好きなものこそ、より少なく、しかしより良く
欲しいと思いたったら、いつでもどこでもなんでも買えてしまう、そんな世の中。
だからこそぶち当たる壁、「もの、持ちすぎ問題」
もの、しかも、好きなものの管理は非常に難しい。
かく言う筆者も、物心ついた時から心を砕き続けている服飾品やコスメなどの管理にはずっと手を焼き、以前はあまりの量に収納しきれず愕然とした時期もあった。
近年のミニマリストブームや私服の制服化ブームなどに影響を受け、必要最小限の服飾品やコスメに絞ろうなどというアイデアが頭をよぎたったこともあった。
そんな筆者が最終的にたどり着いたのは「より少なく、しかしより良く」を合言葉に好きなものを最適化することだった。
「より少なく」だけでは心が折れた
いわゆるミニマリスト的な発想を元に、手持ちの服飾品やコスメを減らそうとしたことがある。
また、シーズン初めに「欲しいもの」では無く、自分のワードローブに足りない「必要なもの」だけを購入し、それ以外のものは買わないようにしようとしたこともある。
結果は惨敗だった。
毎日がなんだかとても味気ないものになってしまった。
恐らくこれは、様々な種類の調味料を取り揃えるほどに料理が好きな人に「塩なんて食塩が一つあれば十分でしょう」と言うのと同じようなことなのではないだろうか?
一口に塩といっても、牛肉ステーキにがっつりきかせたい塩と、はちみつトーストに一振りしたい塩では全然違うはずだ。
筆者も、赤リップと一口に言っても、一次会のレストランと二次会のバーで同じリップで良いとはとてもじゃ無いけど思えない。
塩も赤リップも、いわば余計なもの。
でも、その余計なものが人生を彩っている。
これらをただ減らすことは、筆者にとって最適化できているとは言えない。
「より少なく、しかしより良く」が合言葉
ミニマリストなら「より少なく」だけでも幸せになれるのだろう。
しかし、筆者は「より少なく」なるだけでは幸せにはなれそうになかった。
だから、本当に心の底から良いと思えるものだけを手元に置いておこうと決めた。
適当に全部が欲しいなどとは思わない。
たくさんの中から、本当に好きだと思えるものだけを買い、手元に置いておく。
そんな風に思えるものと出会えることはそんなにあるわけではないので、必然的に「より少なく」なってしまうのだが、この場合の「より少なく」は一向に構わない。
最後に
服飾品、コスメ、本、食器、文具、ゲーム、なんでもいい、個人にとって好きで好きでたまらないものを管理することはいつだってとても困難だ。
だから、無理に数を減らそうとしなくたっていい。
その代わり、好きなものだからこそ最上級に厳しい基準を持って買う・買わない、持つ・持たないを決めるといい。
そうやって厳しい基準を潜り抜けてきた、自分の本当のお気に入りたちだけに囲まれて過ごせるようになれたら、毎日が結構良い感じに幸せになる。
これこそ好きなものの最適化と言えるのではないだろうか。
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