子供におすすめ伝記漫画・2「ルイ・ブライユ」
書き始めた伝記シリーズ。すっかり忘れて、久しぶりの第2回。
今回紹介するのは「ルイ・ブライユ」。現在も使われている点字を発明した19世紀のフランス人です。
いつも本を買うと、子供達が読んでいるうちに外れてしまうのでカバーを捨てるのですが、この本は、カバーの表紙に点字が書かれているため、とっています。実際に手で触ってみると分かりますが、フランス国旗と「しょーがくかんばん がくしゅーまんが じんぶつかん るい ぶらいゆ てんじをはつめいした19せいきのふらんすじん」という言葉が、点字で書かれています。本書内に解説もあります。国旗も点字で表現できるんですね。
この本は、伝記漫画を買い始めた初期の頃に買いました。何冊目か具体的には覚えていませんが…。noteでも書いているように(こちらの記事⇓)、長男は左目の視力が弱く、右目だけで見ている状態。そのため、視力に関わる人の伝記漫画を読んでみようと思って、手にとりました。将来、長男が目のことで、思い悩んだ時、なにかヒントになることがあれば…という私の小さなおせっかい…。
子供たちはよく読む伝記とそうでないものがありますが、この「ルイ・ブライユ」は、よく読んでいるほうだと思います。
小さな頃のある事故で、両目が見えなくなってしまったルイ・ブライユ。様々な試練を乗り越えながら、目が見えない人達が使いやすい点字を作りたいという想いで奮闘する姿が描かれています。いやがらせも受けたりして、その苦労は涙なしで読めないほどです。(最近はすっかり涙もろい)
「ルイ・ブライユ」は知らない方も多いかもしれませんが、いろいろなところから伝記が出ています。好みの絵柄や構成のものを選ぶといいですね。ちなみに我が家は、伝記漫画は小学館の「学習まんが人物館」をメインに集めています。
「ルイ・ブライユ」の関係書籍で、今回は身体的なハンディキャップを持つ方たちの伝記を紹介します。こちらも合わせて読むと、理解や興味が深まっていいと思います。全て、我が家にあるものです。
レーナ・マリア
両手と左足の半分がない状態で生まれたレーナ・マリア。愛情深い両親のもと、元気に明るく育ち、スポーツや歌にも果敢にチャレンジします。長野冬季のパラリンピック開会式で来日し、歌を歌っています。現在も歌手として活躍中。YoutubeやCDで、その歌声を聴くことができます。私も何度も聴きましたが、透き通るようなきれいな歌声です。もし伝記を読む機会があれば、歌も聴いてみてくださいね。
マルガレーテ・シュタイフ
小さい時の高熱が原因で手足にまひが残ってしまったマルガレーテ・シュタイフ。この方もレーナ・マリア同様、とても明るくいろんなことに挑戦していきます。裁縫の技術をいかして、会社を興し、あの有名なテディ・ベアを作ることになります。テディ・ベア好きな子にはぜひおすすめの1冊です。
ヘレン・ケラー
言わずと知れた、三重苦(見えない・聞こえない・話せない)から、立ち上がった方ですね。この本がたしか、わがやに来た1冊目の伝記漫画だったと記憶しています。もうほんとに何度も何度も3人とも読んでいます。ヘレン・ケラーも何冊も出ているので、好みの本を選ぶといいですね。
まずは図書館で借りてみるのもいいですね!