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音楽家が気付かずに差を付ける方法

どれだけ頑張っても差が付かないものです。これは我慢しないといけないんです。

たとえば今日思いっきり練習したとしても、明日になって同業者と天と地との差が付く事なんてありません。当たり前ですよね。

自分の成長は停滞しているように感じるものです。自分自身が「お、自分は成長しているな」と感じることなんて希です。

さらに時折他人を見ると「こ、この人すごい成長しているな」と思ってしまいます。

練習

世界中の音楽家を見てきましたが、すごいミュージシャンの練習方法は次の二種類です。

  1. 「自分はたくさん練習している」と言って死ぬほど練習する音楽家。

  2. 「自分は全く練習していない」と言って死ぬほど練習する音楽家。

結局死ぬほど練習する音楽家しかいないんです。

インチ・モア

練習でも、ダイエットでも、勉強でもなんでもそうですが、同じ事を繰り返しても上達しません。ここで理念的に使うのが

「インチ・モア」

です。インチ、つまり3㎝くらいもうちょっと頑張るという意味です。

1時間練習したら次の日は1時間1分練習するとか、テンポ120で弾けるようになったら次の日は121にするとか、100回練習したら101回にするとかです。

この理念で毎日練習するといつのまにか差が付いています。

ただ、自分では気付きません。他人は「もとから上手かったんじゃないか?」と思うでしょう。思わせておけばいいんです。

停滞期に耐える

1年経っても停滞していることもあります。これは誰しもが経験します。どちらかというとこの停滞期を2、3回経験しないと成長のコツが掴めません。

ぜんぜん上達してない、まったく成長していない、なぜだ? こんなに頑張ってるのに・・・と思ったら

これはラッキーなことです。1回目の停滞期を経験しているんだ!と思えば大丈夫ですよ。

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津本幸司

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