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【東大フードロス助け隊】クラダシ突撃インタビュー② 学生必見!インターンとクラダシチャレンジについて

改めまして、こんにちは!Table for Two-UTです!

フードロス削減に取り組む株式会社クラダシ様へのインタビューの後半戦です!
(まだ前半を読まれていない方はぜひこちらからチェックしてください!)

クラダシは、社会貢献型インターンシップ「クラダシチャレンジ(通称:クラチャレ)」を運営し、人手不足の農家とフードロスに関心のある学生をつなぐ取り組みを行っています。後半は主に、インターン生としてクラチャレの運営や実際にクラチャレに参加されている木村さんにお話を伺いました。


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1. インターンシップへの思いや実際の経験

TFT:木村さんは、なぜクラダシでインターンをしようと思ったのですか?

木村:フードロスに興味を持っていたことが第一の理由です。食育や食べ物を必要な人に届ける仕組について考えたいと思っていた時に、クラダシがビジネスとして社会貢献ができる仕組みをつくっていることを知り、関わりたいと思うようになりました。

TFT:クラダシでインターンを始めたことで、フードロスに対する意識の変化はありましたか?

木村:クラダシでの経験を通じて、一消費者の立場から生産者側の視点で考えるようになり、生産物が無駄にならずに消費者の方にちゃんと届いてほしいという気持ちを持つようになりました。それに加えて、社会の変化も感じていて、周りでも前よりフードロスの問題に共感してくれる人が増え、話題性が高まっていると感じています。

TFT:「3分の1ルール*」などのフードロスを生み出している文化や、フードロスに興味がない人に対してはどのようなアプローチが考えられると思いますか?

*「3分の1ルール」:食品メーカーと小売店との間の慣習。例えば、賞味期間が6カ月の商品だと、卸業者は製造日から数えて賞味期間の「3分の1」にあたる2カ月以内にスーパーなどの小売店に納品しなければならない。納品が2カ月より遅れた商品は店頭に並ばず、卸業者からメーカーに返品されたり廃棄されたりする。(朝日新聞デジタル2018年10月1日記事より)

木村:興味を持つきっかけとして、メリットがあることが重要だと思います。クラダシは、消費者がお得に買い物ができ、生産者側も廃棄コストがかからないので、双方にメリットがあります。その上で社会貢献も同時にできることも知ってもらえれば、その先に繋がると思います。

TFT:木村さんはインターン生として企画を行うに際して、学生であることの強みやメリットは何だと思いますか。

木村:大学生の参加者を募集するときに同じ目線で訴えかけることができるのは強みだと思います。自分と同じように、多くの大学生がコロナの影響で、さまざまな計画が頓挫し、力が余ってしまっている学生が多くいるように感じています。そんな中、自分が学生たちと地方をつなぐ架け橋となることで、学生には未来につながる原体験を、地方には課題解決に繋がる糸口を提供することができればと思います。また、実際に地方に赴くことも学生ならではの身軽さが生かせているのではないかと思います。

2. クラダシチャレンジ(クラチャレ)について

TFT:クラチャレの主な目的や主眼は何ですか。

小山:クラチャレは、代表の「消滅可能性都市を救いたい」という思いから始まり、農家や自治体と連携して実施しています。クラチャレの他にも、地元の食品メーカーやフードバンクとのコラボレーションなど、各自治体が持つ課題に合わせて地方創生につながる様々な活動を行っています。
木村:クラチャレの目的としては、高齢化など人手不足の農家への労働力の提供食育への参画があります。私も、実際に高知県の北川村という村でゆずの収穫支援を行うとともに、地元の小学校に通う子どもたちと交流しました。その地域の将来を担う子どもたちが、食育を通して地元への愛着を育み、その地域が抱える課題を知ることも重要だと考えています。


TFT:コロナ禍で都市部から地方に行くことに関して、課題はありましたか。

木村:元々は地元の小学生と一緒に収穫作業を行う予定でしたが、感染症対策として中止に。代わりに、小学生の皆さんに私たちの活動や小学生へのメッセージをまとめた掲示物を作成し、プレゼントしました。また、これからの連携を通して、実際に足を運ぶこと以外に何ができるのかということについて自治体の方と話し合うことができました。
小山:クラチャレは、「ただ学生を派遣する活動」にならないよう、自治体と連携協定を結ぶなどした上で、その自治体が抱えている食品ロスに関わる課題を一緒に解決していく仕組みを作っています。

TFT:クラダシの理想や今後の展望を教えてください。

小山:一番の理想は、全国の様々な自治体や農家の方と学生が繋がり、学生が「今年はどのクラチャレに参加する?」というような感覚でクラチャレに参加できるようになることです。
小山:今後のクラチャレの展望として、まだ構想の段階ですが、学生だけでなく、大人やシニア世代の方々を対象としたプログラムの展開も考えています。最近では定年後の地方への移住も増えていますが、一方で、いきなり知らない地域に移住するのはかなりハードルが高い。「第二の故郷」をつくるために、小旅行の感覚で、地元の農家の方と関わって収穫の手伝いもでき、その土地のことを知ることができるような機会を作りたいと思っています。
木村:実際にクラチャレに参加して、私は「第二の故郷」ができた感覚があります。例えば小豆島に行ったことで、オリーブの製品を見ると自分も買いたいと思い、皆にも知ってほしい、買ってほしいという気持ちが生まれました。
より多くの人にクラチャレの魅力を伝えていくために現在、広く、オープンな形で人を集める基盤を作っています。
小山:加えて、これもまだ話し合いの段階ですが、大学と提携をして、インターンとしてクラチャレを単位認定してもらうというようなことも考えています。

TFT:それは楽しみですね!

小山:是非、クラチャレに参加してみてください!
木村:一緒に行きましょう!

3. 読者の方々に向けてのメッセージ

TFT:最後に、読者の方々に向けてメッセージをお願いします。

小山KURADASHI買い物するだけで気軽に社会貢献ができるということを知ってもらえたら嬉しいです。社会貢献をしたくても、何をすれば良いかわからないという方も多いと思いますが、KURADASHIで買い物をすれば、それだけでフードロスを削減できることに加え自分で選んだ社会貢献団体の活動も支援できます。ぜひ、社会貢献がしたい!という思いからKURADASHIを利用する方が一人でも多く増えたら嬉しいです。

TFT:ありがとうございます。木村様からもお願いします。

木村:特に学生の読者の方で、何か社会貢献してみたい、今何かしたいけれどどうしたらいいかわからないといったモヤモヤを抱えている方は、ぜひクラダシチャレンジに参加してほしいと思います。現地に行くことで新たな気づきも絶対にありますし、人との繋がりや、実際の体験から感じることが必ずあると思います。ぜひきっかけの一つとして、クラダシチャレンジを利用してほしいと思います。

 TFT:ありがとうございます。

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4. クラダシチャレンジの最新情報

クラダシチャレンジは今後も定期的に開催される予定です。

この記事を読んでクラダシチャレンジに興味を持った方は、こちらから詳細や最新情報が確認できます!

また今回、新たな試みとして、クラダシチャレンジに興味をもっている学生、あるいは前回応募したけど行けなかった学生などが繋がれるように、Facebook上にクラダシチャレンジ学生コミュニティを作られたそうです。今後のクラダシチャレンジについてもこちらを通してお知らせされるそうなので、ぜひチェックしてみてください!

フードロスに興味を持っている方も、そうでない方も、貴重な経験や新たな発見が得られることには間違いないので、ぜひ参加を検討してみてください!

【次回予告】
クラダシ様のECサイトから実際に取り寄せた食材を使ってTFTメンバーがそれぞれ料理にチャレンジします!簡単にできるメニューばかりで、気軽にフードロスに貢献できる方法がわかるのでお楽しみに!



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