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妄想紙[vol.24] June 2023

ゼミが始まり1ヶ月。ワークショップやカフェゼミ、越境など今年度初の活動も出てきた。特に学外でのゼミ「カフェゼミ」では、社会人やゼミ生以外の学生とも男性の子育てや育休など、テーマについて対話をする機会になり、印象に残ったゼミ生が多いようだ。


越境

◆私が行った道を、あなたも/ヨンソ

Wheelogとは、団体であると同時に、みんなが利用できるアプリでもある。車椅子でもあきらめない世界をつくるため、アプリを利用している利用者とバリアフリーマップを作っていくという趣旨を持っている。アプリではお店や駅、ビルなどの多目的トイレの情報や、通る道の便利さなど、さまざまな情報が確認できる。


◆こどもか大人か/せんざいさん

しっかりしていてすごいねと私が言うと、ここは公共の場なので、とその子はあっさり言った。こんなに周りを見ているのか。公共の場という意識も相手の気持ちを考えられることも素晴らしい。中学生だってこんなに大人な対応ができるのだと驚かされた。そして同時に、それに甘えるようではいけないと思った。特に、こちら側が不安定であることで気を遣わせるようなことはないよう気をつけなければと気が引き締まった。


◆お金では測れないものの価値/まめきち

「ブリキ堂奇譚」というお芝居を見に行った。路地裏にあり、観客も10人ほどしか入らないような小さなライブハウスでそのお芝居は行われた。お客さんの来ない小さなブリキ堂の店主が、ある女の子と出会いお客さんが来るようにお店をリメイクしようとする。そのためにブリキ堂に昔からおいてある古道具達を捨てなければならなくなるが最後に店主が”お客さんに来てもらうことよりも自分が大切にしてきた古道具達を守ることの方が自分にとって意味のあることだ”と気が付き、古道具達を生かしてお店を変えていこうとする、というストーリーだった。


◆おしゃべりも大切/みき

私はどちらかというと勝ちたいからバスケを続けてきたタイプで、なつはサッカーそのものが好きで続けてきたタイプ。「サッカーがうまいとかではないんだけど、ボールを蹴るのが好きなんだよねー」ってなつ言ってるのを聞いて、私と全然違うなって思って面白かった反面、同時に私がかなり外発的動機で動いてるな〜、結果にこだわりまくってたんだな〜って気づきました。




ゼミ(学生相談室/グラレコWS)

◆頑張りすぎないで/ミカン

”ストレスの原因からの回避と書いていますが、回避は現場から逃げるみたいな感じで良くないのではないんですか?”このような私の質問から返って来た答えは”頑張りすぎて回避はダメだと考えてるのではない?”だった。あと私の質問がどのような自動思考なのかも説明してくれた。この時私は涙がでてしまった。少し落ち着いたあと、考えてみると私は最近頑張りすぎて疲れていても続けて頑張らないとダメだと思いながらストレスを溜めていたのだ。


◆グラレコの魔法:抽象から創造へ、思考のパラダイムシフト/梅マヨ

僕は絵を描くのが苦手だ。絵を描くといえば美術館にあるような崇高なアートを想像してしまうのでそのハードルの高さに怖気ついている節がある。その点グラレコは○△□のような図形や簡単な曲線を使って描いていく。最初は自信がないので中々手が進まなかった。しかし描いている内に簡単な図形や曲線で多様な絵を描けるようになっていた。



カフェゼミ(育休/男性の子育て/場づくり)

◆当たり前と決めつけない/メイ

「社会が男性を育児から排除している」と言う言葉に自分は深く考えさせられた。考えてみると薬局のオムツや、ミルクなど赤ちゃん用品があるコーナーには赤ちゃんと母親がパッケージにされているものがあるが、父親と赤ちゃんがパッケージにされているものがなかった。今まで自分も母親が育児をしているイメージがあったため気にもしていなかったが、社会が男性を育児から排除していると言う言葉を聞いてから赤ちゃん用品のパッケージなどに目がつくようになった。


◆もっと知りたい/のり

「将来、結婚して子供ができたら旦那さんに育休を取得しもらいたい?」と聞かれた。私はすぐに、「とってもらいたい」と答えた。同時に、働く女性はみんな男性にも育休をとってもらいたいに違いないと考えていた。しかし、もう一人の社会人の女性が、「育児は自分がやるものと母に言われてきたし、自分の会社では男性が育児をとることなんて現実的に無理だと思う。」と答えた。私は、これが自分の持つ意見とあまりにも違い、驚いた。


◆全否定ではなくアップデート/こんぺい

父親2.0とは俗に言う“イクメン”。“楽しく育児をする父親”が父親3.0のことである。私は、場の雰囲気に流されて父親2.0を頭ごなしに否定していた。しかし、過去を踏まえたうえでの父親3.0であるという平野さんのこの発言で、自分の認知の歪みを見つけた。父親3.0は父親2.0があったうえでのアップデートなのである。


◆だから任せられる/しょう

やらなきゃいけないことばかりに気を囚われて、「それを消化するにはどうすればいいか?」ということしか話せなかった。目的は場を温めることで、その為に自分達が楽しめる企画づくりをするはずだったのに、優先順位や担当を決めたり、作業的に進めてしまっていたのだ。そんな自分達に長岡先生から「この場で最初にするのはコンセプト共有だ」という話があった。


◆自分との対話/リンメイ

父親を育児から排除する要因となっていること、父親の「”孤”育て」や、男性産後うつが問題視されていることに初めて意識を向けた。私は女性という立場、また将来は母親になるかもしれない立場におり、一方的に、父親の当事者意識の問題と捉えていた。そのため、男性側・父親側の苦悩は予想外の視点だった。


◆とある大学生の日常/さとし

大学生は授業を受ける。眠い目をこすり、喉の渇きと頭痛に耐えながら学校に行くこともある。それでもたまに行ってよかったと思う時がある。5月25日 長岡ゼミの中で育休についての興味深い話が出た。



その他(組織論の授業)

◆やっていないけど、あきらめてはいない/おたに

私は、出発時点で経験を積んでいればそこで得た考えなどが仕事に活きると思っていた。だから、資格はいつ合格しないと、学生で留学に行けない…等の強迫観念があった。しかし、神谷さんは働く中で生じた疑問の補強、目標の実現のため、大学院での勉強をされていた。明確な目的を持たず「しておけばいい」と考えていた私は、留学や学習をする自分を作るパフォーマンスをしようとしていたのかもしれない。


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