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全無思考? 考え方のクセ 1/10 個目

この試験に失敗したら、この面接に落ちたら、この提案が受け入れられなかったら、「わたしの努力は全て無駄になる」、「やっぱり自分は何一つ完璧にこなせないんだ」などと思ったことはないですか?

これが考え方のクセ10パターンの一つ「全無思考(100-0思考)」と言われるものです。完璧かそうでなければ成果はゼロだという考え方です。オセロのような白黒思考や完璧主義ともいわれます。

他にどんなパターンがあるか、パターン一覧は、こちらをどうぞ。それぞれのパターンの詳細は別の記事です。

この記事では、ストレスを感じている方やもっと人間関係を上手くやりたいと考えている方に向けて、少しでも知っていることが増えて、対処する可能性が高まればと思いご紹介しています!


それって妥当な考え方?

完璧主義と他人から言われる人は、この傾向が強いかもしれません。ちょっとしたミスでも、これまでの全てが無意味に思えてきます。

あるいは、「悪」か「善」か、「敵」か「味方」か・・・・・。

この考え方は妥当でしょうか?本当に無意味なのでしょうか?他人は敵と味方しかいないのでしょうか?

テストを例にとってみます。100点か、そうでなければ0点。そういう考え方です。つまり、100点=OK、99点以下はすべて0点と同等・・・・本当に妥当なのでしょうか?

極端すぎる考え方は時に自分を苦しめることになる、窮屈な考え方です。

特に子育て中の親御様の場合は、ストレス過多となる考え方かもしれません。「〇歳くらいの子どもはこうあるべきだ」「男の子は・・・・」「女の子は・・・・」これが全無思考的であると辛い状況が生まれやすいです。

子どもはたいてい、思い通りにならないことの方が圧倒的に多いはずです。

50%の自分も自分です。それで良いはずです。グレーゾーンだってあって良いはず。子どもなんてそんなもん!完璧な人間はいないはずなのです。

結果と同等にプロセスも認めることが大切です。物事の見方は多様です。何か行動を起こしたとして、学びも成果も失敗すらない全くの0(ゼロ)なんてことはあり得ないでしょう。失敗も経験です。全無思考(100−0)。

クセは悪いことだけではない!

全無思考にも良い点があります。

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