ao

writer, wife, and mother.

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マガジン

  • すてきなしごと

    私が出会った、たくさんのすてきな大人たち。 もし、自分が子どもに、「職業」をつたえるならば、こんなふうに伝えたい。

  • かぞくのはなし

    オットとムスコと3人暮らし。日々の備忘録

  • とんがりハウス

    はじめての街で暮らした1年間。 私が暮らしたとんがりハウスと、そこで出会った、あたたかなひとびと。

最近の記事

夫の不出来

夫の不出来が目につくとき、自分の心にほんの少し義母への苛立ちが生まれることがあり、自分のその性格のねじれ具合にまたイライラしてしまう。生活習慣のだらしなさから、意思の弱さ、計画性の無さといった性格や人格についでまで。もういい大人なのだから今さらどうにもならないのは分かっているけれど、自分の事は棚に上げ、「なんでこの人と結婚してしまったんだ」なんて傲慢な考えまでも及んでしまうからどうしようもない。 子どもの頃、母が父のお母さんに向かって「いかに父がだらしないか」について力説、

    • 幼稚園の生活

      幼稚園入園からもうすぐ一ヶ月。毎日、幼稚園バスから降りてくる彼の様子を気にしながら、少しづつ幼稚園がどうだったか聞き出そうとする。たのしく遊んで過ごせたか。ちゃんとオシッコ言えたのか。お弁当は自分で袋から出せて、自分で片付けられたのか。本当に一人で完食したのか。他のお友達と仲良く遊んでいるのか。もしかして、ひとりぼっちで過ごしてるんじゃないか。話しかけてもうまく輪に入れなかったり、おもちゃをみんなで使ったりできず孤立してるのではないか。考えれば考えるほど心配事は増えてばかり。

      • 人差し指でのリスタート

        ひさしぶりの投稿。いつも書きたいことが山ほどあるはずなのに書けないまま日にちが過ぎてしまった。今日から、今日から、と思いながら、結局続けられないことが分かっていて書けないでいた。だけど、毎日いろんなことがあり、いろんな感情をいだき、日々成長を繰り返す子どもを目にすると、残しておかなくては!という観念にかられる。もったいない!子どもを大事にしてない!ダメな奴!そんなわけでなくても、子どもの思い出をきちんと残さないなんて子不幸者だ!自分がそんな風にダメな奴な気がして、勝手にイライ

        • 毎晩、ムスコが寝たあとに散らかったおもちゃを片付ける時間が好き。一日として同じ部屋なことはなく、ムスコが一日元気に遊んだことを、教えてくれる。

        夫の不出来

        • 幼稚園の生活

        • 人差し指でのリスタート

        • 毎晩、ムスコが寝たあとに散らかったおもちゃを片付ける時間が好き。一日として同じ部屋なことはなく、ムスコが一日元気に遊んだことを、教えてくれる。

        マガジン

        • すてきなしごと
          10本
        • とんがりハウス
          21本
        • かぞくのはなし
          35本

        記事

          「かなしい」体験

          昨日の出来事。祝日だった昨日はオットとムスコと3人で出かけた。必要な買い出しをすませ、誕生日である友人の働く店へ、ささやかなお祝いを伝えに移動。小さいムスコもたくさん歩き、今日は勤労感謝の日だし夕飯は焼き肉だとようやく寒空からバスへと乗り込もうとしたその時。その日一日、家を出てからずっと離さず持っていた、お気に入りのおもちゃがムスコの手から落ち、ころころとバスの中へ入ってしまった。私とムスコはやばい!と一瞬目を合わせるが、唖然とするムスコを抱き、私は「このバスに乗るのは諦めて

          「かなしい」体験

          息子との長い夜。

          泣きながら、最後は諦めたのか納得したのかしずかに素直に眠りについた。 今日はかなりはげしく泣いて、泣きじゃくって、お腹からチカラだして。絶対的に自分の意思を貫き通さんとする強い泣き声に、こちらのほうが何度も心折れそうになる。一体どれ程心を鬼にするべきなのか、ときどき不安になることがある。 オットが出張のときは私と息子は私の実家に泊まることが多く、このところオットの出張が多いために実家に世話になる頻度が増えていた。じじ、ばば、そしてペットのワンワンに会えるのが嬉しいだろうとい

          息子との長い夜。

          社会と家族のあいだ

          今、社会の家族のあいだにいる感覚だ。自分ひとりの意識だと、ひとたび大好きな社会の世界へ飛び込める。読書をしていてもそこからイマジネーションが広がり、現実の友人や憧れの人や仄かな夢と繋げたりして心地よい。スケジュール帳をひらいても、行きたい展示会や観たい映画、会いたい人との計画を練ってわくわくする。私はどちらかといえば、やりたいことはすぐ行動にうつしたいし、好奇心に従順なタイプだ。行動に起こせば、発見も学びもあるし、新たな縁や出会いが生まれる。今までの自分は、そうやって歳を重ね

          社会と家族のあいだ

          名刺

          名刺を持たなくなって何年だろう。出産を機に退職してからだから丸2年か。気持ち的にはもっと長いように感じる。 今は大して仕事をしていないけれど、時々名刺交換の場に出くわし、その度に居心地悪い気分になってしまう。いつも相手の名刺をいただきっぱなしでお返しに「ごめんなさい、名刺がなくって」と言い訳を添えているのだ。 そもそも、名刺交換時に名刺を渡せないことが失礼にあたるのかどうか。正直なところ、よくわからない。本音を言えば、別に失礼にならかいのではないか、と思っているところがある

          あたらしい習い事

          10月からあたらしい習い事をはじめた。ずっと習いたかった、金継ぎ。大人になって、もっと詳しく言えば、結婚出産後に習い事をするのは、ファイナンシャルプランナー、アロマテラピーにつづき3つ目の習い事だ。20代は仕事ばかりでアフター5なんてなかったから、出産後のこのタイミングで気になる習い事は思い切ってやるようにしている。今日は金継ぎ授業、第1回目であった。 参加者は、今までと同じように先輩主婦が多く、ならではの和やかな雰囲気がとても微笑ましく居心地がよい。途中だしてもらった珈琲

          あたらしい習い事

          ときどきふと、考えてしまう。 もし、あの人と一緒になっていたら。 もし、あの街にとどまっていたら。 後悔先に立たず。 隣の芝生は青く見える。 無いものねだり。 、、、。 もうすこし、様子をみるか。

          ときどきふと、考えてしまう。 もし、あの人と一緒になっていたら。 もし、あの街にとどまっていたら。 後悔先に立たず。 隣の芝生は青く見える。 無いものねだり。 、、、。 もうすこし、様子をみるか。

          きょうのいちにち

          8月6日の広島。広島にとって、一年で一番特別な日。 それなのに自分は、朝から些細なことでイライラが募り、ムスコとの波長も合わず。生理痛や暑さのせいもあり、我慢しなきゃと思えば思うほど、ムスコにきつく当たったりしてよくないループが始まっていた。 すかさず、オットにも「なんだかイライラしてしまう」とあらかじめ宣言。すべて生理と暑さを理由に、自分の発言でオットに嫌な気分をさせたくなくて、言い訳みたいに愚痴をこぼしつづけてしまう。しんどいけれど、午後からは外出しよう。 ム スコを両親

          きょうのいちにち

          ムスコの寝顔を見ると、昼間、こちらの都合でイライラしてついキツく当たってしまったことや、ひとりになりたくて親に見てもらって出かけて(逃げて)しまったことを、すごく謝りたくなる。でもムスコの寝顔は、そんなこといいんだよって言ってくれてるみたいで、余計にゴメンネって気持ちになる。

          ムスコの寝顔を見ると、昼間、こちらの都合でイライラしてついキツく当たってしまったことや、ひとりになりたくて親に見てもらって出かけて(逃げて)しまったことを、すごく謝りたくなる。でもムスコの寝顔は、そんなこといいんだよって言ってくれてるみたいで、余計にゴメンネって気持ちになる。

          オットの買い物 そのイチ

          オットはまるで物欲がない。そのうえ物持ちがよく、めったに物を買うことがない。洋服もそんなに興味がないようで、私が買ってきたものを割と何でも来てくれる。その無欲さは時々心配になるくらいだった。(←将来のために自己投資したら?という老婆心から)というワケでオットはガッチリおこづかい制だ。 とはいえ、働いているのはオットなので、その尊厳を守るうえでも、一応きちんとした額を設定している。けれど、毎月結構あまっているようで、月末になると家の貯金箱にお札を小さく折っていれていたり、とき

          オットの買い物 そのイチ

          ちょっと言えない

          思えば私は、何かと、「ちょっと、言えない」人生を送ってきたようだ。 日頃は、案外思ったことは言えるほうで、良いことも悪いことも、きちんと伝えていきたいな、と思っている。けれど、振り返ると、ここぞというとき、しかも大事なことが「ちょっと、言えてない」。 それは、結婚指輪を決めるときのこと。結婚指輪なんて、一度着けたら一生モノ、いつでもどこでも身につけておく大切な存在。特に私は普段アクセサリーをつけることが少なく、アクセサリー選びもあまり慣れてない。だからこそ、結婚指輪を選ぶの

          ちょっと言えない

          割れると、継ぐ

          今日と、それから昨日と、つづけて食器が割れた。今日は夕食のときにオットがグラスを運んでいたときに手を滑らせて、昨日は夜、洗い物をしているときに私がガラスの蓋をシンクに落としてしまって、割れた。それは一瞬の出来事で、形あるものが姿を変え、形のないものになってしまう。どうしようもなく、切なく、心が痛い。 私はこれまでに何度も大切な器を割ったり、欠けたり、そのたびに心がぎゅーっと、そしてそのあと自分のこころのはじっこも欠けてしまったような、冴えない気持ちになってきた。そのことは、

          割れると、継ぐ

          オットの両親から愛猫の動画が届く。そこには両親の生活感漂う台所でじゃれあう猫の様子が。嬉しかったのは、映像の主役の後ろに映る、ムスコの写真。私が前に送った旅先でのムスコの後ろ姿だ。義母は、日々立つ台所のわりと真ん中に、その写真を飾ってるようだった。いかにもオットの両親らしいよな。

          オットの両親から愛猫の動画が届く。そこには両親の生活感漂う台所でじゃれあう猫の様子が。嬉しかったのは、映像の主役の後ろに映る、ムスコの写真。私が前に送った旅先でのムスコの後ろ姿だ。義母は、日々立つ台所のわりと真ん中に、その写真を飾ってるようだった。いかにもオットの両親らしいよな。