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コーヒーのおみやげ Vol.03

BLUE BOTTLE COFFEE コーヒー豆

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今回は久々の「コーヒーのおみやげ」シリーズです。シリーズといってもまだ過去に2回しか投稿していないのでマガジンも作っていないのですが、コーヒーのおみやげをもらうことが今後もあれば投稿していきたいと思います。

↓過去のコーヒーのおみやげはこちら。

コーヒーを職場でも毎日何度か淹れているので、心優しい同僚がコーヒー豆を買ってきてくれることがあります。

今回は、ブルーボトルコーヒーの豆です。

ずっと昔、ブルーボトルが日本に入ってきた頃に一度だけオンラインで僕もコーヒー豆を購入したことがありましたが、味のことは覚えておらず。久しぶりのブルーボトルの豆です。

↓ブルーボトルコーヒーといえば、ドキュメンタリー映画「A Film About Coffee」でも取り上げられていましたね。

↓前に取り上げた本でもブルーボトルについては書かれていました。

↓ブルーボトルの高級缶コーヒーについても、そういえば記事にしていたっけ。

なにかと話題になるのがブルーボトルコーヒー。

久々にホームページを見ましたが、店舗が少しずつ増えましたね。僕がチェックしていた時は清澄白河のお店しかなかったのに。

今回おみやげでいただいたブルーボトルコーヒーの豆はケニア産

賞味期限は2ヶ月以内に設定しているんですね。

自分でコーヒー豆を焙煎しはじめてから、市販の商品の情報について細部まで気になるようになりました。

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それではパッケージから豆を取り出します。パッケージデザインは良いのですが、難があるとすれば肝心のコーヒー豆が取り出しにくいところ。これは改善の余地ありだと感じました。

↓豆を見る限りはミディアムロースト。少しシワが多い感じがします。香りがとても良いです。

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↓光加減で分かりづらいのですが、この間焙煎したゲイシャと今回のブルーボトルの豆の焙煎度は近いと感じました。

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↓今回はナイスカットミルの4番で挽いてみました。

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↓50gの豆を700cc。お湯は90℃。KONO式ドリッパーで淹れてみます。

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さて、お味の方は、これはかなり酸味が強いです。

焙煎度から味は想像できましたが、それにしても酸っぱい。例えるならローズヒップ系です。香りは良いのですが、この酸味は好みが確実に分かれると思います。

この間自分で焙煎したパナマ産のゲイシャにすごく近いものがあります。こちらも近い酸味があって香りも良かったです。

時間が経つにつれて、若干酸味が落ち着いて飲みやすくなりました。淹れる際の湯温を下げて80℃ぐらいでも良いのかもなぁと思いました。

この豆の風味は何かの味を思い出させます。なんだっけなぁ。小さな頃に食べたか、飲んだかした酸味。あ、あのお菓子かもしれません。モロッコヨーグル。

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違うかな(笑)。なんとなくひらめいたのでどこか似た味があったかもしれません。

それにしても、この酸味が万人受けするとは僕はどうしても思えないのです。(ブルーボトルコーヒーの客層であればコーヒーのバリエーションを楽しめる方は多いのかもしれませんが、果たしてこの豆のリピート率はどのくらいなものなのか気になります)

もしこれが初めてのコーヒー豆の購入のお客さんだったとしたら、この酸味の印象が何よりも強いはず。

たまにみるコーヒーの味のレビューに「酸っぱくて・・・」というものがありますが、選ぶコーヒー豆、コーヒーの淹れ方によってはそうなりますよね。

僕の淹れ方で酸味が強く引き出された可能性もあるにはあります。気になったので同僚にも飲んでもらったところ「ブルーボトルで飲んだのもこんな味だった」と言っていたので、おそらく店舗でサーブするコーヒーにもこの酸味はあるのだと思います。

そうは言っても、ブルーボトルコーヒーの商品のひとつにこのようなラインアップがあるということを知れただけで勉強になります。

僕は最近はなるべく酸味を抑えることを焙煎するときに意識しているので、酸味について再考するきっかけになりました。

コーヒー豆の持つ香りを引き出そうとすると浅めの焙煎度を狙います。そうなると同時に酸味も前に出てくる。このバランスがとても難しいです。

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ここのところずっと自分の焙煎した豆でばかりコーヒーを淹れていたので、市販のコーヒー豆ももっと飲もうと思いました。すごくたくさんの気づきを得られます。

金曜日。もう金曜日。こうやって10月もあっという間に過ぎてゆく。もうそろそろコーヒーノキも屋内に入れなきゃ。

皆さん、良い1日を!

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10月15日 ワイルド(1856 - 1900)この日生まれたイギリスの文学者。唯美派の首領。退廃的生活の下にやさしい心を秘めていた。「サロメ」、「ドリアン・グレイの画像」

 私有財産の廃止により、真の、美しい、健全な個性があらわれる。物や、物の象徴 [貨幣] を蓄積するために、一生を浪費する人はなくなろう。人は、生活することになるだろう。生活するとは、この世で一番まれなことなのだ。たいていの人は存在しているだけなのだ。・・・現代の世界は、苦しみから、また苦しみにもとづく悩みから脱却したいと望んでいる。現代は、その方法を社会主義と科学とに頼っている。現代の目的は、個性が歓喜をとおして、自己を表現することだ。この個性は、在来のどんな個性よりも、さらに大きく、豊かで、美しくなろう。(社会主義下の人間の塊)

桑原武夫 「一日一言」(岩波新書)より

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10月15日 フリードリヒ・ニーチェ(1844年 - 1900年)この日生まれた、ドイツ・プロイセン王国出身の哲学者、古典文献学者。



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