とある元メイド喫茶常連の忘備録<その24>
「ホームページに書かれているイベントですか。僕は仕事なんで行かないですね」
「仕事終わってからでも行けるんじゃないの?」
「混んでるだろうし。俺の分まで楽しんできて下さい」
U氏にメールを送ったが、想像どうりの答えが返ってきた。
彼は混んでいるのが確定している時は店に行かないのである。
しかし、普段の彼がとは違う雰囲気があった。
「俺の分まで楽しんできて下さい」
この言葉が引っ掛かって仕方がなかった。
立食形式だったら店には客は入るだけ入店させるだろう。
彼にとってそれは楽し