アゲハチョウのあっちゃんが教えてくれたこと
エデン農園で満開のフェンネルの切り花を飾って1週間後、何が付いてる?と思ったら、キアゲハの幼虫が付いていました。
アゲハチョウは2週間位で蛹になるので、アゲハチョウの「あっちゃん」と名付け育てることに。
何を食べてるのかと良く見るとあっちゃんは、フェンネルの花の小さな茎をむしゃむしゃ食べていました。
なぜか、フェンネルの切り花は10日経っても、あっちゃんのために枯れませんでした。
毎日、少しずつ大きくなっていくあっちゃん。
2週間後、いよいよフェンネルを食べ尽くしてしまい、見るとフェンネルの茎につかまっていたあっちゃんがいません。どうやら、お腹を空かせて、餌を探していたらしく、50cm位離れた所で見つけました。
しかし、エデン農園に行くのまで、まだ丸2日間あったので、このままではあっちゃんは餓死してしまいます。そこで急遽、スーパーでパセリ、三つ葉、チャービルなどセリ科の葉を買ってきて、まず重曹で洗ってから、さらに水洗いしてあげたら、むしゃむしゃ食べてくれました。
翌日、朝は元気にパセリを食べていたあっちゃん。
しかし、夜に帰ってきたらぐったりとして、つかまっていたニンジンの茎から落ちそうになっていました。
エデン農園から採ってきたイタリアンパセリやフェンネルの花を近くに置いても反応せず、死んでしまったようです。
嫌な予感はしていましたが、恐らくスーパーで買ったのパセリや三つ葉やチャービルの農薬や鮮度を保つ添加物が原因ではないかと思います。
重曹で洗っても農薬は除去できないということが証明されました。あまりに悲しくて、虫のことで涙が出ました。
現代の農業は間違ってると思います。
聖書にある通り、罪の代償は死です。
[ローマ人への手紙 6:23]
罪の報酬は死です。しかし神の賜物は、私たちの主キリスト・イエスにある永遠のいのちです。
小さな虫は死ぬかもしれないが、人間は死なないというのは間違ってると思います。いつか、その罪の代償は人間に返ってくると思います。
あっちゃんをエデン農園に帰すことも考えましたが、この猛暑ではエデン農園に帰しても死んでしまいます。猛暑の前には、エデン農園のフェンネルにキアゲハの幼虫が沢山いましたが、すでにみな蛹になっています。
あっちゃんは、遅れて産まれてきた幼虫でした。
気候変動による豪雨や猛暑という異常気象についても、長年の歴史で農業を産業化し、自然を破壊してきた、人間のエゴによるものです。
現代の農業は、沢山収穫できるよう、また除草剤を撒かないと野菜が育たないように種を改良し、殺虫剤を撒き、野菜を大きく育てるために化学肥料を投与し肥えさせ、不自然な収穫量の野菜になっています。
毎年使用される農薬は、雨から地に流れ落ち、地下水から河川に流れ、海を汚染し、海の生物を破壊し、地球環境を破壊していきます。
さらには、その野菜の種は採種しても成長しないようにも改良されており、農家は毎年種を購入しています。本来創造主である神様が創られた自然は、種から何十倍にも増えていく素晴らしいシステムであるのに、人間が農業を大量生産する産業に変えるために、また利益を上げるためにその自然のシステムまで破壊してしまったのです。
[創世記 1:11,12]
神は仰せられた。「地は植物を、種のできる草や、種の入った実を結ぶ果樹を、種類ごとに地の上に芽生えさせよ。」すると、そのようになった。地は植物を、すなわち、種のできる草を種類ごとに、また種の入った実を結ぶ木を種類ごとに生じさせた。神はそれを良しと見られた。
家畜も同じく、ホルモン剤、抗生物質、遺伝子組み換え飼料で、薬漬けの肉や卵、牛乳がスーパーに並んでいます。乳牛は牛乳を採るために、子牛を産んで2ヶ月後には人工授精され、ミルク生産機のようにされています。ミルクが出なくなった薬漬けの乳牛が、牛肉としてスーパーに並んでいるのです。
そんな物を食べ続ければ、小さな虫は即座に死んでしまい、発がん、無精子症、癌の増殖、精神疾患など、すでに人間にも影響が出ています。
牛乳や乳製品、牛肉が乳がんや前立腺がんを誘発することは、海外では論文や書籍も出ており、周知の事実です。
日本だけが、海外で発がん性があるとして訴訟問題になり、使用が禁止されている、除草剤のラウンドアップを使用し続けています。除草剤を使うと最終的に土の微生物はいなくなり、土はサラサラになり砂漠化してしまうのです。
確かに農業を “ビジネス” にするのは、難しいと思います。ただ、日本には沢山の不耕作地があり、人々が農薬を使わない自然農で自給自足できるよう、国として自給率を上げることはできると思います。全ては無理としても少しでも無農薬の食物を食生活に取り入れるだけで、体は解毒されます。
死んだと思ったあっちゃんにエデン農園から採ってきたイタリアンパセリとフェンネルの花を置いてあげたら、反応して少し動いたのです。でも、食べるまでの力はなく、力尽きて死んでしまいました。
あらためて、人は地球環境と調和した無農薬の自然農に、立ち返るべきだと思いました。
エデン農園の帰りに、なぜかお腹が痛かったのですが、まさに虫の知らせでした。
この小さな命にいろいろ考えさせられました。
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