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殺戮のシナリオと青春の葛藤:藤原竜也が紡ぐ「バトルロワイアル」のデスゲームの世界

またしても藤原竜也さんの作品を追いかけて観ました。

本は何度も読もうと思っていたのに、タイミングが合わず、映画が初見となりました。

そう、「バトルロワイアル」です。

ちょうど図書室で働いていた頃、この作品が大流行し、流行が落ち着いたら読んでみようと思いつつ、時間が経ってしまいました。

ホラーとして分類されていましたが、映画は少しサスペンス的な要素も感じました。
暗い画面の中で物語が展開されていく独特の世界観です。
確か、この作品がきっかけでデスゲームものが流行り出したのではないかと記憶しています。

昔の映画ということもあってか、映像は少しチープな感じがしましたが、次の展開を待つハラハラ感は十分にありました。
藤原竜也さんの演技は相変わらず素晴らしく、こうした作品に彼を起用するのは確かにフィットしていると感じました。
ただ、1作目の殺戮シーンは少しチープで、シリアスな恐怖感に欠ける部分があると感じました。
描写が心理的に追い込んでくるものではないのは事実です。

今のCG技術を用いてこの作品を作ったら、もっと恐怖を感じる映像になるのではないかと思います。
それでも、展開が読めそうで読みにくいという部分には、高揚感がありました。

山田太郎さんが演じるクラスメイトのキャラクターも印象的でした。
彼がこういった演技が上手い俳優だとは知らなかったので、新たな一面を見た気がします。
1作目の見どころは、彼とのやり取りが多いのだと思います。

ドキドキ感でいえば、2作目の方が盛り上がりがあったかもしれません。
ただ、ずっと戦闘シーンが続くので、心理戦とは言い難い部分もありました。
2作目は忍成修吾さんの演技が光っていました。
抑え気味の藤原竜也さんと、まだ感情的に青臭さが残る忍成修吾さんの構図が印象的でした。
2作目の方が、青春の要素がよく表現されていたようにも感じます。

1作目と2作目は全く異なる映画なので、1作目だけ観て2作目は観ないという選択肢もあります。
戦闘アクションが見たいなら2作目をおすすめすると思います。

デスゲームの原点ともいえる作品を観られてよかったです。

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