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元人材コーディネーターがハロワに凸ったら地獄だった話

こんにちは、チワです。
そろそろ3月が終わりますね…
社畜に戻らないといけないのか…と悩みあぐね、
終いには布団から出られなくなる私。笑
フリーランスになるのも簡単ではないし、
ただただなりたいな~だけじゃなれない。
ダラダラ生き延びたいだけなら企業で社畜として働かせてもらう方がもしかしたら幸せかもしれない。なんて。

今日はこの間約5年ぶりにハローワークに行ってきた話をしたくて…
中々のお役所仕事ぶりに、ちょっと同業者として色々思ったこともあり、noteにしようと決めました。
サクッと読みたい人はInstagramに画像解説あります。

転職相談の相手、その道のプロならみんな同じ?

転職相談をするにあたって、転職エージェントや派遣会社、ハローワーク、これらのツール、その道のプロは企業に属しているんだから、

誰に頼んでも結果同じ

と思われがち。
だけど、実は違うかもしれないって話をしたい。
自分の転職活動が、就職活動がよりよいものになってほしいから、私の過去の失敗談を元に話したいと思う。

結論から言うと、相談する相手を間違うと地獄を見るからだ。

今月、3月中旬。
有給消化期間にとあるハローワークに会社の先輩2人と行く事に。
約5年前、右も左も分からないまま初めての就職活動ばりに再就職活動に勤しんでいた私。
中々ハローワークに行って仕事を申し込んでもうまく行かず、ちょっと自己流が凄いハロワのおばちゃんが担当だったけど、あの頃はこんな自分のために一緒に頑張ってくれたしな…と不満はあれどその人には若干感謝したものだ。

ただ、今自分が人材コーディネーターとして仕事をしてきた結果、何か違和感を感じつつも、最終的にやはり世話になるであろうハロワに今回凸することに決めた。

若年者向けのハローワークに行けば、受付で名前を書かされ、転職相談か求人検索か聞かれた。
とりあえず、相談で。と伝えると少し待たされたあと、呼ばれた。

そこで私を待っていたのは、以前私を担当してくれたあのおばちゃんハロワ社員の人だった。
こっちは覚えているけど何十人も相手にしているであろうこの人は絶対に覚えていないだろう。
しかも最終的にこの人が嫌すぎて担当を変えてもらったという過去もある。笑

「どうぞかけてください」と言われてとりあえず座るもやはり相手は私を覚えていない様子。
私は5年勤めていて何百人と派遣スタッフさんと出会ってきたけど自分が紹介した人は忘れないけどな…なんて思いながら、その人の話を聞くことにした。

希望条件、理由も聞かず鼻で笑い懸念ばかり伝えてくる。

早速面談が開始されて開口一番に個人情報があっているか、以前の情報から職歴が増えているか適当に聞かれて答える。
以前来た時はネイリストの仕事で就業したのが最後。その後、広告会社の事務に入ったことを伝え、今人材派遣会社で就業している事を伝えようとするも、「じゃあ今はこの事務をしているってことね。」と切られる。

話を聞け。

「いや、違います。3月末まで人材派遣会社のコーディネーターの契約あります。」

そう伝えると一瞬手元が止まる。
同業者と察したようだった。

因みにパソコンがあるのに打ち込みが遅いのか手書きのメモ。
いや、パソコン使おうぜ…と思っていたが求人検索をする時にめちゃくちゃタイピング遅くて私はだから手書きなのか…と納得してしまった。
この人、あの頃から成長していない…。

どんな仕事探しているの?

気を取り直して私に希望条件を聞いてくる。

週3位で電話なしのデータ入力系があればいいなって思ってます。

派遣求人でこういう仕事があるのを私は知っていた。
自分も副業として働くならデータ入力や在宅でできる仕事の方が有難かった。
派遣登録すべきか、ハローワークで紹介してもらえるのか、
気になっていたから。
しかしそれを聞いたおばちゃんハロワ社員の人の反応は…

フッ…w
 電話なしで週3か~…今あんまりないんだよねぇ…

鼻で笑ってきた

人を馬鹿にしたように、鼻で笑い、そして求人検索で調べる素振りを見せる。
私はこの瞬間、早くこの人から離れたい。
そう思ったのに、無言でこちらの意志を聞いたふりをして永遠と求人を印刷している。
時折、「うーんやっぱり電話なしってあんまりないんだよね~まあこれくらいならいっか~。」と普通の一般事務の仕事まで印刷している。
最早こちらの希望条件なんてお構いなし。
サクサクと十数枚ほど印刷して、

「はい、これ見てみて。気になるものあったらこれ予約カード渡すから連絡してね。お疲れ様でした。」

強制終了wwwwwwwwwwwwww

誰があんた宛に連絡するんだ???????
こんな対応、派遣会社でやってみろ。速攻客相、クレーム、始末書。
流石お役所仕事。
というか普通に驚いた。
この人、今もまだこんな感じで求職者の人の声を聞かず、自分の理想を押し付ける。
ただただ流れ作業で今日この時間が終わるようにと動いているような機械的行動。
ああ、なんかどこにでも仕事できない人っているんだよな、そういう人って自覚がないからずっと同じ職場に居座ってお局と化すんだよな。
って妙に納得してしまった。
私のハロワ再デビューはやっぱり苦い思い出と…なるはずだった。

人が変われば対応も大きく変わる事を再認識。

私が面談を最初に終え、もう一人の先輩とハロワ内を探索。
求人検索でこの条件って絶対ベンチャー企業でまだ上手く会社回ってないよね…と予想立てしてHPを見に行き予想通りまだまだ成長途中の企業で、ここ数年でいろんな会社を見てきたことで割と目が肥えていることを認識していると、その先輩を面談した別の女性ハロワ社員の人が話しかけてきた。

「ごめんごめん!さっき途中で予約入ってできなかったから続きする?」

どうやら先輩の面談途中で予約していた人の時間が来てしまったようで途中で面談が終わっていたようだった。
その先輩は極度の人見知りだけど話すとめちゃくちゃノリがいい。
その先輩と相性抜群のノリのいい女性ハロワ社員さん。
ああ、この人は言葉が通じそう。いいなあ。と見ていたら、

お友達も一緒においで!まだもう一人面談始まったばっかでしょ。営業させて。笑

とめちゃくちゃ面白い。
ハローワークで営業ってなんなんだ。と興味津々。
二人でその担当者の席に座ると早速私の職歴を再度パソコンデータを見せてくれながら綺麗にしてくれる。

この辺なんか重複してるから直しちゃうね。てかさっきやってもらわなかったの?

と言われて、
なんもしてくれませんでしたねwwww
と笑うしかない。

そしてまた、同じ質問をされた。

どんな仕事がいいとか決まってるの?

出た。
また笑われんのかな。そんなもんないとか言われんのかな。覚悟を決めて私は伝える。

副業したくて週3位の社保ギリギリ入れる仕事あったらな~って思ってんすけど難しいですかね?

ははは、と笑いながら話す私に、ハロワ社員さんは目を輝かせる。

えっ!どんな副業やってんの?国保高いもんね。いいと思うよ!私もさ~こういうの(刺繡の巾着)やるの好きだから気持ち分かるわ~!

めちゃくちゃちゃんと前向きに話を聞いてくれる。
なにこれ。

正に天と地
この人は私たちの仕事に関しても「人材コーディネーターって年齢層若め?私もできる?笑」と話しを聞いてくれたりして求人を提示したりはして来ず、何をしたいか、どういう風にしていきたいか、どこがゴールかをしっかり面談してくれた。

またなんかあったらおいでよ!話聞いたげるから。

求職活動をしているとどうしても息が詰まったり、道を見失ったりするけど、こういう人が一人でもいると、息抜きをしつつ、本来やりたい道に軌道修正してくれるんだなと思った。
ハローワークなんてやっぱり頼るところではない、最悪だ。
と思っていた私にそうじゃない人もいることを教えてくれたこの社員さんには感謝しかない。
こんな人ばっかりだったらきっともっとハローワークを利用する人が増えるんじゃないかなとも思った。

やっぱりなんとなく担当制みたいになっちゃうから一度はずれを引くと中々抜け出せなかったりするのがつらい。
過去の私もよくわからないまま交通費を1000円かけて毎週無能なおばちゃんハロワ社員さんと面談していたけど、最後意味が分からなくなって担当を変えてもらった。

まとめ

転職相談の相手、その道のプロなら誰でも同じかって話はやっぱり人によって違うと思う。
恐らく、派遣会社に登録したことがあって面談をしたことがある人や転職エージェントを頼ったり、ほかの就業斡旋を頼ったことがある人ならきっと分かると思う。
一番最初からいい人を引けたらラッキーだけど、最初、なんだこいつ。って人を引くとどうもその会社全部の印象が悪くなる。

正直今回ハローワークに凸ってみたけど、やっぱり私としてはこの仕事にエントリーします!と自分で決めたものの手続きや雇用保険系の手続きとか、もう決まっているものの手続きのための場所。という風にしか思えない。
あとは息抜きを踏まえた雑談。笑

職業斡旋の代表的な公的機関ではあるけど、正直求人も私がエントリーして就業した企業はなんともブラック。
理由は色々あるけど、中々採用できずにハローワークに求人を出している企業が多めな気がする。
だからできるだけ求人を選ぶ時はハローワークじゃない所がいいかなと個人的には思うけど、もしかしたら自分の住んでいる地域のハローワークの求人がちょっとヤバイだけかもしれないから絶対ヤバイとは言えないけど。

頼り方を間違えると、なぜか自分が悪くないのに病んじゃったりしそうな匂いもするから、本当に転職相談の相手は選んだ方がいいと思う。
頑張ろうとやる気を持って行ったのに、バッキバキに心を折られるなんて悲しい話。
エージェントは誰しもがプロじゃないから自分に合った人に出会えるまではチェンジしたり違うところに頼ってもいいと思う。

私が人材コーディネーターをやっていて思ったのは、やっぱりこの企業枠埋めたいからここに入れたい欲が強いエージェント程求職者のことを観れなかったりするなと痛感した。
自分も仕事をしていたらやっぱりノルマはあるし、企業側から絶対ここに人がほしいと言われて登録スタッフを納得させるような手法を使ったりするのは企業勤めという縛りのせいもあると思う。
だから本当に求職者にとって唯一無二のコーディネーターがいたらなあ…って思う。
自分には利益はないのかもしれないけど、求職者さんが自分のやりたい仕事に出会えるまでのお手伝いはしたいよね。

もしも今、転職どうしようって悩んでいる人がいたら、私も一緒に考えたい。
やっぱり誰かに相談すると希望条件が明確になったり、自分のやりたい方向性が固まったりするから。
と、友人知人の転職相談をしてなんとか安定就業してくれている姿を見て思う。
自分にあった仕事に就けてよかったね!って思ってる。
自分の仕事はあやふやなのにね。笑

私はあの自分の意志を押し通すハロワ社員さんみたいにならないように気を付けようと思う。笑
以上今日のお話しおわり。

また次の更新でお会いしましょう~!
チワ。

社会不適合者が作るシェルターサポートに! どんな時でもふらっと立ち寄れるお店を構えるのが人生最大目標:)