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verdeとタカーシーの身のない交換日記

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verdeとタカーシーの交換日記。肩の力を抜いて方向性も自由で徒然なる日々の言葉を思うがまま連ねる交換日記。この交換日記がいつまで続くのか、どこに向かうのかは、2人にも分からない…
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2024年2月の記事一覧

迷い道

迷い道

お久しぶりです。
お元気ですか?

私はこの頃なんだか色々ありすぎて、心が晴れません。
何年もかかっていた一つの縛りからようやく解放されて、ずっと重くのしかかっていた肩の荷が降りたと思った矢先に、次々と予期せぬ出来事が立て続けに起こり、ずっと翻弄されていました。

それらは一概に「良いこと」とも「悪いこと」とも言えず、なぜこのタイミングに?と驚くことばかりで。ある一つのことがきっかけで私だけでなく

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飛び立つときには

飛び立つときには

息子さんが飛び立つときが近づいているということを前回の交換日記で読んで、今回はそれについて思ったことを書いてみました。

福島から東京への上京は、私にとって新しい人生の扉を開く一歩でした。大学進学という名目の下、期待と不安が入り混じった心境で、生まれ育った地を離れました。

しかし、その背後には、言葉にできないほどの悔恨が残されていました。それは、親孝行をするという約束を果たせなかったことです。

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息子

息子

2024年。今年は自分を含め、うちの家族に色々と変化が起こるだろうと予測はしていました。去年の秋頃から。

息子の活動が活発化してきて(詳しくは書きませんが、今どきの何か配信したり描いたり作ったりしているフリーのクリエイターです)、親の庇護の元である現状の「守られた環境」から旅立つ準備を始めました。

今年に入り、その準備を具体的に少しずつ始めていて、親の私的にはいよいよなんだなと感慨深いものがあ

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冬来たりなば

冬来たりなば

冬の到来は、かつては祝福のようなものでした。白銀の世界が広がり、子供たちの歓声が空に響き渡る。福島の海は荒い波を砂浜に打ちつけていました。その中で寒さに身体を縮こませながら、釣りをしていた思い出。家族と過ごす暖かな夜、友人たちとの賑やかな集まり、それらはすべてが心地よい記憶として残っていました。しかし、今では、冬はただの長く、苦しい季節になってしまいました。

朝、目覚めた瞬間から、その重苦しさが

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