ガザのキドラ＃１

さあ、準備開始よ！お米は洗って浸水させる。日本ではお米食べるでしょ？お米はこんな感じ？同じ？？

ここで使うお米はバスマティライスだった。あの長細いお米。日本だとタイ米みたいな形というと多くの人にわかりやすいだろう。それこそ、わたしが子供の頃に米不足でタイ米が大量に輸入され学校給食で使われたそれとは厳密には違うのだが。

バスマティライスの良い香りがするー！日本のお米はもっと丸っこくてね、炊くともちもちするのよ。浸水させるのは同じだけどね。

そうなのねー。同じお米文化ね。このキドラって炊き込みごはんは本来は壺で炊くのよ。今はお鍋で炊く家庭も多いけど。これは西岸では食べられないと思うわ。わたしのガザの味はキドラよ。これはわたしのお母さんの味だけどね。もしかしたらキドラミックスってスパイスが売っているかもしれないけど、やっぱりスパイスを自分でミックスしたいわねー。楽しいしその方が絶対に美味しいから。なぜ？って。家でそうしてたからよ！

小さめの鍋を準備する。

まずは一掴みのカルダモン。こんなに？って思えるほど。まるでカルダモンがお豆みたいに見える。それくらいたくさん。

カルダモンは味の決め手ってわけでもないけど、香りと風味。ケチケチしないよ。そしてニンニクと玉ねぎもね。ニンニクは潰してそのままでいいわよ。そこにお水を入れて煮込む。火にかけてグツグツしだしてニンニクがホクホクしてきたら。スパイスね。これだけでもニンニクとカルダモン、いい香りでしょー！

このままお肉を入れて煮ても美味しそうだったし、間違いなく美味しいはず。

スパイスはオールスパイス、黒胡椒、シナモン。シナモンは絶対忘れないで！そしてターメリック。ここでひよこ豆も入れる、水煮でもいいけど、生が絶対美味しくなるよ。最後にお塩。スパイスの使い方はお塩で決まるから！スパイスを入れてもお塩が少なかったら味も香りも足りないし。

それ日本語でいい塩梅って言うのよ！

++訪れてくれるみなさまへ+++

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

本文章を書いているAzusa Sugaをサポートしてやろう！という奇特な方がいらっしゃいましたら、下にある「クリエイターにサポートする」機能からのサポートをご検討くださいませ。

そのサポートはこれらの文章や写真を本にする出版資金または次の文章を書くためのパレスチナ取材旅への資金へと使わせていただきます。

kindle book 聖地パレスチナ一人散歩も好評発売中です。
https://www.amazon.co.jp/dp/B074DDF7C6/