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日本語が世界で一番難しい理由



日本語のひらがな、カタカナは46文字、
漢字は10万語を超えていると言われています。



また、一人称は僕、私、俺など
何通りもあります。
相手を不快にさせないために、
場面に応じて使い分け、
ニュアンスの違いを細かく表現しています。



オノマトペも多様で、
「シーンとした会場」や
「雪がしんしんと降る」のような
音が無い場面を言葉で表現できるのは
日本語にしかないようです。



1つの言語を
習得するのに必要な学習時間は
最も覚えやすいイタリア語や
スペイン語では約600時間。
それよりも少し難易度の高い
ドイツ語やスワヒリ語は
約900時間程度と言われています。
それに対して、日本語の習得には
少なくとも約2200時間は
必要だと言われています。



また、日本人はローマ字を習得し、
絵文字を使って、
感情の機微を表現しています。



テキストではどうしても
相手の表情や声色が分からない分、
誤解が生じやすいため、
相手を配慮する日本人なりの
感性が表れています。
控えめな性格の日本だからこそ、
直接的な言葉で表現することなく
相手に気持ちを伝える顔文字は
日本特有の文化だとも言われています。



そして最後に、
言葉で直接、伝えずとも、
空気でその場を感じ取る
”空気を読む”というコミュニケーションは
外国人が中々、習得できないものだと
言われています。



直接的な表現を避ける日本人の
気遣いや優しさから生まれた文化という
側面もあり、調和を重んじる
日本人だからこそ言葉ではない
空気によるコミュニケーションが
自然とできるような文化があります。



直接的な言い回しを避け、相手を思いやり、
その場の調和を重んじる日本人の
精神性から日本語が形作られてきました。



言語は文化の中で形成されるものです。



言葉だけを習得すれば、
日本語は話せるのではなく、
日本語の背後には
日本人の精神性が隠されています。



奥ゆかしい、
それでいて礼儀や作法を重んじ、
大義を優先する日本人の心が
言語に表れています。



美しい日本の心を失わないために、
何ができるのか、
真剣に考える時を迎えています。



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