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Footwork & Network vol.21

Footwork&Network、略してF&Nは「出会った人」を紹介することを通じて、自らの越境活動について書いていくマガジンです。2022年度初刊は3年生による記事です。「新たに出会った人々」の中から1名にフォーカスするということで、今回は研究室のメンバーから選んで、紹介記事を書いています。

◆行動の裏側に / あべちゃん

ののかはオンラインの人から文字が見えないと伝えられるやいなや、誰よりも早くカメラの向きを調節していた。大多数が同じ空間に集まっていると、自然と対面で参加している人の意識は教室に向き、オンライン組を置いていきがちだ。私が「自分がどう振る舞うか」しか考えていなかったとき、彼女はこの場だけでなく、オンラインの人のことまで気にかけていたのだ。

「ゼミでの出来事」より


◆「崩し」から生まれる場作り / かのむ

彼が意図的に場作りを行っていることを強く感じたのは、今回のF&Nにむけて3人1組でインタビューを行っている時であった。
・・・
ぜんがインタビュアーとなりインタビューを行う際に最初の質問で「今日の朝は何を食べた?」と聞いたことに私は衝撃を受けた。

『「場作り」の重要性 』より


◆苦手って、原動力になるんだ! /よしこ

ゼミに入ったばかりのときから、彼女がよく口にしていた言葉がある。それは「人と話すことが苦手」ということだ。長岡ゼミでは対話する機会がとても多い。私だったら、苦手なことをするゼミに入りたいとは思わないだろう。しかし彼女は、自分が苦手とすることをむしろ積極的に選択肢に取り入れているように思えた。

「"ニガテ"を選択肢にいれてみる」より


◆出会い、そして気づき / ののか

最初の質問で「なんで経営学部に転部したの?」と私が聞き、かのんが理由を答えてくれた最後に「転部についてする前もした後もこんなに深く考えたことない」と言ったことだ。そのときは、転部が大きい決断でもなければ、当たり前のように語るかのんが不思議で仕方なかった。

文章より


◆人と繋がりがあってこその彼 / かのん

ゼミの対話の中で、褒められると期待されすぎているようでプレッシャーに感じてしまうというあべちゃんの言葉が、共感する部分であり印象的だったのを覚えている。人との繋がりがなくてはプレッシャーを感じる場面も生まれないのだが、場づくりによる心地よさは他者との繋がりがなくては生まれないように思う。

「他者との繋がり」より


◆マイペース?いや、マイセンス! / なつ

「マイノリティだったなって思う経験はある?」という話題になった。すると、おぐらは、「中学生の時に、友人と2人で学校にランドセルを背負って行ったことがある」と言った。

『「面白そうだなーって思って...」』より


◆培ってきたこと / おぜん

演劇をやっていく中でAさん自身で身についたことを聞いてみた。Aさんは「人前でスイッチが切り替えられるようになり、緊張することがなくなった。」と言っていた。

「スイッチの切り替え」より


◆軽やかに、次の場所へ / あすか

リラックスした雰囲気の中、カノムがぽろりと口にした「一期一会じゃないけど、繋がりを持てた人との関係性は大切にしたいとより思うようになった」という言葉や、「場所に固執しなくなった」という言葉は、私の中で非常に印象的だった。

「カノムの言葉」より


◆真っ白な皿でいただきます / おぐら

目の前のことを素直に受け止める感性を手に入れるとどうなるのか。
人の頑張る姿や凄みを素直に感じることで自分を前向きにできるのではないか。前述のように昔よりは他人を素直に認める力が付いたからか、今回のよしこへのインタビューではこの感覚をたくさん実感できた。

文章より


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法政大学経営学部長岡研究室とは「創造的なコラボレーションのデザイン」をテーマに、古い価値観や慣習に囚われず、自由闊達に個性を発揮しながら、一人ひとりの多様性を受け入れる、明るい未来を先取りした創造的な暮らし方、学び方、働き方 ・・・の姿を探り、描き、つくる、"未来志向" の実践活動 に取り組むゼミ。

Twitter / facebook / HP

#MELCブログ #FandN


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