ばあみい@TheRaven

幼いころ詩人になりたくて、本をたくさん読んだ。少年のころは女性にもてたくて、ギターを始…

ばあみい@TheRaven

幼いころ詩人になりたくて、本をたくさん読んだ。少年のころは女性にもてたくて、ギターを始めた。今は感受性の強い飲んだくれか!?

最近の記事

アラン・ホールズワースを忘れない

澁澤龍彦風に書くと、「毀誉褒貶相半ばする」ギタリスト、アラン・ホールズワースは世間一般的にいう類稀な才能以上の想像力と創作力、奔放なイマジネーションを音色化することに長けた、比類のない技巧を持ったアーティスト、ギタリストである。 アラン・ホールズワースは一連のボーカル入りのバンド形態のアルバム、「I・O・U」から「メタル・ファティーグ」を発表後、SynthAxe呼ばれる、所謂ギター・シンセサイザーを前面にフューチャーしたアルバム「アタヴァクロン」を発表する。自分が初めて聴いた

    • マーク・ノップラーのGoing Home(Theme Of Local Hero)を聴いた。曲は壮大で素晴らしいが、それ以上は何も感じなかった。自分が知っているものがすべて、終わるような前兆を感じた。しかし、彼らは弾き続ける。ギタリストだから・・・

      • 気がつけばおっさんがじいさんになる

        長いようであっという間にゴールデンウィークも終わりましたね。 観光に携わった仕事をしているため、ゴールデンウィーク中はかき入れ時、年に数回ある繁忙期の一つです。昨年までは延々と続きそうに思えていた連休も今年は何かいつもと違っていました。 自分にとって今年が実質最後のお勤めの年となり、来年はいよいよ定年退職の年です。人手不足の昨今ですが、やはり還暦を一つの節目として、定年を迎える年に自分がなるということに今更ながら驚いています。まだまだ若い連中には負けないと思いながらも、実際は

        • ジャンゴ・ラインハルトを忘れない

          車の中ではいまだにCDを聴いている。あの煌びやかな円盤の中の限られた時間が好きだからだ。 自分が持っているCDは片づけている用と、聴いている用が区分けしてあり、もちろんそれらは時期によって入れ替わる。先日もそれらをいつものように入れ替え、そしていつものように今まで聴いていた音楽を見つめなおす。 昨年から今年にかけて、若い頃に聴いていたものをよく聴いていた。特にロカビリーのプレイヤー、ジーン・ヴィンセントに始まり、ジェームス・バートンやブライアン・セッツアー、ダニー・ガットン

        アラン・ホールズワースを忘れない

          Mr.ストラトキャスターを知ってますか?

          自分の中でRockというジャンルの垣根は恐ろしく低い。というか、ないといってもよい。昔のレコード店のカテゴライズと同じで、エルヴィス・プレスリーもビートルズもキッスもディープ・パープルも全部Rockなのである。 いつの頃からか、Rockも細分化されたカテゴリーの中で聴きたい音楽の対象が絞りやすくなった。反面、カテゴライズには確立されたイメージが付きまとい、時として聴きたかった音楽を遠のけてしまうこともある。 自分の中でロッカーというと、THINLIZZYのベース&ヴォーカル

          Mr.ストラトキャスターを知ってますか?

          フィリップ・カテリーンというギタリストを御存知ですか?

          フィリップ・カテリーンは自分にとって、とても良い影響を与えてくれるギタリストの一人である。彼のバックグランドには同郷の先達であるジャンゴ・ラインハイルトやルネ・トーマスからの影響があり、彼の育った家庭は音楽一家でもあった(らしい)。フィリップ・カテリーンはジャズとは程遠いフレーズを演奏しながらも、それでいて誰よりも聴くものにジャズを感じさせるプレイヤーだと自分は思っている。70年代中盤より80年代前半に発売されたリーダー作では、所謂フュージョン的サウンドを披露しているが、そう

          フィリップ・カテリーンというギタリストを御存知ですか?

          やっぱりほしかったギター

          古くはエディー・コクランやデュアン・エディー、チェット・アトキンス、自分たちの世代では何といってもブライアン・セッツアーの存在が圧倒的だった。 若い頃はフェンダー一辺倒なところがあり、ギブソンも何十本も試したけれど、自分の手になじむことはなかった。 結局またジェフ・ベックの話になるが、ジェフ・ベック本人の評価がより一層低い「フラッシュ」。あのアルバムのLPには入っていない、当時CDのみの臨時ボーナスとして「ナイト・ホーク」なる曲が入っていた。その曲の歌のバッキングで始終鳴って

          やっぱりほしかったギター

          私のイチオシ エピフォンという選択肢

          最近というか、前からですが、動画サイトを見ていると低い価格帯のギターを絶賛するものが多々あります。 知らない人にとってはとても良い情報です。初心者の方ならとても参考になるでしょうし、至近距離での撮影や演奏であれば、音質や本体の質感などある程度のことが把握可能です。 若い頃は価格の違いによる製品の違いとか、その良し悪しについて中々結論を出すことはできません。自分の場合な何かを選ぶとき、自分はどうせこんなもんだろうと自己評価を低くして結論を出していたため、後々それが将来的にいろい

          私のイチオシ エピフォンという選択肢

          自分の休日の過ごし方

          自分の仕事は事務職ですが、職場は比較的大きな観光地の一部となっており、主な休日は土日や祝日以外の平日に取るようようになっています。なので、一般的な職種の方のように土日は書き入れ時のために、あまり休むことはできません。昨今の働き方改革で、一昨年くらいからお正月の1月1日のみ休むことができるようになりました。 よく言われるのは平日休みだと他の人と休みが合わないので退屈ではないかということです。ところがこの平日休みというのがとても便利で、あまり不便と思ったことはありません。たし

          自分の休日の過ごし方

          わたしの本棚 自分の本棚

          あらゆるものと向き合うには、読書が最適だと信じています。自分が読書を始めた動機は現実逃避で、退屈な日常よりも虚構の中に生きる中で沸き起こるイマジネーション。インスピレーションの源泉はあらゆるものを昇華することで、別のものに生まれ変わらせる魔法だと考えています。 自分の現実の本棚に残っているのは捨てきれなかった書物。もう何十年も開いていない書籍だというのに、未だに手に取るだけでその時の感情が蘇ってきます。 自分は若い頃より澁澤龍彦のファンで、最も影響を受けたと言っても過言では

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          初めて買ったCDは結局ジェフ・ベック

          1980年代後半。 世の中はレコード、カセットテープから、CDへとメディアが移行していく過渡期でした。自分は当初頑なにレコード派を貫いていましたが、時代は徐々にCD全盛。そしてついに自分も新規にCDデッキのついたオーディオシステムを新調し、来たるべき時代の準備を整えました。 当時新譜が出ると、レコード、カセット、CDの併売が一般的だったのに、徐々にCDのみの単発になってきました。 色々考えた挙げ句、レコードプレイヤーやカセットデッキも残しながら、CDプレイヤーなどを増設したわ

          初めて買ったCDは結局ジェフ・ベック

          今更ながら自己紹介

          自分のことについて言えば、もうじき還暦になります。 幼い頃、若い頃はあまり人付き合いが上手くなく、女性との接点も殆どありませんでした。 どちらかというと虐められる方が多く、何かの中心にいることは殆どありませんでしたが、めんどくさいことは常に押し付けられる立場でした。 困ったことにこれらをうまく、そつなくこなしていたために、周囲からは都合良く扱われていたと思います。 結局、最近になってそれらがすべて好転し、結婚もできて公私ともにいいポジションにいるのではないかと感じております。

          今更ながら自己紹介

          もうちょっとジェフ・ベックのこと

          ジェフ・ベックの演奏に対しては、いつも畏敬の念を持って見たり聴いたりしている。今でもそうだ。しかし、彼の使っている機材に関しては、あまり興味を持ったり近づいたりしたことはなかった。何を使ったらあんな音になるのかという意味での興味はあったが、同じものを使用して同じことをしようとしたことはなかった。ジェフ・ベックから学んだこと、それはその曲に対して、自分はどのようなアプローチをとるかということ。ジェフ・ベックの演奏はいい意味で聴衆を裏切る(少なくとも自分はそう考える)。 「もっと

          もうちょっとジェフ・ベックのこと

          ジェフ・ベックへの親近感「クレイジー・レッグス」

          一般的には評価の低いジェフ・ベックのアルバム「クレイジー・レッグス」。いわずと知れたジーン・ヴィンセントのカバー曲集である。ここでジェフ・ベックは完璧なリーゼント・サウンドを披露してくれる。もちろん彼が年少の頃から敬愛するギタリスト、クリフ・ギャラップの完コピである。 ジェフ・ベックのほとんどのファンの人はこのアルバムの発売に疑問を投げかけているし、一部のファンの人にはこのアルバムはなかったことになっているらしいが、それはないだろう。と言いながら、かくいう自分も「BB&Aはジ

          ジェフ・ベックへの親近感「クレイジー・レッグス」

          ローリング・ストーンズを聴いて楽器を演奏する楽しさを知る

          今を遡ること数十年前、自分が未成年後期から二十歳を過ぎるころまで、愛聴する音楽はかなり偏っていて、自分の中でロックというジャンルはないものになっていた。ジャズが一番、フュージョンがその次、三、四がウエスで、最後がジェフ・ベック。なので、通俗的なロック・ミュージックのレコードの購入にまでお金が回らないのと、若い頃特有の先入観で判断するという悪い癖が裏目に出て、ローリング・ストーンズとかドアーズとかは割といい年まで聴く機会がなかった。 それでもビートルズは、ジェフ・ベックの「ギタ

          ローリング・ストーンズを聴いて楽器を演奏する楽しさを知る

          史上最も偉大なギタリスト250人 今更ながら、これでいいのか悪いのか

          人間人それぞれ、いろんな人がいて色んな趣味があり嗜好もあるので、一概に数字で表すランキングを示すことは、とても大変なことだろう。この手の話題は必ず物議を醸すし、年代や性別によっても様々な回答があり、感想もあるかもしれない。だからといって、これでいいのだと折り合いをつけられない心の狭い自分もいるのも確かだ。 某ギター雑誌でも先月号で、「名盤100」などという炎上企画を掲載していた。これはこれで、話題のないマスコミの人も大変なんだなあと思う反面、泣かん子を泣かすような順列をつける

          史上最も偉大なギタリスト250人 今更ながら、これでいいのか悪いのか