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ハウトゥースーサイド

腹が立ったなら死にましょう
腹を壊したなら死にましょう
腹を切って死にましょう

サラピンの包丁で腹を割って
そこにドーズをドバーってして
アルコールの原液で溶かせば出来上がり

悲しくなったら死にましょう
悲しませたなら死にましょう
必ず貴方は死ぬでしょう

サラピンのロープを梅田の屋上へ
時間経過で切れるように細くして
首吊って落下して落ちたのは線路の先

いじめてしまったら死にましょう
いじめられたのなら死にましょう
意気地のない私でも死ぬのだから

冬の樹海で裸になって
寒いからと炎に包まれ
熱したナイフで首を一裂き


僕ら
喜んだって怒ったって哀しんだって楽しんだって
どうせ死ぬんだ
好きも嫌いも
死が欲しくなるんだ

生まれ老いて病んで死んでく
好きな人との別れがあれば嫌いなヤツとの出会いがあるし
欲しいものは手に入らないしあらゆる要素から苦しめられる

あれれおかしいな

「生」には色々な読みがあって
「死」は「し」一つしかないのは
生きるってのは様々なアプローチができるけど
死んだら一つきりだ

そんなことをほざいてたのはどこの作家さんだっけか

出血、OD、異物、絞首、落下、鉄道、冷凍、焼身、ガス、感電、入水、飢え
更には自殺装置まで

あれれおかしいな

死にも沢山のアプローチがあるね


学校が嫌なら死にましょう
会社が嫌なら死にましょう
人生が嫌なら死にましょう

死ぬ方法はいくらでもご用意しております。
それではお先にお待ちしております。

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