000文字も書いてしまった(笑)
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