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無理しないで生きたいので「発達障害サバイバルガイド」を読んでみた

「発達障害サバイバルガイド」という本、皆様ご存じでしょうか?

私がこの本に出会ったきっかけはGoogleが勝手に見つけて表示してきたネット記事によって、でした。

その記事の中で、著者の借金玉さんが「毎週、金曜日にはカレーを食べる」、つまり週1で絶対カレーを食べるんだ!!ということを仰っていて、そのことにものすごい「なるほど!」感を得た私。

たぶんこの記事だったと思う。

週1でカレー作るって決めておけば、なんだかすっごくお料理がラクになるぞ、と主婦7年目にしてやっと気づかされた私。だってそれだけで何食かはカレーで済ませられるんだもん。

借金玉さんは別にそういう意味で週1カレー、と仰ったんじゃあないのかもだけれども(この辺は私の読解力では自信が無い)、でもこのことがきっかけで「あ、この人の本、読んでみたい」—そう思った私がいたのでした。

あと、借金玉さんが私と同じ1985年生まれで北海道出身という共通点をお持ちなことにも、心を突き動かされました。

もしかしたらどこかですれ違うくらいの可能性はあった人なのかも知れない、そういう人が書いた「ちょっとでも生きやすくなれるかも知れないコツ」を、どうしても読んでみたくなったしだいです。

で、結論から申し上げますと、

発達障害の診断を受けているか否かに関わらず、生きるのがしんどい人に強くオススメしたい一冊でした。

本の後半のほうは【うつ編】なのだけれど、「ああ、自分も生きていていいんだな」と思わせてくれることが書かれています。

「不安って抱えて生きていてもいいんだな」とか「幸せになろうとしてもいいんだな」とか、そんな風に思うことが叶う形で、私は読了することができました。

つい最近まで、世の中は「自分を変えること」に傾きすぎだったんじゃあないかと感じます。「愛される自分になる」とか「仕事のできる自分になる」とか。

でも借金玉さんは「発達障害サバイバルガイド」の中で「あなたの環境を変えるべき」と仰っている。そこに私は目から鱗が落ちる思いでした。

「自分を変えないとうまくいかない」という考え方って、危険ですよね。自罰的になり過ぎるというか。

私って、長く続いている友達がいなくって駄目な奴だなあとずっと考えてきたのですが。

ふと「私の貸した本の存在をすっかり忘れてしまいながら、ヒモ的な男を部屋で飼っていたAちゃん」とか「私を一時間以上待たせて平気な顔をしていて、飽きたら他の友達のところへ行ってしまうHちゃん」に嫌われたところで、それって私が心を痛めるべき事案じゃあ無いじゃん!とやっと気づいた私がおります。

「愛される私にならないと友達に好かれない」んじゃあなく、「いい関係でいられない友達とはお別れし、新たな人間関係のある場所に身を置く」ことがきっと、私には必要だったんですよね。

もちろん、私の性格にも問題はあったと自負しておりますが…でもなー、やっぱり「そんな奴たぁ絶縁しろ、絶縁」と、過去の私に言ってやりたい今の私がおります。

なんだかようやっと、視界が開けた気のする今日この頃。

もしも「もうちょっと生きやすい人生を送りたい」ならば是非、「発達障害サバイバルガイド」をオススメいたしますので、読んでみてくださいね。私は太鼓判を押しますゆえ。


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テレビ埼玉のCMに出演しています。良かったら是非ご覧くださいね!


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