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[上司と部下の勘違い度チェック]#2(愛される上司)「実際に部下が上司に求めていること」

前回の#1の「部下側の勘違い」に続き、今回は「上司側の勘違い」「実際に部下が上司に求めていること」を、アンケート調査した結果を元にご紹介します。
実際に勘違いをなくし、魅力的な上司(モテる上司)になるために、最後までお付き合いいただけると幸いです。

みなさん、健康診断、人間ドックには定期的に行きましょう。早速ですが、調査概要は以下の通りです。

◻︎調査概要 -添付-


続いてアンケート結果は次の通りです。

◻︎調査結果 -添付-

どうでしたか?
各々の質問・調査項目は事前アンケートの自由回答で多かった項目で実施していますので、あしからず。

上司側が求められていると思っていることと、部下側が実際に求めているものの一番は「責任力・決断力」です。これは一致してます。
(事前アンケートで、責任力も決断力もほぼ同票だったので、一緒にしました。)

やはり、上司はこうあるべきという考え方は世間的に一致していることがわかります。
確かに、ドラマや映画を見ても、上司キャラは「全責任は俺がとる!」がジュワポイントですよね。
私もこのセリフ通りではないですが、これ的なものは言ったことあります・・・
言わなくても、そういう思想では常にいるつもりですが、言葉にすると内心ヒヤヒヤします。ただ、ヒヤヒヤするからこそ、周りに常に気を配るようになり、普段では見えない部下一人ひとりの魅力を発見できたりします。
(経験上、人の良い面を見つけられる人は、自然と性格も雰囲気もポジティブになり魅力的にみえます。詳しくはまた別の投稿で。)
これは、三番目に多い「愛情」を注ぐことにも繋がります。
何より、成果が出た時の達成感ややりがい、モテ度は半端ないので、オススメです。(股間のあたりがキュンとしぱなっしですので、使い所は一考の余地有りです。)
それと、責任を取る、決断するという行為は、周りを信頼・信用していると言う体現にも繋がります。
怖いことですが、言葉よりも相手に伝わる行為なので気に留めておいてください。

勘違い問題はこれからです。

責任感・決断力以外、基本ズレてます。
それだけ、職場の人間関係は難しいと言うことですかね。勘違いばかりです。
「親近感」「愛情」「ユーモア」に差が出るのは、コミュニケーションが減っていると言われている要因に思えてきます。
これを見ると、最近、飲みを断る若者が増えたとか、仕事が終わったら帰るなど、「最近の若者は・・・」と言われていますが、マスメディアが取り上げているだけで、実際は上司側が避けている印象を受けます。
恐縮ですが、私の経験から言うと「親近感」は仲良くなるや「敬語」を気にしないなどと勘違いされがちですが、職場で上司に親近感を覚えるのは、チャーミングさです。
ここでいうチャーミングは、端的に言えば、曝け出しているや喜怒哀楽を出すと言うことですが、このハラスメント敏感時代に「怒」なんて出せません。
ましてや、「哀」なんて出したら上司としての威厳もなくなります。
では、どうしたらいいか。
人それぞれですが、共通として例を上げるなら、会話の緩急です。
好きなもの、良いことを話す時は明るい表情、嫌いなものには嫌な表情にするだけです。
これが不思議と、あなたが自分でも気づいていないチャーミングさ、魅力が周りに伝わります。
言い換えると、「心・技・体」・・・いきなり道場かのような話になりますが、
人は、この心技体の3つのうち、どれか一つでも高まればあとの2つはついてきます。
自分に合った1つを出すだけで、感情・表情・声・行動の表現が豊かになります。
トレーニングは必要ですが、やろうとせず、「そう言うもんなんだ」と気に留めておくだけで十分です。
私は、今は教える側、作る側に回りましたが20年間、国内外問わず俳優やプロデュースもやってきました。
人はやろうとすると全くできません。緊張の原因もそうです。
その話は、またの投稿でやるとして、私が出会ってきた著名人も出し方はそれぞれですが、自然とこのチャーミングさが伝わってきました。
ディズニーや宮崎作品の登場人物が魅力的に見えるのも、この表現が大きく、しっかり描かれているからです。

目を向けないだけで、自分を魅力的に見せる要素は、全員がすでに持っているものです。

さらに、これはプレゼンにも応用できます。
本当に言いたいこと以外は、明るく言葉を立てながら早く説明し、伝えたいこと言いたいことは逆にゆっくり説明したり、トーンを下げて話す。緩急をつけることで素直さも伝わり、自分の話を周りは自然と集中してきくようになります。

このチャーミングさを意識することで、「ユーモア」「謙虚さ」の印象も合わせて、周りに与えられますので心に留めておいてください。
あと、親近感や愛情、ユーモアを出そうと部下にやたら絡む上司がいますが、それだけは控えましょう。普段は受け身でドンと構えておいてください。
「押し売り」はそのモノの本来の価値を下げてしまいます。
さりげなく「なんでも、遠慮なく聞いてね」程度が理想です。
親近感や愛情、ユーモアは、表現するものではなく醸しでるものなので、あくまでも意識する程度にしておくのが得策です。
意識しているだけで、徐々に自然とできるようになります。
ダイエットもそうですが、決してやろうとはせず、意識し続けてください。
端的にいうと、「こういう人間になりたいなぁ」と、なりたい人・キャラクターでも良いので常に思っておくことがおすすめです。


次に「頭の良さ」(実力)は、#1の部下側の勘違いと同じでズレが大きいです。立場的なものなどで、仕事の成果を求められていると意識しがちですが、実際は人間味を求められているのかもしれません。
仕事の成果は、チームや会社全体で見るものなので、一人で抱え込まず、周りと協力して一緒にやって行きましょう。
幸せは全員で、苦は分散を心がけましょう。

「清潔感」は年齢とともに気になってくるものですが、「自分だけ」にはならず、周りに余計な不快感を与えないよう心がけていれば自然と清潔感は出てきます。

「厳しさ」は頭ごなしに、自分の理想を押し付けず、その人に合ったやり方ができるよう導いてあげてください。
その人の個性を活かすことを第一に考えてください。
最近は「ブラック企業」と言う言葉が定着するぐらいハラスメントに敏感な世の中になり、厳しさによって与えられていた、目標や野心、それぞれの職種でのやりがい、魅力を伝える術がなくなりつつあります。
ですが、あくまでも、「理不尽」と「厳しさ」を履き違えないでくださいね。
今でいう「厳しさ」には愛情ではなく、「理不尽」への不満が含まれています。
それさえ、理解していれば大丈夫です。
その人のことを思うとどうしても、語気が強くなってしまうものです。
ただ、それは今の職の楽しさや魅力を伝えること、そして何よりその人の将来を思うことにも繋がります。
また、ハラスメントを気にしすぎて、「無関心」にならないのが重要です。

上司は、周りに気を配り、その人を「理解している気」ではなく、よく知ろうと心がけ、その人に合った接し方で、仕事のやり方を手助けする。
そして、自分を分かりやすく率先して表現をする。
謎な面は、プライベートだけで十分です。

長々とありがとうございました。
色々と大変だとは思いますが、みなさん、健康第一で。
無理せず、頑張ってください。

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