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1、【10年以上続く事業】をはじめるために最初に考えるべきこと

「私の住んでいる地域を活性化したい!」そんなあなたの想いをサポートしたい !Мの行政書士・上杉哲哉です

(福島県会津若松市と栃木県日光市に在住しています)

【10年以上続く事業】の最初の一歩

10年以上続く事業はそう多くはないといわれています。[10年以上続く事業]そして[将来も成長し続ける事業]。そんな事業を始めるためには、最初の一歩が肝心ですよね!

そのために着目すべきことは何か?

それは、
[その事業で何を解決していきたいのか?]
[その解決は、将来のどのような実を結ぶのか?]


私たちが生活するこの社会によーく目を凝らしていくと、誰かの力になれることって実はたくさんありますよね !

そんな、【社会的課題の発見】(人々は何を求めているのか?)が【事業構想を具体化するカギ】だと私は考えます。

今回は、なぜ事業で最初に社会的課題を発見する必要があるのか?その重要性について考えてみましょう。


●世の中にあるすべての事業は何かしらの社会的課題を解決している!


つまり、誰かの役にたっている
社会に不足しているものを見つけ、解消すること。それが事業なんですね!

社会に渦巻く「不平・不満・不安・不足・不便・不都合・不幸・不快・・・」
このように社会に存在する「不」のつくものが解消できると、そこに対して誰かが喜び、価値を感じ、そこに代価が発生します。そこから収益を得ることができるようになり、それが事業という形になっていくのです。

例えば、家庭で食事をするとき…

①家庭で食事をするには何が必要でしょうか?
・まずは〈食材の調達〉です。

②では、食材を調達するにはどうしなければならないでしょうか?
・本来は・・・野菜ならば栽培する必要があり、肉・魚ならば、狩猟、飼育する必要があります。

③しかし、仕事や家事で栽培や狩猟、飼育をする時間が取れる人が少ないのが現実・・・
・この食材調達をする時間をとれない家庭が多いということが、社会的課題ということになります。

④食材調達する時間が取れないという【社会的問題】を解決するには・・・
・代わりに、野菜栽培や、肉・魚を狩猟・飼育してくれる【事業】があれば解決します。
・農業や畜産業者、さらに食材を食卓で食べやすい形にする食品加工業もこの社会的課題を解決する【事業】です。

⑤さらに、遠隔地で生産された野菜・肉・魚を個々の消費者が直接買いに行くのが難しいという社会問題の解決するために・・・
・食材を遠隔地から取り寄せる仲卸業や小売業、食材を仲卸業者や小売業者に届ける運送業という事業が、この社会的課題を解決する【事業】です。


★このように、農家、畜産業、加工業、仲卸業、小売業、運送業という「事業者」が、仕事などで時間が取れず食材を調達できないという【社会的課題】を連携プレーで解決していきいます。

★これらの課題が解決されたことに対して、食材の消費者は、そこに価値を感じ、各事業者に対して代価を支払うようになります。それが【事業】なのです。

―まとめ―

・事業とは【社会的課題】を解決すること
・【社会的課題】を解決するときに、誰かが喜び、そこに価値を感じ、代価が発生します。そして、その事業が、日々、人々の必要に敏感に目を凝らし続ける事で、より成長し、事業を長年にわたり継続し、ますます深みのある助け人、事業者として社会に貢献していくようになります。
・よって、事業を始めるようとするときに、まず【社会的課題】を発見すること。この事を、時間をかけて考えていく必要があるのです。


 ここまで読むと「当たり前のことじゃん!」と思うかもしれませんが、この基本的な部分がいかに重要か、事業を始める時も、また起動にのって成長する過程でも、この基本がいかに大切なことかをより実感するようになると思います。

今回は、事業における課題発見の重要性について考えました。
次回は、事業につながる社会的課題をどうすれば見つけることができるのか?【社会的課題の発見方法】について学んでいきます。

最後までお読みくださりありがとうございました。

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