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「お金のしくみ」

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#経済

「腐るお金」を日本ではじめる方法

「腐るお金」を日本ではじめる方法

西野亮廣さんがnoteで書かれている「腐るお金」の地域通貨。ブロックチェーンを使った形で技術的にはできるようになりました。次は、誰がはじめるかという段階に来ています。鍵を握っているのは、全国の市町村長や都道府県知事。そして、彼らに意見を言える地方議会の議員です。

具体的な方法を以下に記します。

自治体が発行するデジタル地域通貨

<結論>
自治体が発行するデジタル地域通貨は、
発行の時点で裏付

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「お金のしくみ」オンライン勉強会第20回

「お金のしくみ」オンライン勉強会第20回

コロナ禍で今まで信じられてきた常識が変わりつつあります。「お金のしくみ」もその一つ。経済について基礎的なことから皆さんと一緒に考えていきます。

「お金のしくみ」オンライン勉強会第20回
2021年2月23日 (火曜日)21:00~22:00(延長の場合は~22:30)
Zoomミーティング
https://us02web.zoom.us/j/85277257500?pwd=YXhEYU9hdFh

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新規国債43兆円のひみつ

新規国債43兆円のひみつ

令和3年度一般会計の新規国債発行額は43兆円と政府は発表しています。「公債依存度は40.9%」と報道されていて「支出に対して収入が6割しかないのか!日本はヤバいな!」と国民が思うようにマスコミも誘導しています。しかし、これらは作られた数字なのでまったく心配する必要はありません。結論から言えば予算に計上するべき額は20兆円です。半分以下ですね。以下、その説明をいたします。

国債43兆円の内訳を見て

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「お金のしくみ」オンライン勉強会第19回

「お金のしくみ」オンライン勉強会第19回

コロナ禍で生活に困る人が増えています。こういうときほど「国民の命と暮らしを守る」(菅首相)ことをしてもらいたい。政府には言葉だけでなく実際に動いてもらいましょう。売り上げの補償、再度の給付金、医療体制の整備など。そのためには、私たちも事実を知り、事実を知る仲間を作っていくことが必要です。日本の財政を拡大しても将来にはツケは残りません。この勉強会では、そのしくみを繰り返し説明しています。参加料は無料

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国債を発行しても円安にならないのはなぜか

国債を発行しても円安にならないのはなぜか

ツイッターDM「お金のしくみ」質問箱で、国債の発行と為替との関係について質問が出たので回答をまとめておきます。

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Q1.「国債発行ガンガンやったら円安にならないか」と友人から聞かれました。皆さんならば、どのように答えられますか?

A1-1.(Iさん)

国債発行すると円安になると良く言われますが、計量シミュレーションによれば、ほとんど為替レートの変化は見られませんでした。100兆円発

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コロナ給付金に副作用はあるのか

コロナ給付金に副作用はあるのか

私は「お金のしくみ」オンライン勉強会の参加者を対象にして、ツイッターで「お金のしくみ」質問箱というグループDMを開いています。そこでいただいたご質問と回答を転載いたします。

【ご質問】

初歩的な質問なのですが・・・

たとえば、コロナでGDP500兆の3割、150兆が毀損されると考えます。150兆は、政府に税金などで実物を吸い上げられたわけではなく、「金が回らない」という形で減ったわけです。

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海外とのお金の流れ

海外とのお金の流れ

昨日のオンラインサロン「お金のしくみ」塾第1回で御質問があったので紹介します。「海外とのお金の流れについて、最初に読んだらいいと思う本を紹介して欲しい」という御質問でした。

マネー敗戦 (文春新書) (日本語) 新書 – 1998/10/22
吉川 元忠   
https://amzn.to/3a5WkqE

対米黒字が日本経済を殺す 黒字亡国 (文春新書) (日本語) 新書 – 2005/12

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オンライン塾「お金のしくみ」

オンライン塾「お金のしくみ」

昨年のコロナ禍が始まった頃に、経済について「お金のしくみ」の基礎的なことから皆さんと一緒に考える無料の「お金のしくみ」オンライン勉強会を始めました。そして、2020年中に17回を数えるに至りました。

ただ、そのオンライン勉強会では皆さんからの質問が、だんだん専門的になってきました。経済について誰でもが参加できて話ができる勉強会だけでは足りない。別に、経済について学びを進める人どうしの「場」も必要

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