マガジンのカバー画像

A logical dedication

233
北川貴英が書く雑感。「誰だお前?」という人向け
運営しているクリエイター

2019年2月の記事一覧

駒井さんが本を出した

駒井さんが本を出した

駒井さんが本をだした。

「やさしい韓氏意拳入門」だ。

思えば駒井さんとのつきあいはかれこれ20年くらいになる。

いやほんと長いね。僕が甲野先生のとこに初めて訪れたのが22歳の時だから。

顔をあわせるのは年に数えるほどだし、全く会わない年もあるけど、FBだのTwitterだのでつねに互いの近況を把握している。

駒井さんと僕は生年月日が1日違いだからなのか、なんだか勝手に似た者同士な気がして

もっとみる
「良い物をより安く」という偽善

「良い物をより安く」という偽善

良いもの、あるいはサービスをより安く。

自分で値付けする立場になると、これがいかに危険なことかがよく分かる。

昔、フリーランスの知人が仕事を断ったことがある。

某有名アーティストから直々のご指名だという。当然キャリアになるし、新たな人脈も開拓できる。まず確実にいい仕事と言える。

ただ、ギャラが安かった。間に入ったプロデューサーがその知人を軽くみて、安くふっかけてきたのだ。先方としても「キャ

もっとみる
続スクールカーストジャパン

続スクールカーストジャパン

今、日本がどうしようもなく置いてきぼりになっている状況。

むしろ自ら置いてきぼりになろうとしてるようですらある日本。

なんでこんなことになってんだろう、と、スクールカーストに置き換えてみると色々なことが分かる。

まずは大人にはびこるヤンキー文化。

いい年こいたおっさんが、なぜかヤンキーぶる。目下の相手に対してヤンキー言葉を使う、若い頃の武勇伝を自慢げに酒を飲むたびに繰り返す。こういう話を聞

もっとみる
スクールカーストジャパン

スクールカーストジャパン

日本社会に関してしばしば「ムラ社会」と言われるが、この「ムラ」がどうもピンと来ずにいた。もちろん言わんとしていることは分かる。でもムラに住んだことがないから。

でもスクールカーストなら分かる。スクールカースト的社会。

このスクールカーストはそれを維持するために閉じる傾向にある。閉じてもなお内部で経済が回るなら、それでも良い。でも鎖国していた日本同様、その外部とどんどんズレが生じることになる。

もっとみる
アジアの味とお薦め書籍

アジアの味とお薦め書籍

10月から11月にかけて韓国とシンガポールに行ってきました。
毎年トロントとモスクワには行っていますが、それ以外の国に行くのは数年に一度。韓国もシンガポールも初めてなので、久々に慣れない土地へのシステマ旅です。韓国ではシステマコリアのジムでクラス、シンガポールではダニールセミナーへの参加です。韓国クラスを主催してくれたキムさん、システマシンガポール代表のロンを始め、みんな歓迎してくれたのでとても楽

もっとみる
筋トレ不要論についてその3

筋トレ不要論についてその3

トレーニングについてあと言えるのは、腕や脚ばかり太くするのはあまり意味がない、ということ。この辺はトレーニング理論とか色々あるのだろうけれども、あくまでも個人的な経験をもとに書いていこうと思う。

腕や足は重い。言うまでもないことだけど。

それを振り回すには幹となる体幹のバランスと強さがいる。

腕や足が長くて重いタイプの人は体幹が崩れやすくて、危なっかしい。

腕や足の勢いで姿勢が崩れてしまう

もっとみる
強くなったのか老いたのか

強くなったのか老いたのか

いつしか20代とか30代とかの皆さんの悩みに共感できなくなってしまった。

なにか目指して頑張ってて壁にぶち当たっているとかならわかる。だったら手伝おうという気にもなる。

でもただ自分が生きている、存在している、ということを悩まれても仕方がない。具体的な解決法とかないし。「そだねー」とか言って共感するフリをするのが関の山。最近はめんどくさくてそういうのもしない。

ただおれも悩んでいたものだ。そ

もっとみる