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お金では測れないものの価値

5月27日、私は「ブリキ堂奇譚」というお芝居を見に行った。路地裏にあり、観客も10人ほどしか入らないような小さなライブハウスでそのお芝居は行われた。
 
お客さんの来ない小さなブリキ堂の店主が、ある女の子と出会いお客さんが来るようにお店をリメイクしようとする。そのためにブリキ堂に昔からおいてある古道具達を捨てなければならなくなるが最後に店主が”お客さんに来てもらうことよりも自分が大切にしてきた古道具達を守ることの方が自分にとって意味のあることだ”と気が付き、古道具達を生かしてお店を変えていこうとする、というストーリーだった。その演劇のなかで店主が言った「僕は大切なことを忘れていた。店が繁盛したところでこいつらがなくなったら僕はちっともうれしくない。」という言葉が私の中にとても印象強く残っている。

大学生になって、今までよりもっと人生におけるお金の優先順位が上がってきていた。そんな私にとってお金では測れない価値のあるものの温かみを再確認できる場であった。私が大切だと思うものを大人になっても大切にしていたい。


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