リズムの書き遺し☕生活の語り部

言葉をお守りにしています。

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最近の記事

久しぶりの書き遺し

ツイ消ししました。疲れたので。やりなおしたくなったので。 世間がなんとかリセット症候群を揶揄する時、多分私もその例に漏れないんだろうね。 寂しすぎるからここに近況を書きます。続かせる気はないけど、私が思うよりエッセイって需要があるらしい。少なくとも私の陳腐な詩よりも。 需要があるから書くわけじゃないけどね。 友達がいないことが寂しさの大きな要因となってるのは自覚する。正確には存在はしてるけど、アクティブではないって感じ。非ログ状態の疎遠なフレンド。 アクティブな今の友達は

    • 曇り空の詩

      曇り空の奴とはどうにも関わりづらい。 よく一緒にいるって思われてるんだろうけど、特に話すこともないし、気だるげな顔が気に食わない。 多分それは、向こうも思ってるはずだ。 泣いてる奴は美しい、明るい奴は楽しい。 まあきっと、君を好きな人はどこかにいるよ って跳ねられたという点では似たもの同士なんだろう。 だからこそ、鏡のような気持ち悪さがあって、村を出て町の外まで走っても、ずーっと白い空が続いている。 もしかするなら、晴れた日に嬉しくなるのではなく、逆なのかもしれない。 と

      • 夏のすべてに額縁をはめこんだような日

        眠れない夜もそりゃああるからさ、 夏のすべてに額縁をはめこんだような日に、 くたびれた顔を洗って、モーニングにでも行かないか? 勇気を出してよかったぁ、なんて記憶だけをオレンジ色の宝箱に詰めこんで、 山奥へ向かう道路脇に置いていこう 自分のお守りを自分で編み込みながら歩いていく。 比喩として、あるいはそうじゃないものとしてでもありながら、旅をしている。 言いたいように言えば、なりたかったものになれているかもしれない。 もちろん、自分以外のすべてが代価ではあるんだけれども。

        • そうして朝をむかえる。

          部屋に、大きな水槽があるのです。 僕はまぁ塩の塊ではあるので、 一日を終えてそこに沈み込み、そうして溶けていきます。 それが一晩をかけて、水槽の水が蒸発して、 そんなこんな朝になる頃に僕は再び結晶となって、 ゴリゴリとアスファルトで自分を削りにいくのです。

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        • 感情記-筆者:リズム
          57本
        • 創作まとめ-筆者:リズム
          115本
        • 失くした季節
          6本
        • 短歌たち
          2本
        • 眠れない夜に珈琲を。
          11本
        • amazarashiファンポエトリー「7号線ロストボーイズ」
          5本

        記事

          夏のドライブの詩

          車に乗る。暑い空気を追い出すべく、エアコンを最大にする。 一番、雲が夏の方角へひたすら走ると、海につきそう。 もう前には進めない。 道はどこかしらには繋がっているけど、行けない所へは行けないもんだ。 走ってる間だけ忘れられる寂しさがある。 人間不信になって一年、ようやく自分の運転だけは信じられるようになった。それでも寂しさは消えない。時間よりも増えていく。 どんどん積荷が増えるので、加速しにくくなってきて、そうすると寂しさを振り落とせなくなりそう。そのうち全てを練炭で焼いて

          川が流れるように生きてる

          色のない雑草や、散らかった部屋とか、廃れた商店街、錆のついたナイフみたいな、寂しさに含まれる風の揺蕩い。 風が吹いて、雲は流れる。川の水も流れる。 6月の、コオロギの鳴き声みたいな、見たこともないし名前も知らない音を、都合よく、自分だけの声援とたたえて、焦げそうな日差しのせいで、そそくさと買い物から帰る。 主要都市の、横の横にある地方都市の郊外の外れにある村に帰りつき、 イメージよりも早く来る夏の夕方にて、ほの温かい庭石に座れば、僕は面白くも神妙そうな顔つきになって、今だけ

          強かに生きてください【短歌】

          短歌を知って、始めてから1年ほど経ちました。 過去作から厳選してまとめましたので是非見てください。 できればさ、「愛」とか以外の方法で ハッピーエンドをみつけたいよね 曖昧さ回避のページにとばされる 「愛」と検索しただけなのに かといって特別貧乏な家に生まれてないから 不満が言えない あの歌にそっとハートをおいていく 拡散出来ない私でごめんね 傷ついた過去を一つずつ消していく それは闘った過去でもあるのに 世界には愛とか希望が満ちていて 生きるべきだよ 4月1日

          強かに生きてください【短歌】

          薄い梅ジュースが好きという

          炭酸水を水で割って、梅ジュースをそれで割る。薄さにみとれている。 浅薄な観念は、それはつまり単純で、原理的なところを指す気がするので。 僕の見ている景色は、ものがあって、光を反射して、眼球で複雑な手続きを経た後に、脳内で私に適切な用に処理された、 コース料理のような、宇宙食のようなものを食べている感覚だ。 「ほんとう」を知りたい。「ほんとうの『ほんとう』」を知りたく思っている。(以下、それが無限に続く) 耳だって、何だって、世界を知れない。 考えている僕しかここにいない

          薄い梅ジュースが好きという

          関コミ70にでます。

          連絡がすごーく遅くなりましたが、5月12日の関西コミティア70にださせて頂くことになりました。。。 I(アイ)-62ブースにて「永年私財」というサークル名で出ます。 私、リズムの書き遺しの他に二人メンバーがいて、それぞれなにやら出すようです。 私は今のところ用意できそうなのが詩集をひとつです。。。 最近は詩よりも短歌に興味が出てきてそっちをよく作ってるので、一番詩を楽しんでた時のお気に入りをまとめたものになります。 一応今回のイベントにあたって書き下ろしの詩をひとつと12

          療養中

          眠りたいですね。 生まれ直してから、確か、三度目の四月がそろそろ終わります。 最近は日常生活の調子が良くて、先々月などは週五で働いたりもしてました。 別に働くことだけがいいこととは思いませんので、働く必要がないなら働かないでいてもいいです。ただ、私は少し縁に恵まれてそちらの会社に拾ってもらったのですが、どうにも経営が厳しいらしくて、今月頭にお休みを貰ってからもうすぐひと月になります。 あまり仕事ばかりしてても楽しくないのでせっかくのお休み、色んなことをして楽しくやってま

          犬 犬のお腹のぬくもりは窓際の太陽 犬の頭のぬくもりは冬場のストーブ 犬の背中のぬくもりはこもるこたつ とぼけた犬、てくてく犬、あくびする、舌を出す、目を細める犬犬犬 犬の耳のぬくもりは私の手のひら 犬の重さは膝の上、それからおなか、背中にも 犬の手触りは母から奪ったクッション 犬は私の毛布も奪う 嫌いだった、ずっと犬が、言葉が通じなくてわがままで自分のトイレも処理できなくてずっと吠えてる犬 食いしん坊で演技派で勝手にやって来て撫でろと言うのに気に食わないと言ってくる犬

          3月の短歌まとめ

          リズムです。 最近は詩がうまくかけなかったところに、短歌のおもしろさを知りました。 これからは短歌もやっていこうと思います。 Xには渾身の作品をポストしてるのでまた見てください。 こちらはまとめです。長いのでお好きな歌だけ見てください。 それでは。。。 近頃の季節は 「春売って〼」と書いてる看板に吸い寄せられた 君だけがいた 暑すぎるあんなに冬を嫌ってたのに出店で小さな冬を買う 冬場には春の市場価格は高騰し手に入らない、また今度来よう 「春売って〼」と書いてる看板

          ことばの責任

          びりびりに破かれた紙を見つ けた。それはきっとかつて正 方形だったのだろうもので、 所狭しと乱雑に詰め込まれた 言葉達が自分の家に帰れない と嘆いている。言葉を産み出 すのは人の勝手だが生まれた 言葉は独り歩きして時には摩 耗して消えていき、時には情 報を吸収して肥大していく。 言葉の後処理をするのが面倒 な私は、今書いた言葉たちを びりびりと破いてしまった。

          雪とともにとける

          春には、僕はなくなる。 冬だけが僕がいたことを知っている気がする。 そういえば夏もそうなのかも、 息を吐いて、汗を流して、 秋は、枯葉が僕の存在で、 じゃあ新芽をことごとく踏み潰したら、春に居れるかな もう少し、冬で震えて。

          好きな音だけ聴いていたい

          ジリリリ!!! はぁ… モソモソ、ギシッ…トッ はぁ… トンッギートンッギートンッギー、、、 ガラガラガラ あらおはよう …の件について都知事はこう述べて… チンッダンダンダン! はぁ… ゥウィイーーーン!!!ガンッゴンッチィッ…!ハァ〜! 行ってくる。 ガチャ トントン、ズーッズーッ ピッカチャ ブルルルンぅうぉおーーーん 〜♪〜♫ はぁ… オハザマス、おはよう〜、おはよう カチャジーーージャッ カチャジーーージャッ オササマス、おつかれー、おつかれ はぁ

          世界の楽しさ

          冷めたティーカップを横目に項垂れている 青年は虚ろな心で分かっている、僕は今大人になるのだ 今眠ってしまえば、弾けるバブルを見ないですむ かつての大人たちが言ったのだ、全ては移り変わると シャボン玉は高く飛んで割れる お菓子は減っていく一方だ 春は冬へ向かうのみで 寒くなったら紅茶も冷める 僕より長いこと世界を知っているから、 世界の楽しさをもっと知っているんだと思ってた 操縦できない特急に突然乗せられて 行き着く先が悲しみならいっそここで、こどものままで そんなことを