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地方大学卒業後、料理人を目指すも、もとは調理師学校通学資金調達目的(長いっ!)で始めた…

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地方大学卒業後、料理人を目指すも、もとは調理師学校通学資金調達目的(長いっ!)で始めた派遣の仕事にはまり、電気メーカーに就職、運よく海外勤務のチャンスを得、長期の台湾駐在(8年半)後、現在はシリコンバレーに一人駐在中。

最近の記事

サブスクリプション

 今回は、こちらシリコンバレーにおける勉強会で課題図書となったこちら。Zuoraというサブスクリプションビジネス向けの契約管理、決済などの各種ソリューションを提供する企業のCEOが書かれている本なのですが、分厚いわりに、サブスクリプションビジネスと、それによる変化について簡潔に書かれていて、短時間で多くを学べた気持ちがしました。 対市場から対個人へ サブスクリプションというと、「定期購入」を思い浮かべてしまいませんか?私はそうだったのですが、本書の中では、所謂登録していると

    • 4倍速で成果を出すチームリーダーの仕事術

      今回は株式会社あしたのチームの創業者である高橋さんのご著書。 台湾に駐在していたころ、IT関係の会社を中心に日系の会社がものすごく若いスタッフを現地法人の立上げ・運営・管理に配置されていたのを目の当たりにしており、皆さんの活躍ぶりにいつも驚かされていたわけですが、株式会社あしたのチームもそんな企業の一つなのです。 若手スタッフの力を存分に引き出しながら前年比2倍ペースで成長する会社におけるリーダーの仕事を私なりに読み解いていきます。 4倍速のからくり明日のチームは4倍速

      • 台北・歴史建築探訪

        「日本が遺した建築遺産を歩く」1895~1945 今回は台湾在住の作家で、日本統治時代の遺構の他、原住民の風俗・文化・グルメなども研究されている片倉佳史さんのこの本! 実は、私は以前、片倉さんにご案内いただける台南ツアーに参加したことがあるのですが(本当に貴重な機会でした)、もう本当に目から鱗の連続!片倉さんの豊富な知識を聞きながら、歴史に想いを馳せ、目頭を熱くするどころか、ぽろぽろと涙がこぼれることもあり、私の知らなかった日本を知るきっかけとなった旅でもありました。

        • 会社を休む練習

          「今日は出勤したくないな、、、。」と思う経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか?そして、基本的に往々にして休めず、周りにそういう方がいても、どうアドバイスしたら良いのかわからず、結局何もできなかったり。 私自身も、以前は仕事で思い詰めることがありましたし、身心ともに限界に達してしまった方々もみてきましたので、とても他人事とは思えない。 NLPマスターコースでの学びをリソースパーソン(サポーター)として支えていただいた志村さんのこちらの著書は、そういうことに直面し

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          ヒトはなぜ、ゴキブリを嫌うのか?

          今回は解剖学者でもある養老孟子さんのこちらの本を通して「内なる世界と外なる世界」についてみていこうと思います。驚くのはこの本、20年前に出版された本の文庫版なのだそうです。ずっと早い頃にこんな気づきがあったのかと思う一方、社会は依然としてあまり変わっていないのだな、とも感じます。 スイスの教授が見つけた共通点チューリッヒ工科大学の教授がたまたまマイヤーという人の解剖の講演を聞きに行き、展示してあった大腿骨の縦切り見本をみて、橋の片持ち梁の設計と骨の構造が同じであることを発見

          ヒトはなぜ、ゴキブリを嫌うのか?

          人生の秘密

          今回は私もNLP(Neural Linguistic Programming)のコースを1年受講し、お世話になっている山崎先生によるこちら。 偶然同時期に別の読書会でテーマにした本と重なることがあり、今回と次回に渡って2つの書籍を通した「内なる世界と外なる世界」について考えていきたいと思います。 私達が普段見ている世界これは山崎先生のNLPの講座に参加すると繰り返し説明を受けるのですが、私たちは普段「ありのままの」世界を見ている気がしていますが、現実は全く異なっているとい

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          ハーバードの人生が変わる東洋哲学

           今回は読書会の先輩に教えてもらったこちら、ハーバード大学東アジア言語文明学科の中国史教授マイケル・ピュエット氏と、ジャーナリストのクリスティーン・グロス=ロー女史が著したThe Pathの熊谷淳子さんによる訳本。なんと、マイケル・ピュエット氏の古代中国の倫理学および政治哲学を扱った学部教授は、ハーバード大学で「経済学入門」「コンピューター科学入門」の次に履修者数が多い授業になっているそうですね。  早速、西洋人が解釈した東洋哲学というものを見ていきましょう。 www.a

          ハーバードの人生が変わる東洋哲学

          反グローバリズムの逆襲が始まった

          今回は読書会のテーマ本ではないのですが、元ウクライナ兼モルドバ大使で現吉備国際大学客員教授の馬淵睦夫さんによるこちらの著書を解釈していきます。 国際金融資本家ネットワーク この本はグローバリズムは、ユダヤ人中心の国際金融資本家ネットワークによって進められてきたのだ、とする立場から書かれています。私たちの世界は、経済だけでなく政治・外交の世界でもそれら金融資本家ネットワークがかなり牛耳ってきていたものの、トランプ大統領やプーチン大統領はその流れに”反旗を翻している”のだと説き

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          国家と教養

          今回はこちら!藤原正彦さんの「国家と教養」について私なりの解釈をまとめていきたいと思います。 教養とは?読書会でもテーマに挙がっていたのがこの「教養とは何か?」という問い。Wikipedeaでは「個人の人格や学習に結びついた知識や行いのこと」となっておりますが、本書はタイトルの通りより社会との関係が深い捉え方になっています。 教養のルーツ古くは古代ギリシアに遡りますが、当時は身分が自由人と奴隷(売買される階級としての)に分かれていたわけですが、奴隷も自由人になることはでき

          国家と教養

          センスメイキング_本当に重要なものを見極める力

          初めての投稿!いくつかの所属している読書会の課題図書について、都度私なりの解釈をまとめているので、今後noteに記録・公開していこうと思います。 記念すべき第一回目は、先週とある読書会で課題図書になっていた「センスメイキング」。 前半、読んでも読んでも全く意味がわからず、自分の能力不足に冷や汗が出ましたが、すんなり読めた人の方が少なそうだったのでちょっと安心。 理解しにくいものだったので、読了後にプレゼンに整理しました。今回はそのプレゼンのシェアです。※あくまでも私の主

          センスメイキング_本当に重要なものを見極める力