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順調な船出から着実な前進へー個人事業主1年目を振り返ります


はじめに

フリーランスのアスレティックトレーナーとして活動する、徳田晴宣(トクダハルノブ)です。プロアスリートのケア&コンディショニングや都内の大学パフォーマンスセンター、野球振興活動、県内の高校野球チームなどに携わっています。

静岡県の駿東郡長泉町を拠点に活動を開始して、来年で2年目に突入します。

業務委託形態でスポーツマネジメント会社やトレーナー関連会社、プロアスリートなどから依頼を頂き、様々な活動に携わらせてもらいました。

それぞれの活動で得た経験を糧にして、2024年はさらに活動の幅を広げられるとうれしいです。

今年1年の活動を振り返りながら、来年どのような1年にしたいか、どんな活動に挑戦したいかなどについてお書きします。

活動レビュー

プロ野球選手たちの自主トレサポート

個人事業主としての活動は、ここから始まりました。

静岡市内で行われたプロ野球選手の自主トレをおよそ3週間、サポートしました。

・コンディショニングエクササイズの指導

・練習サポート(ノッカーやブルペン捕手など)

・ランニングプログラムの立案および実施

・ケア&コンディショニング

などを行いながら、自主トレに参加した8名の選手たちの体作りを後押ししました。

自主トレ初日の前夜、緊張しすぎて全然眠れなかったことを今でも思い出します。

”今まで積み重ねてきたことをしっかり発揮しよう”

”密にコミュニケーションを取って、選手たちにとってベストな選択を取ろう”

とても緊張感ある現場の中で、トレーナーとしてやるべきことを冷静に考えて、職務を全うできたことが大きな自信につながりました!

米国で活躍する日本人アスリートのサポート

スポーツマネジメント会社より委託を受け、米国で活躍する日本人アスリートのパーソナルケア業務を担いました。

5月と7月にそれぞれ3週間ずつサポートし、パフォーマンス発揮に必要なケア&コンディショニングを施しました。

プロテニス選手の海外ツアートーナメント帯同

理学療法士の先生よりご紹介いただき、プロテニス選手の海外ツアートーナメントに3週間、帯同しました。

ツアートーナメントを勝ち上がるために何が必要か、を改めて考えるきっかけとなり、本当に貴重な経験をさせてもらいました。

代表チームのアスレティックトレーナー

11月上旬からおよそ2週間、とある競技の代表チームのアスレティックトレーナーとして活動しました。

これまでアスレティックトレーナーとして代表チームに関わった経験がなく、依頼を頂いたときはうれしさよりも不安の方が勝った、というのが正直なところでした。

不安な気持ちを抱きながらも

”今まで積み上げてきたことに自信を持って、やるべきことに徹しよう”

と思い直し、自分なりによい準備を積み重ねられたことがとてもよかったです。

『自分が思い描く最高のシーンで、力を発揮できるようになること。それが自分自身の大きな価値。』

プロ野球解説者・藤川球児さんがこのように話していたことをそのときに思い出し、これまで積み上げてきたことを十分に発揮できました。

この活動で得た経験や知見を必ず活かして、より良いトレーナー活動に繋げられればと思います。

個人事業主としての働き方

充実した日々を過ごせた一方で、個人事業主として多くの課題を感じた1年でした。

特に報酬未払いのトラブルに見舞われた今年の春先は精神的にかなりきつく、個人事業主としての働き方を深く考えさせられました。

アスレティックトレーナーとしての技術を磨くだけではなく、自身の立場を守り、継続的な仕事にするための後ろ盾をしっかり作らなければなりません。

報酬未払いのトラブルを経験した以降は、行政書士の先生に契約書の作成を依頼し、同じようなトラブルに見舞われないように対策しました。

契約書の作成をしてもらうだけではなく、契約書の見方に関する色々な
ポイントも学び、個人事業主として必要な勉強を積み重ねました。

下記の有料noteにその内容をまとめたので、よかったらお読みください!

2024年の目標・展望

今年の活動を2024年も引き続き継続しながら、新たな活動にもどんどん挑戦したいと思います!

中学生年代の野球選手への指導

現在、定期的に指導する県内の高校野球部だけではなく、中学生年代の野球チームにも携わり、選手たちの体作りや競技力向上に貢献できればと考えています。

アスレティックトレーナーが持つ専門性を必要とするチームや選手が多く、けがをしないための体作りやコンディショニングをさらに啓蒙していかなければなりません。

・週に1回の頻度で関われる中学野球チームを1つもしくは2つ探して、実際に指導できるよう働きかける。

・野球振興活動の一環として行う選手育成事業にも貢献し、中学生年代におけるトップレベル選手の指導に関わる。

体の成長が著しく、けがの発生リスクが高いとされる中学生年代にコンディショニングの概念や実施方法、ポイント、体の使い方をお伝えして、好きな野球を思う存分プレーできる環境を作りたいと思います!

学生トレーナーや同業者の方々とのつながり

トレーナー志望の学生やスポーツ現場で今後、活動したいと考える同業者とのつながりを作り、いま指導に関わるスポーツ現場や指導先のチームに足を運んでもらいたいと考えています。

今年は、現在の拠点である静岡県の長泉町を離れて、長期出張に行くことが多く、定期指導を行うチームのスタッフに大きな負担をかけてしまいました。

それぞれの活動先でトレーナーの数が足りない課題もあり、トレーナー間のつながりをさらに強化する必要性をとても感じました。

自分1人だけでは手に負えない部分がどうしても出てきてしまうので、業務の効率化をうまく図りつつ、現場に関わってもらう方とのつながりも作れたらうれしく思います。

コンディショニングに関する座学形式の講習会開催

各世代で上のレベルを目指して練習に励む野球選手を対象にした、座学形式の講習会を開催することが1つの目標です。

自ら進んでコンディショニングを行い、"自分の体を自分で管理できる力”を養うことが非常に重要であり、そのために必要な知識や実践方法を啓蒙する必要があるからです。

これまでスポーツ現場や医療機関で多くのアスリートにエクササイズ指導やケアコンディショニングを行ってきた経験をもとに、より良いコンディショニング方法をお伝えできればと思います。

おわりに

色々な活動を通して、自分自身の成長を実感できた1年となりました。

今年1年のなかで活動して得られた経験や知見を糧に、自分自身がどれくらい成長できるか、より良いサポートを提供できるか、が来年の大きなポイントです。

着実に前進して、今年以上に活動の幅を広げられたらうれしく思います!

先日、イチローさんが宮古高校野球部の指導に行ったときに話していた言葉がとても胸に響いたので、最後にそのお言葉を紹介できればと思います。

高校生に、「世界一を経験。達成した後に大切なことは?」と問われ・・

「大事なことはもう終わった時点で、残酷だけど終わってるんだよね。引きずっていたら次に進めない。全部、過去になっているからね。ずっと持っている人は次にいけない。」
※(記事の内容を一部抜粋)※

お知らせ

先日、【業務委任契約】をテーマに書いた有料noteを公開しました!

私が実際に経験したケースを紹介しながら、スポーツチームと新しく契約を結ぶときの注意事項や契約書作成のポイントをわかりすく解説しました。

表立って書けない内容のため、有料noteにしておりますが、スポーツ現場で働くトレーナーやセラピストは必読です。

ご興味がある方はぜひお読みください!

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静岡県の長泉町でケア&コンディショニングを行っています。

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