思考のフレームワーク

福田 智洋 ネット系上場企業で、サービス企画の責任者を10年以上経験。独立後も上場企…

思考のフレームワーク

福田 智洋 ネット系上場企業で、サービス企画の責任者を10年以上経験。独立後も上場企業の新規事業立上げ支援などに関わる。 2018年〜2020年 国立大学にて課題解決に関する講義を担当。 杉並区在住。 ご連絡はメールで。info@thinking-frame.work

最近の記事

求めるものは「変化」

約4週間振りの更新…それでも十分な更新頻度な気がします!(自分で褒めて伸ばすタイプ) 企画とかのブレストにでると皆さんアイデアに固執しがちだったりするのですが、私なんか固執どころかどうやって今のアイデアを変化させて次に移るのかしか考えて無いですよ、っていう内容書きました! ちなみにUX自慢noteさんですが、コメント欄がビックリするくらい位わかりづらいところにありますよね。今日存在に気付いた。

    • 論理的思考について(それと直感的判断と)

      今回は2週連続ですね。 毎週は無理だけど、月に一本は更新していきたいー

      • 不明確なゴールと肥大化する解決策

        隔週で更新するって言っておきながら、2ヶ月で更新でした… でも前回が2年の間隔だったので、2ヶ月は短いですね! (ポジティブシンキング) 次も隔週でお送りする予定です!

        • 失敗を積み重ね、解像度を上げる

          皆さん、お久しぶりです。 約2年振りの更新です。 会社のブログのほうで記事を更新したので、そちらでご確認いただけると嬉しいです。 隔週くらいで更新していきたいと思ってます

        求めるものは「変化」

          曖昧に使われる言葉

          言葉の役割と限界当たり前のことですが、言葉というのは、意味を伝える手段として、とても大きな意味をもっています。 私たちは共通理解がある「言葉」を用いることで、人は意思疎通を図ることができるわけです。 「話し手」は、意味をのせた「言葉」を中間媒介として、「聞き手」に意味を届けることになります。 ここで問題が発生するのは、「言葉という文字列」が「話し手」と「聞き手」において、違う意味を持っている場合です。 実際のところ、ある単語に対して、「話し手」と「聞き手」が共通の意味

          曖昧に使われる言葉

          巨人の肩にのる

          企画の仕事「企画の仕事をしています」という話をすると「新しいものを考える人」であったり、「アイデアマン」だって思われることも多いですが、実際そうでもありません。 それよりも「情報を整理したり、曖昧な概念を明確にしたり、問題や課題を明確にしたり、それに類似する事例は何かを考えたり」する仕事が中心です。 結果として、他の人にとって「新しいと感じられる」ものになるケースがありますが、「全く新しいものを考えたい!」と考えているわけではありません。 巨人の肩にのる科学者アイザック

          「言葉にできない」という思考停止

          「言葉にできない」「言葉にできない」という表現があります。 辞書には「物事の程度に見当がつけられないさま」であったり、「言葉で表現しにくいさま」という解説があります。 芸術作品をみてその感想を伝えることができなかったり、壮大な風景をみて、そのものを言い表すことができないという状況です。 私もきっとグランドキャニオンをみたら「すごい!」位しか言えないはずです。筆舌に尽くしがたい風景をわざわざ言語化するのも無粋なのかもしれませんね。 人間の処理機能の一つ恐らくなのですが、

          「言葉にできない」という思考停止

          企画とは、「問い」を洗練させる作業

          推理小説の一幕探偵が「もしかしてあの部屋にいた人物ではなく、屋上にいた人物こそが疑わしいのではないか。」と気付く。 これって、まさに「新しく問い」を発見することで、「新しい答え」が浮かび上がってくるという例なんだと思います。 質問は常に研ぎ澄まされる以前も「様々な質問が物事を明らかにしていく」という記事を書きました。 あらゆる仕事において熟練するということは、「言語化されているかいないかは問わず、物事を良いと判断できる質問を用意する」ということではないでしょうか。 今

          企画とは、「問い」を洗練させる作業

          デコボコの土地に企画を立てる

          家の近くの更地最近、近所の古い家が壊され、土地が綺麗に整地されています。周辺の何軒も既に更地になっていたので、マンションが建つのかもしれませんね。 一軒家やマンションもそうですが、何かを建てる時は、以前に存在していたものを取り壊して、邪魔なものを取り除いて、その上で地面を平らにしてから、工事を始めることになります。 当たり前のことですが、前の家の壁が残っていたり、石がゴツゴツしているところに、家を建てる人はきっといないと思います。 ゴツゴツした土地の上の企画立案キレイに

          デコボコの土地に企画を立てる

          「何も困ってない時代」の企画のあり方

          企画に慣れてない人商品企画やサービス企画でもいいのですが、打ち合わせをしている際にこの人は「企画することに慣れていないんだろうな」って感じることがあります。 「論理的な破綻」だったり、「細部にこだわること」だったり、「目的性が不明確」だったり、いろいろなパターンはありますが、その一つに「機能」にフォーカスしすぎるということがあります。 素晴らしい機能例えば「全く新しい情報のブラウジング方法」といった形で、その詳細のデザインや実装方法がの話ばかりが進むというケースがそれです

          「何も困ってない時代」の企画のあり方

          今の「プロトタイプ」に求められるもの

          プロトタイプが好きwikipedeaでは、プロトタイプは以下のように定義されているようです。 プロトタイプは、デモンストレーション目的や新技術・新機構の検証、試験、量産前での問題点の洗い出しのために設計・仮組み・製造された原型機・原型回路・コンピュータプログラムのことを指す。 ちなみに私は「プロトタイプってなんて効率的なんだろう」と思ってる人間で、一旦「作ってみる」という効能をすごく実感しています。 プロトタイプの優れたところプロトタイプが優れているところは、「うまくい

          今の「プロトタイプ」に求められるもの

          私たちは「正しく判断できない」

          思考の枠大学で授業をしている時もそうですし、ビジネスの時もそうですが、会話の最中に、その人の「思考の枠」を感じることがあります。 「強い断定」といってもいいかもしれませんし、「強い思い込み」といってもいいです。 それは年齢には関係なくて、若い人も経験のなさから固定概念をもっていますし、キャリアのある人は「経験」から固定概念をもっています。 その「思考の枠」は企画においては天敵です。これに囚われてしまうと、自由な思考をすることできません。 ありがちな思考の枠代表的な思

          私たちは「正しく判断できない」

          「よいアウトプット」は「よい質問」から。

          良い企画を考えたい私は「ウェブサービスや事業の企画をする人間」と自分自身を定義しています。端的に言えば、企画マンということです。 そのような仕事をしていると、「良い企画を立てたい!」、「みんなを驚かせたい!」っていう思いがやっぱりあります。 その時に「良い企画をどうやって立てるのか」という話です。 回答は質問に規定される私が常々思っていることは「回答は、質問に規定される」ということです。 例えば、とても知的で素晴らしい方がいらっしゃったとします。その人に対して「今日

          「よいアウトプット」は「よい質問」から。

          「・・私の・声・・・聞こえ・・ますか・・」

          アイデアを伝える企画の仕事をしていると「何か考えたことや、整理したことを、他の人に伝える。」ということが多くあります。 考えたことを話すときに、それが即座に伝わることもあれば、まるで宇宙飛行士との通信のように、なかなか言葉が届かないことがあります。 そんな話す言葉が相手に伝わらない時、私はいつも宇宙ステーションとの交信をイメージします。 例えば小説だったら 小説コンテストで「僕の頭の中に面白い話があるので、是非大賞に!」って言われても、もちろん評価もされません。「ちょ

          「・・私の・声・・・聞こえ・・ますか・・」

          とりあえず「情報収集」という問題

          よくわからない時に情報を集める私たちは知らない領域のビジネスをする際、「まずは情報を集めろ」と教わります。 そう言わない人を知らないくらい、「まずは情報収集する」ということは、一般的にビジネスにおいて「とても信頼できる武器」として広く認知されています。 実際に「情報収集をする」ということはとても大事なことなのですが、この「まずは情報を集める」というアクションを少し見直してみませんか。 ボールを蹴る サッカーを上達するためにボールを蹴ることはとても大事です。 でもボール

          とりあえず「情報収集」という問題

          三本の矢

          誰もが聞いたことのある、毛利家の三本の矢のエピソード。 晩年の元就が病床に伏していたある日、隆元・元春・隆景の3人が枕許に呼び出された。 元就は、まず1本の矢を取って折って見せるが、続いて矢を3本を束ねて折ろうとするが、これは折る事ができなかった。そして元就は、「1本の矢では簡単に折れるが、3本纏めると容易に折れないので、3人共々がよく結束して毛利家を守って欲しい」と告げた。 息子たちは、必ずこの教えに従う事を誓った 私は課題解決の際は、このエピソードを常に意識してい