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人生100年時代のいま、信長のように敦盛を舞え。

「人生100年時代」という言葉を聞くようになってから、しばらく経ちました。
この先の人生の生活に必要な生活資金の試算の話も聞くようになりました。
高齢化が進むことは、長寿化が進むことでもあります。

しかし、本当に私は100歳まで生きられるのでしょうか。
本当にあなたは100歳まで生きられるのでしょうか。
人生100年時代は、一人ひとりに100年の命を保証しているわけではないと思います。

人生100年時代とは、ロンドン・ビジネス・スクール教授のリンダ・グラットンとアンドリュー・スコットの両氏が提唱した言葉だそうです。
詳しい文脈は分かりませんが、「先進国では、2007年生まれの2人に1人が100歳を超えて生きる」だろうとされているものです。

これを聞いて、一人ひとりがまるで100歳まで生きることを約束されたような錯覚を覚えてしまいますが、この点、思考のワナに陥ってはならないと思うのです。

人生100年まで生きられるから、チャレンジを先延ばしにする。あるいは、ダラダラと生活をすることがあってはならないと思います。
自分自身の健康にも十分に気をつけなければなりません。

そうです、そうです。
人生を長く延ばすことは思うようにいかなかったとしても、人生の密度を濃くしていくことはできると思うのです。
日々を悔いなく生きる。
たとえば、人生を50歳まで精一杯働き、その後の人生はボーナスと思って、周囲の人々に色々還元しながら生きる。
密度を濃くする方法は人それぞれ。誰しも悔いなく過ごすことはできると思うのです。

本能寺の変で命を落とした織田信長が舞ったと伝えられる「敦盛」は、「人間五十年」でした。
あれは人生の儚さを嘆くニュアンスもあると思うのですが、「100年時代」という言葉を頭の片隅に置きつつも…そう願いつつも…私は人間五十年と思って日々悔いなく生きていこうと思います。

早いもので、今年も残すところあと1ヶ月となりました。
皆様それぞれにたくさんの幸せがありますように。

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