立ち寄ろう、わざわざね。
訪問教会というところがある。場所はエルサレムの西側の郊外エン・カレムだ。聖母マリアはイエスを身ごもり、いとこのエリサベトを洗礼者ヨハネを身ごもっていた時にこの場所に立ち寄ったという話がある。
わたしは身ごもりもしていないが、わざわざ足を伸ばして立ち寄ってみよう。実際は立ち寄るというよりも連れて行ってもらうのだが。
エルサレム新市街を通り抜ける。アラブ風なヨーロッパがあったり、新しいものがあったりイスラエルだなーと感じる。大きく畝る道路、上から下に向かっていく感じで景色は青い空とハニーカラーの土、そしてみどり色したオリーブ。絶景だ。
この上から見る光景が好きなんだよ。色と空気がね、アラブでしょう。
そう語るのは足掛け10年以上中東に住む駐在員。
教会の近くに到着する。バスだと色々と経由しないとならないが、車だとあっという間だ。道にはヘブライ語の看板もあり、イスラエルらしいおしゃれなカフェも数件ある。
見て、この建物。アラブでしょう。そして、オリーブの段々畑の感じ、やっぱりここはパレスチナなんだよ。パレスチナがね、好きなんだよねー。
段々畑の反対側にあるその教会はとても小さかった。今までみたエルサレム旧市街とは違っていた本当に可愛らしく静かで細かい細工が美しい。
別館は圧倒される駅がはマリア様のものだった。こじんまりとした中にダイナミックなイコン、飛んで行ってしまいそうな空気を感じる。静かに座って呼吸をする。ただそれだけで満たされる気がする。
ドアノブや庭に配されるモザイク1つ1つがいちいち可愛い。こんなところがエルサレムにあったなんて、まだまだ知らないことだらけだな。
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