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子どもが熱を出しても休めない日々に、「セルフ働き方改革」を。

フルタイム→育休→フルタイム復帰→そしてニ度目の育休中の今。

ようやく上の子ともしっかり一緒にいられる日々が戻ってきた。

仕事が休みになり、子どもとの生活をしばらくしていると、あー外に出たい!働きたい!という気持ちになる人も多いようだが、私はというと一度目の育休同様まったくそんな気持ちにはならない。

この度のコロナ禍で、上の子も登園自粛となり、子ども2人との自粛生活はかなり辛いものがある。

だけどそれでもやっぱり、「あ〜はやく働きたいなぁ〜」という気持ちには到底ならない。

子どもが熱を出してもそばにいてあげられなかった日々

仕事に没頭する日々、

育休、

そしてまた仕事に没頭する日々、

ループしてみて再び育休に入ったことで見えてきたこともある。

二度目の産休に入った頃、上の子が何度か熱を出した。

妊娠中ではあったが、仕事がないので構わず保育園を休ませてついていてあげることができた。

高熱を出してしんどそうな子どもを見てふと思った。

今までこういうときどうしてたんだっけ?

幸いなことに我が子は体が丈夫な方で、しょっちゅうお熱で呼び出し!なんてことはなかったが、もちろん熱を出したことくらい何度もある。

発熱で、仕事中に呼び出しの電話がかかってきたことも何度かあるが、いつも夫のほうが先に連絡がつき、仕事を切り上げてお迎えに行ってくれていた。

仕事を休めない私に代わって、夫や母が仕事を休んで見てくれることがほとんどだった。

子どものことはもちろん心配だったが、夫がついてくれているのに2人で一緒に仕事を休んだって意味がない、私が駆けつけたところで熱が下がるわけじゃない…と思ったし、何より目の前に仕事がある以上は帰ることができなかった。

自分が責任ある立場だったから、部下に任せて自分だけ帰るわけにいかなかったというのももちろんあるが、

もし役職に就いていなかったとしても、10年も同じ会社にいる30歳過ぎの自分が、20歳そこそこの若者に仕事を丸投げして帰ることなんてできなかっただろうなぁと思う。

(つまり役職の有無に関わらず同じ会社に長くいる以上、子育てしながらゆるっと働くなんて不可能なんだろうなぁ)

子どもを蔑ろにしてまで働きたいとは思わない、キャリア志向でもない私にとって、この働き方にはとても違和感があった。

復職して一番辛かったことは後々になって気づく

再び仕事を離れてみて気付いたことがたくさんある。

まだ日が暮れる前の帰り道。

平日の習いごと。

近所のお友だちと外を駆け回って遊ぶ。

仕事をしていたらこんな普通のことすらさせてあげられなかった。

そして子どもが高熱で苦しんでいるときも、

仕事をしていたらこんなときでもついていてあげられないんだなぁ

と。

拘束時間が長いことより、残業が多いことより、

それより何より私にとって嫌だったことは、

「子どもが熱を出しても休めない」ということ。

二度目の育休中に働き方改革を

会社にはいろんな人がいる。

いろんな働き方を求める人がいる。

企業がやっている「働き方改革」とは、誰にとっての働き方改革なのか?

誰かのための働き方改革は、他の誰かにとっては改悪に過ぎないかもしれない。

だから私は「セルフ働き方改革」をするべく、一年前から動き始めたのだった。



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