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コーヒーと音楽 Vol.56

Big Star - Thirteen

追記:貼り付けていた動画+歌詞は削除しました(2022/08/20)

いつかのときを思い出すとき、切なさや愛おしさが込み上げるとき、静かに流れるメロディー。

今回のコーヒーと音楽で紹介するのは、Big Star のThirteenです。Big Star はアメリカはテネシーで1971年に生まれたバンド。

Alex ChiltonとChris Bellを中心に、極上の甘酸っぱくてやわらかい音楽を生み出してきました。

ただ、多くの才能溢れるミュージシャンがマーケティングにおいてはうまくいかなかったように、Big Starも商業的な成功からは遠かったバンドです。

それと引き換えにカルト的な人気を現在まで持ち続けているバンドでもあります。R.E.M.だってThe Replacementsだって彼らに影響を受けています。

彼らの音楽はやさしさで溢れています。とっても誠実なやさしさ。たとえうまくいかなかったとしても、やさしく包み込んでくれる音楽。温かい。

そんな彼らの人気曲、Thirteenの歌詞を意訳してみます。

歌詞に出てくる"Paint It Black"はThe Rolling Stonesの曲。

このThirteenというタイトルは、Alex Chiltonが13歳の時につくったからと言われています。しかし、こちらのサイト↓での指摘のように、Alex Chiltonが13歳のとき"Paint It Black"を引用するのは不可能だったというのは事実。

↓原曲Paint It Blackが発売されたのは1966年5月6日。

↓アレックス・チルトンは1950年12月28日生まれ。ということは、彼がPaint It Blackをはじめて聴いたとすれば早くて15歳の時。それともストーンズのPaint It Blackではない引用元があるのでしょうか。

13歳あたりの淡い経験、記憶、思い出を曲にしたことは想像できます。

それよりも、アレックス・チルトン、僕と同じ誕生日ではないですか!めちゃくちゃ嬉しい。大好きなミュージシャン。今まで知らなかったなぁ。

僕の大好きなEvan DandoもThirteenをカヴァーしています。彼は間違いなくBig Starファン。

↓Evan DandoはBig StarのThe Ballad of El Goodoもカヴァーしています。

ティーンエイジャーのような純粋な気持ちをどこかで持ち続けていたのが、この曲を書いたAlex Chiltonであり、Chris Bellだったのでしょう。

同じことがElliot Smithにも言えます。この世界で生きるには、彼はやさし過ぎた。

この曲が発売されたのは1972年の4月。ちょうど4月。この曲を紹介するにはいい頃合い。

純粋な気持ちをずっと持ち続けたいと思います。そこにある美しさを感じて守っていきたい。この曲を聴きながらそんなことを考えました。

土曜日。目を閉じて、この曲に包まれながら1日を過ごそう。

皆さん、良い1日を!

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