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コーヒーと音楽 Vol. 279 - Keith Jarrett Trio
Keith Jarrett Trio - The Ballad of the Sad Young Men
もっと若い時はジャズなんて聴きもしなかったのに、ここ数年ですっかりのめり込んでしまいました。
今日の「コーヒーと音楽」で紹介するのは Keith Jarrett Trio の The Ballad of the Sad Young Men。
美しい曲。
今日のようなしっとりした日のコーヒーのお供にぴったり。
昔入り浸っていた喫茶店のことを思い出しました。まだ20代だったころ。仕事もしたりしていなかったりしてた頃。
重く濃密な店内にいつもお客はぼくともう一人ぐらい。
ぼくもかつてはA sad young manだったのかもしれない。マスターはやさしかったな。
今日の一曲はそんなコーヒーの原体験に寄り添ってくれます。
この曲の雰囲気はぼくの大好きなOscar Peterson TrioのIn The Wee Small Hours Of The Morningに通ずるものがあります。
↓Art Pepperバージョンもそれはそれは素敵です。Keith Jarret TrioのベーシストのGary Peacockは確かArt Pepperともその昔一緒に活動してましたよね。
人それぞれ人生において大切にしているものは異なります。
ぼくの場合いつの間にかコーヒーがとっても大切なものになっていました。
そしてそのコーヒーは音楽、本、アートなどと絡まり合って自分の中に文化圏を作り上げています。
かつてのA sad young manは an old man(まだa middle-aged manか)になってしまいました。悲しみを感じることはいまだにあるけれど、それと同じように幸せを感じられるようにはなりました。
さぁコーヒーを淹れよう。
<今日の誕生日>
2月24日
ニッキー・ホプキンス(1944 - 1994)この日イギリスで生まれたミュージシャン。
Clyde Hart(1910 - 1945)この日アメリカはメアリーランド州で生まれたジャズ・ピアニスト。
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