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A logical dedication

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北川貴英が書く雑感。「誰だお前?」という人向け
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2019年6月の記事一覧

片耳失聴当事者ってね

片耳失聴当事者ってね

最近、「片耳難聴」なる言葉を知った。

朝ドラ「半分、青い」のヒロインが片耳の聴力を失ったという設定だったこともあって、片耳が聴こえない、聴こえていないという人達の存在が知られるようになってきたように思う。

僕の右耳は完全に聴力のない片耳失聴。聴神経がイカれているので、補聴器をしても意味がない。

さらに目も悪い。「仮性近視はいずれ治る」というのを信じて、メガネを掛けるのを頑なに拒んだのだけど、

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やらかした者たちの道徳

やらかした者たちの道徳

道徳の授業。

子供が現役小学生なんだけど、もう嫌な予感しかしないよね。

どうせ「助け合いが大事」「お互いに仲良く」とか言ってるんでしょ。

世の中、そんな簡単じゃないよってのを教えて、その簡単じゃない世の中をサヴァイブするソリューションを提供するのが学校の役目なんじゃないの。

「夏は暑い」って言ってるようなもので、なんの解決にもなっていない。

僕は「やらかした連中」の道徳を教えておく必要が

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Libraのシステマクラスでやっていること

Libraのシステマクラスでやっていること

早いものでもう3回。Studio Libra にてシステマクラスをやらせて頂きました。システマのクラスは事前の準備がありません。これは別にサボっているのではありません。その日、その場所に集った人たちに最適なメニューを提供するためです。だから会場に着いたら、どんな人が来ているのかをざっと観察したり、軽く質問したりして、どんなことをやろうかと考えます。

「え、事前に準備しないんですか?!」なんて驚か

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波紋ではないほうのハモンについて

こんなブログが流れてきた。

武道を学ぶ個人としての執筆者と指導者の側、その両方の言い分がわかりすぎて痛かった。

恩と裏切りは紙一重だ。

恩を売ったつもりで、思うような見返りがなければ「裏切られた」と感じる。

それは双方について言えることだ。

そういうことは僕だってある。「裏切られたぜ」という思いの裏側には期待がある。「こんなに親切にしてやったのだから、素晴らしい見返りが得られるだろう」と

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死ねない存在

死ねない存在

先日、誕生日を迎えた。

お店が長野に移転して以来食べられなかった谷中ボッサのケーキを、取り寄せて食べた。懐かしくて美味しかった。ちょっとアップデートしてたようにも思う。何事も進化して、変わり続ける。

僕の時間はいつまで続くのだろうか。

たぶんあと50年もすれば死んでるだろう。保険も年金もあてにならないから、あと50年は働けるように身体を保たなければいけない。自分の持つ人的資本をどれだけ拡大で

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クラスで子どもが泣いているとき

クラスで子どもが泣いているとき

親子クラスは荒っぽい。

あれこれ荒っぽい動きをするし、させる。

すると当然、コケる子もいるし、うまくいかなかったり、やりたいことをやってもらえなかったりして、泣く子がいる。

そういうとき、どうしていたか。

放っておいた。転んだりしたら怪我の具合を確かめたり、必要なら応急手当をしたりするけど、それでおしまい。なだめたりしない。

ただ残りの子とワークを続けて、その子が加わるのを待つ。もし加わ

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