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TLA Magazine vol.6 【アカデミーを通しての私たちの学び】

この連載は、アカデミー生がアカデミー生にインタビューを行い、リアルな声を記事としてまとめた企画です。

interviewer / writer
島﨑 恵茉
好奇心の赴くままに生きる東京都在住の高校2年生。音楽と対話が好き。アパレル産業に生じている社会問題の解決を目指している。

新宅 悠生

食が好きな大阪府在住の高校2年生。"学び"のために活動中。将来は生物工学を学びたい。
interviewee
じゅんぺい

長野県 高校2年生
去年、仲間とともに立ち上げた日韓青年会議は、日本と韓国の学生が社会的タブーにとらわれることなく、歴史について自由に議論する場を提供しています。この活動を通して、学校では得られない『ワクワクと驚きに溢れた』学びを提供しています。

はくほ

東京都 高校1年生
岐路に迫られてる人が自分のわがまま通りに人生を歩むための一冊をみなさんに届けます。きっかけは自分の周りで行動できずに悩んでる友達が僕と話しているなかで、より自分が輝ける選択をして進み始めているのをみて、自分には悩んでる人たちに動くきっかけを与える力があるのではと思うようになってことです。みんなでこの世界を行動力で満たします。

じゅりあ

東京都 高校1年生
学生同士で勉強の取り組み方を60秒でシェアする学習法共有アプリ「STUDY SCROLL」を開発しています。将来の成功への鍵となる学習法を手元にあるスマートフォンから学べます。退屈な「勉強」を、楽しい「学び」として、自分が秘めている力を最大限に活用できる世界を目指します。

たいせい

岐阜県 高校2年生
TimeLeap Academyでの学びを通して自分の夢が見つかりました。それは多くの人を感動させることです。まずは夢への第一歩として9月にある文化祭を生徒会の一員として成功させ、多くの生徒を感動させます。

ー なぜTimeLeap Academy(以下 アカデミー)に参加しようと思いましたか?

じゅんぺい
きっかけは UWC ISAK の軽井沢のラーニングフェスティバルに参加したことです。アカデミーでもメンターとしてご登壇された 株式会社圓窓 代表取締役で、琉球大学客員教授の澤 円さんとお話しした際にとても面白いお話を伺い、澤さんのことが強く印象に残っていました。その後、Facebookでアカデミーについて澤さんが紹介していらっしゃり、澤さんのような大人からお話をきくまたとない機会だと思って応募させて頂きました。教育に興味があるので、仁禮さんのような教育業界で活躍されている方の下で授業を受けてみたかったというのも理由の一つです。

はくほ
夜中に友達と遊んでいたら、たまたまアカデミーを見つけました。アカデミーのような「意識の高い集団」かつ「きもい集団」を見てみたいと思いました。アカデミーに入ってみると、いい意味で変なやつが集まっていました。
仁禮さんを彼女にしようというのが入ってからの目標でした。笑

じゅりあ
アカデミーに入った理由は2つあります。1つ目は学校の先生から送られてきた課外活動の情報を逐一確認していたことです。オンライン開催だったことから、すぐに飛びつきました。2つ目は、様々な起業家の、それぞれが積み重ねてきた人生を8ヶ月間も目の前で学べることが凄いと思ったことです。

たいせい
自粛期間中に様々な起業家の本を読んでいました。特に堀江貴文さんの本に感銘を受け、「起業家って人は面白いんだな。」と思い始めました。その際にアカデミーを見つけ、起業家教育」という言葉に引き付けられ、「自分ももっとすごくなれるのかな?」と思い、応募しました。

ー どんなことをアカデミーに期待していましたか?またその期待していたことは得られましたか?

じゅんぺい
期待してたことは「普通の学校では得られない対話型の学び」です。既存教育システムでは ”授業が面白くなく生徒主体でないところ” に問題意識を持っていました。その分アカデミーではお互いの経験から学びあえることを期待していましたし、実際にアカデミーに参加して、対話型の学びを体感することができました。一方で、オンラインだからこそお互いの距離感は微妙なこともあり、深く対話を掘り下げることができないこともありました。
また、誰もが楽しいと思う学びはないと思います。だからこそ、日本では用いられることの少ない”過去のデータ”を有効活用した教育の個別化が必要だと考えています。

はくほ
アカデミーでたくさんの友達を得ることができました。その友達は僕にとって大事な友達で、家族より大切だと思うこともあります。

ー アカデミーは全てのコミュニケーションが完全オンラインでしたが、それでも家族より大切ともいえる友達を得らられましたか?
友達になるという面でオンラインとオフラインの壁は感じていませんでした。人と正直に向き合えば友達になれると思っていて、アカデミー生には正直に向き合ってくれる人が多い印象です。

じゅりあ
インプットした内容をきちんと使える環境を求めていました。インプットはYoutubeやMITのオープンコースウェアを使用して行っていましたが、アウトプットをする環境がありませんでした。アカデミーには最初の1歩のサポートを期待していました。

ー 期待していたことは得られましたか?
最初の1歩はサポートしてくださいました。アカデミー生のみんなも事業をしていたので、さらにやる気になりました。将来は、周りの人に極力頼らずに、基本的なところは自分でできるようになりたいなと思っています。
他にも、授業で質問する機会に手があげられず、「いつも、質問する時にみんなのためにならないからいいやー。」と思ってしまうことをスタッフの方に相談した時、「アカデミー生のだれかは意味あるものだと思ってるし、もともと知ってるかもしれないけど新たなことを学べるチャンスになるよ。」と言われ、質問できるようになりました。

たいせい
アカデミーに入ることでの自分の変化や化学反応を期待していました。今振り替えってみると目に見えて変わった気はしませんでしたが、これまでの人生では出会わなかった多くの職業の人と関わることの出来たこと、仕事が大好きな大人と出会えたことが印象的でした。また、周りの友達と夢について話すことはなかった機会があまりなかったので、アカデミーで思ってることを話し合えたことが良かったです。

ーどうして「高校生で出会えて良かった」と思いますか?
僕は将来なりたい職業がまだ決まっておらず、大人の世界も知らなかったので、大人になる前に垣間見れてよかったです。

ー アカデミーでどんな学びを得ましたか?

じゅんぺい
アカデミーのみんなは人生に対して楽観的で、プロダクトに情熱的に取り組んでいることに感銘を受けると同時に、好きなことや得意なことを通じて人を幸せにすることができれば、それだけで起業と言えることを学びました。

はくほ
世界的に認められている仁禮彩香さんを筆頭に、世の中の起業家の「基準」を知りました。

じゅりあ
年齢の関係の無さを実感しました。みんな0からのスタートなのに、小学生でも信じられないほどプレゼンが上手で、もはや「怖い」と思うほどインパクトを受けました。

たいせい
自分の弱さを知りました。自分は正解が無いものにチャレンジしたり、考えていくことが苦手でした。今までは正解がある教育を受けてきて、答えを探していたので、アカデミーがいつもの学校と違うことに戸惑い、違和感を感じました。僕は正解のない問題を考えることが苦手です。

ー 大学受験など、今後の進路も考えることが増える時期だと思いますが、アカデミーを通して何か今後の進路に影響する学びはありましたか?

じゅんぺい
自分の中で進路が決まっていたこともあり、進路に影響することは特にありませんでした。

はくほ
僕もあんまり変わりませんでした。僕は中2までやんちゃしていて、学校も行ってませんでしたし、「学校教育つまんねえなあ。」と思っていました。将来や進路は楽しんだもん勝ちだと思います、金が無くても案外生活できますしね。

じゅりあ
進路はまだ決まっていません。学校の子は大学を目指していますが、アカデミーで大学に行かずに起業するという選択肢を認識できました。
アカデミーは大学より先の進路を考えている人が多く、大学を”ひとつのマイルストーン”のように認識している人が多いように思います。社会に出たときに必要なのは学歴もそうですが、その個人の”アイデンティティ”だと思うので、アカデミーで得られた学びは非常に貴重でした。

たいせい
アカデミーで素晴らしい仲間に出会えました。自分の夢に対して一生懸命な人に出会えたし、これからもそういう人たちと関わっていきたいと思います。また、アカデミー生のような人に出会うためには、「偏差値が高い大学にひとまず入るのも悪くはない選択かもしれない。」と思うようになりました。自分の夢と大学を繋げようと、進路について考え過ぎちゃうこともあったので、アカデミーは進路選択をする良い機会になりました。

ー将来どんな人になりたいですか?

じゅんぺい
「未来の教育を作っていく人」です。未来の教育を作る人とは、教育をデータに基づいた科学的な視点で捉え、個別の生徒のニーズに答えられる教育をデザインしていく人のことです。今は、教育を受けている身ですし、「未来の教育」についての自分の知識と経験が足りておらず、偉そうなことは何も言えません。でも、個人的に思うのは、もっと個別化が進んでいくのではないかと思っています。

はくほ
自分が影響力を持ち、自分がやりたいようにできる社会にできる人です
みんなが行動力でいっぱいの社会を目指します!

じゅりあ
誰かのなにかのきっかけになりたい。メンターに質問をする中で”何か”に納得して「何かに気が付いた。」「何かをしたくなった。」というアカデミー生がたくさんいて、それがすごいパワーだと感じました。

たいせい
今までは起業家になろうと思っていたけど、今は多くの人に感動を与える人間になりたいと思っています。コロナ禍で多くの人の気持ちが沈んでいて、人を感動させる、生きる活力を与える人の重要さを実感しました。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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