”全国制覇6度した男”の「チームに最適なプレーヤー」についての話

こんにちは。

きばやしつよしです。

前回の好評に味をしめ、”全国制覇6度した男”と銘打ってシリーズ化していきたいと思っています🙆‍♂️

最適なプレーヤーとは

さて今回ですが、前回の記事に対し、Twitterにちょうどいい核心をついたコメントがあったので、そこから紐解いて話をしていきたいと思います。

で、そのコメントというのがこちら

筑波には小原、玉木、森下とセンターが揃ってたけどDF重視の筑波には木林が最適であり最強だった https://t.co/Vsuw94y23n

— トーヤ* (@xtooya21spl) May 25, 2020

書いていただいた通りで、自分は当時の筑波大において最も”最適”なセンターであった自負があり、だからこそ3年間スタメンで試合に出続けられたのだと思っています。

ここで言う”最適”の定義は単に「得点能力が高い」「DFが上手い」「リバウンドが取れる」などの次元の話ではなく”自チームの勝利のピースになり得る存在”のことを指します。

スーパールーキーの登場

そもそも大学1年時の僕とスタメンになってからの僕とでだいぶプレースタイルが違いました。

大学1年時、OFでは割とガツガツ自分でシュート打ちたいタイプで、DFでは筑波のシステムチックなチームDFが中々覚えられずチーム内ではかなり下手な方でした。（言い訳すると北陸高校のチームDFはシステムチックと対極にあったので。笑）

そこから後のプレースタイル変わったきっかけは、2年生になり下に”馬場・杉浦”と言うスーパーゴールデンルーキーが入学してきたからです。

※2ショットがこれしかなかったの高校時代の二人で笑

当時を知っている方はお分かりの通り、二人とも入学時点で既に試合に出ればガンガン点を取るし、DFでも持ち前の身体能力の高さを活かし上級生相手に渡り合っていました。
僕はこの時点で「自分が4年の代のスタメンは生原・満田・馬場・杉浦は決まりだな」と思っていたのを覚えています。

勝利のピースになるために

ぼくは2年に上がり、ここから「最適なプレーヤー」になって試合に出るため「DF能力」「周りを活かすOF」を伸ばす事に特化していきます。

この決断をした要因は大きく分けて3つ

①身体能力の差
これは認めたく無いものですが、努力では埋められない先天的な能力の差は得点力において大きく影響します。
ぼくは前回のnoteに挙げた通り、ジャンプ力やアジリティといった能力が絶望的に低かったです。唯一ストロングポイントの身長でさえ同期に自分より大きい小原(現横浜)がいたし、他大学には外国人留学生がいたためここの領域で戦うのは得策では無いと判断しました。

②DFに波は無い
個人のOF力は試合ごとにその日のシュートタッチやマッチアップの相手、相手の守り方などで波が生じことが一般的で、仮に毎試合コンスタントに大量得点できた場合でも、人間である以上試合の中でリズムや波が必ず生じます。
一方DFは、練習で行った動きを毎試合40分間全員が行うことで限りなく波を無くすことができると僕は思います。

③チームの懐事情
上で挙げた四人(生原・満田・馬場・杉浦)の共通として言えるのが”超オフェンシブなプレーヤー”だと言うこと。全員高校ではチームのエースとして得点を量産し、大学でも通用する得点能力を備えていました。
チームが求める勝利のピースはこれ以上の得点力ではなく、彼らの得点力を活かすOFと、先頭に立って牽引できるほどのDF力だと僕は考えました。
※余談ですが、大学1年時の生原はほぼGの動きをせずガンガン自分で得点しにいってました、、

もちろんOFとDF両方伸ばすことは重要です。ただ学生生活の限られた時間の中で、目的に対しどこに時間を割くか優先度を決め、実践することが成長スピードを上げる鍵だと思います。

伝えたいこと

今回は僕の経験を例に「最適なプレーヤー」についてざっくりですが書かせていただきました。上手くまとめられずすみません😭（全部話たら2時間はかかります、、）

あくまで僕の例だったのでDF重視な形になりましたが、人によって能力も身長もチーム事情も異なるのでどこを優先的に伸ばすかは様々です。

どんな凄い選手でも、理由はなんであれ試合に出れなければ意味がありません。凄いから試合に出れるのではなく、試合に出て結果を残して初めて皆が認める凄い選手になるのだと思います。

「試合に出れない」「出て活躍できなかった」「試合に負けた」これらの理由を監督やチームメイト、審判や環境のせいにしても意味がありません。

「まずは試合に出る」「出たらチームを勝たせる」シンプルにこれを達成するために何をすれば良いのかを日々考え抜き行動することが成長の1番の近道だと僕は思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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