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小5長男、塾なし中学受験生です。

1週間に1回くらい、スケジュールを一緒に確認し、遅れているところや、進め方を話し合います。

その時、たまに長男が涙を流すことがあります。もう小5なので、ワァワァ泣くということはなく、ぐっとこらえつつ…涙がポロリという感じです。

「どうしたの?」と聞いても何も言いません。

おそらく、スケジュールで決めことができなかったorしなかったことで、自分に対するふがいなさみたいなものを感じていることが一つあるんだろうとは思います。しかし、じゃあそれで次以降、「もっと勉強しよう!」とはなりません。そこが難しいところです。

私はこれをよくも悪くもどちらにも思っていません。仕方がないことだし、長男が決めることだし、子供に限らず人間とは、そういう生き物だろうと思うからです。

長男に限らず受験生全般そうかもしれませんが、特に通塾していない長男は、常に「勉強以外のこと(ゲーム・遊び・読書・ぼーっとする)をしたい気持ち」と、「志望校合格のために勉強しないとと思う気持ち」で、葛藤しているだろうと思います。

おそらく、自宅学習のみの長男にとって、この2つの心の葛藤が、勉強そのものよりも、大きな中学受験でのテーマだろうと思います。

通塾していないと、自宅で勉強しないと勉強時間は0です。自宅で勉強した時間がそのまま勉強時間です。

この葛藤とどう向き合い、具体的な時間の中でバランスをとっていくのか、その試行錯誤の3年間が、中学受験で望む結果が出なくても、長男にとって大きな経験になるだろうと思います。

これはとても苦しいことです。なので、この部分で、時々長男は涙を流します。

そういう時、私がするのは大体この3つです。

・事実だけを述べる
「今のスケジュールだとこうなる。こういう場合はこうなる。」など
・選択は長男にまかせる
・具体的な学習方法の改善など必要なら話し合う
「一問一答形式でする?夜にする?一緒にする?ノートにする?」など

話し合いができないときは、いったん時間を置くこともあります。

長男は、涙が出るとなぜかトイレに行きます。いったん一人になって気持ちを静めたいのだと思います。

ちなみに、長女は涙が出ると洗面所か2階、次男も2階にこもります。泣いたら抱きしめてあげる…という段階はもう終わったんでしょうね。みんな、一人で涙と向き合うようになりました。

国語の物語分の文章読解では、2つの気持ちの葛藤がテーマになることが多いですよね。実生活も、まさにそうだと思います。

今、この文章を書いている私も、「今日の夜ごはん、何作ろう?たまにはちゃんと栄養あるごはん作らなあかんなぁ」という気持ちと、「金曜やから疲れたし、焼きそばにしようかな」という気持ちが葛藤しております。

さて、どっちになることやら。


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