東大不合格&二浪合格体験記

めちゃくちゃ読みづらい変な文章を放置していてすみません!気が向けばリライトしようと思います。(2023年6月追記)


 はじめまして。

 2020年に高校を卒業し、二浪して東京大学に文科で合格しました。
 現役開示D判定→一浪目河合、開示D判定(受験校全滅)→二浪目宅浪合格(受験校全勝)です。

 自分は恐らく特殊ケースなので、どれだけ役に立つかは微妙なところなんですが、東大受験や浪人を迷っている方々に一つの事例としてお届けできたらと思い、これを書いています。
 文章は下手くそですが、とりあえず読めるように書いているつもりです。こんなにダメなやつでも受かるんだなあみたいに思ってもらえれば幸いです。個人的には、合格体験記よりは不合格体験記にこそ価値があると感じています。どうでもいいですが……。
 出身校は中高一貫の超進学校です。
 家庭環境としては、片親で、お金は出してくれるものの積極的には応援してくれない感じです。大卒の親戚はおらず、知恵は借りられない。


◯高二まで・前提

 中学受験は全勝し、第一志望の中学校に進学できたまでは良かったのですが、入学後は落ちこぼれてしまいました。
 中学受験では素質頼みで苦労せずなんとかなってしまったような体感で、その際勉強の習慣がついていなかったのが災いしたなと感じます。(結局中学以降では苦労したあたり、その素質もまやかしで、単に早熟だっただけなんでしょう)
 中学の先生が君らは塾に行く必要はないと言ったのに騙され、某緑会などにも入らず。
 特に英語では早々に置いていかれ、他の科目も意味がわからず、テストでは一夜漬けでかろうじて30点台以上を死守しつつ、平常点やら救済レポートやらで進級条件を満たすというのが続きました。
 入学直後からスマホなどのゲームにハマってしまったのも痛かったです。

高一で受けた模試の成績

 この頃だけ、駿台の高校生コース(?)と個別指導塾に行かされていましたが、やる気がなく、基礎も抜けていて、何がわからないのかわからないので全然伸びませんでした。
 かろうじて数学は少しわかっていたので若干マシですが。中学受験の残飯で食いつないでいたような面があります。

 高一の三学期でしょうか、急に、東大に行きたい!となり、猛勉強(主観)を始めました。塾はやめました。
 必要らしい参考書を揃え、英語中心に勉強するのですが、基礎がないので空回りしていました。数学だけは基礎がそこそこあるので伸びが実感でき、楽しくてたまらず、数学ばかりやるようになりました。結果、数学は人並みになりましたが、それだけ。
 周囲には大卒の親類もおらず、遅れたところから追いかける都合上基本的に学校の授業もあてにできないため、軌道修正してくれるものがなかったんですね。
 高二の間は月100時間くらい自宅学習していたみたいですが、中身があったのはそのうちどれだけか。
 理科が全然わからなかったので文理選択では文系にしました。

◯現役受験まで

 高3ではZ会の東大コースを取り、塾には通わず勉強することにしました。(が、Z会はおすすめしません。前期は市販の参考書でもやった方がマシだと思います。少なくとも後期からで十分です。途中で投げてしまった……)
 高三にもなると空回りするなかでさすがに少しずつ基礎ができてくるのですが、やはり遠回りだったのは間違いないです。要領のいい人なら高二の勉強は丸々すっとばせると思います。
 家でいろいろあってメンタルをやってしまい、高二→高三の3月4月周辺では勉強時間が落ち込み、一時的にほぼゼロになりましたが、6月頃には持ち直しました。
 学校にはギリギリ卒業できる程度にしか行かず、クラス単位の学校行事準備もほぼボイコットし(最低限必要なぶんは出たつもりです)て勉強に打ち込みました。
 7月〜1月の自宅学習は平均300時間くらいだったらしい。どれだけ中身があったかはわかりませんが……。

 で、現役の夏の東大OPがこちらです。

ひどい

 しかし伸びを実感している時期ではあったので、めげずに勉強しました。現役で受けた模試はこれだけです。
 世界史はほぼ未習でしたが、高三夏から教科書を読み始めました。

 現役のセンター試験の結果はこちら。

合計762

 受験者としては物足りないですが、足切りは余裕のパスで、まあまあじゃないでしょうか。
 数学1Aで数学1を解いてしまい時間が半分になったりした。理科基礎を始めたのは11月あたりです。リスニングはひどいですが、センター試験期の東大受験では圧縮ぶんに入らなかったため。


 2月初旬、明治大学国際日本学部を受けました。落ちました。
 言い訳すると、チラ見して簡単そうだったため、過去問を解いていかなかったからです。
 結果、英語をチンタラ解いたことで時間が足りなくなり解ききれず、落ちました。

 2月半ば、早稲田大学文化構想学部を受けました。
 この時期、東大に受かるのは無理だと理解し始め、明治や早稲田の学部を調べていたんですが、そこで文構が面白そうだぞと。そういうわけで実質第一志望になっていたんですが、普通に落ちました。
 国語は非常によくできるのですが、英語が当時の私には難しく、世界史も当時は6〜7割しか取れなかった(今なら8〜9割いけます)ので、そもそも受かりようがないという状況でした。

 2月下旬、早稲田大学社会科学部を受けました。
 早稲田の学部を調べるなかで、文構の次くらいには合いそうで、問題形式的にも無理なものがない、ということで出願したものです。
 上述した通り数学がやや得意なので、数学型で出願しました。
 苦手科目の英語が難しいので、ここをなんとか平均くらいで切り抜け、国語と数学で満点近くを取る作戦でした。
 しかし本番は数学でしくじってしまったので、落ちたなと思いました。

 2020年2月25日26日、東京大学を受けました。
 何も覚えていません。落ちるのはわかっていたので……。

 3月初め、早稲田から郵便物が届きました。
 なんと社会科学部に受かっていたんですね!!
 国語がほぼ満点だったのが効いたんでしょう。数学も私がすんなりいかないということは例年よりは難しめだったんでしょうし、それもありそう。
 落ちたと思って前日の合格発表は見ていなかったので、非常に驚いたし、嬉しかったです。


 勉強期間とそれまでの成績を思えば大金星ですし、ここで早稲田に行っておけばよかったんですが……。
 東大MARCH落ち早稲田生とか結構なレアキャラでしょうしね。
 早稲田を第一志望にしていたはずの友人が早慶両方に受かりなぜか慶應に行ってしまったことや、実質1年の勉強で早稲田に受かったんだから、もう1年やれば東大受かるやろ!!という甘い自信から欲が出てきてしまったことで、浪人を決めました。

 3月10日、当然落ちていました。開示はこれ。

 数学が難化したらしく、それでこの点なのはかなり自信になりました(この自信が不幸だったんですが)。
 英国と日本史が非常に悪く、世界史も良くはなく。とてもじゃないけど浪人を勧められる開示じゃないですね(これより大きな点差から1浪で受かった高校同期もおりますし、100点差から1浪で受かったような例も見たので、結局は資質と頑張り次第でしょうけど)

 他に、上智社会学(?)、早稲田文(法も?)にも出願していましたが、受かりそうになかったため欠席しました。後期は千葉大の調査書をもらっていましたが出願しませんでした。


◯一浪・夏休み終わりまで

 河合塾本郷校のお世話になることにしました。
 模試の成績が悪く(また本番の開示も人に見せられないほど悪く)、文類アドバンスコースの認定がなかったので、テストを受けて認定を得ました。

 コロナウイルス感染症が猛威をふるっており、基礎シリーズ(1学期)は途中まで基本在宅で映像授業を受ける形になりました。
 途中で対面授業が始まりましたが、高齢者と2人で暮らしている都合、疫病は最大限警戒したく、基礎シリーズの間は並行して提供される映像授業の受講を継続することにしました。

 で、これが許せないんですけど、映像授業の先生はそれぞれの校舎でプリントがもらえる前提で話してる人がちらほらいたにもかかわらず、実際は授業を休んでいた扱いなため、校舎でプリントもらえないんですね。クソがよとおもいました。(校舎がです)
 完成シリーズからはプリントがダウンロードできるようになりました。

 映像授業の講師の中では玉置先生の英文解釈Tが良かったです。単語帳を5冊とかやれっていうのは同意できませんが……。別で触れますが、世界史の井上徳子先生も良かったです。

 夏期講習はコロナのお詫びでか3講座まで無料になったので、一応英語を2講座取りました。対面授業に慣れてないこともあり、あんまり役に立たなかったかも。
 東大対策が全くないまま受けて低い判定を取ると後に響くなと思い、夏模試はスルーしました。

 夏休み明けまではグダグダしながらも何だかんだ月250時間前後の自宅学習を維持し、順調に思われたんですが…………。

◯一浪・夏休み明け

 河合が完成シリーズ(2学期)に入り、コロナも多少は落ち着いたので、対面授業に出ることにしました。
 ただこれがかなり合わず、授業の予復習で精一杯になってしまいました。体力が非常に落ちていることもあって、帰宅後謎のクールダウンが要る。結果、苦手分野克服や過去問演習に手が回らず、他の受験生に大きく水をあけられてしまいました。
 添削課題などもほとんど出しませんでした。役に立たなそうか、余裕がないかしたためです。必要を感じる人だけ出せばいいと思う。チューターには活用を勧められますが(正直予備校の採点基準もおかしなところがあるので、確実に添削を受けたほうがいいのは英作文くらいなものだと思います。国語や社会科なども独学だと斜め下に行ってしまう人がいるみたいですが、少なくとも私の場合は大丈夫でしたね?)
 家で映像授業を受けていたときはテキストの予復習と苦手克服がシームレスに繋がっており、結果伸びを実感することも多かったんですが、通いの過程が挟まることで2つは分断され、前者に終始する状況が生まれてしまいました。
 授業やテキストについては別に記事を作ります。

 秋オープンがこれ。

ひどい


 たぶん実力通りの出来です。得意なはずの数学も無残。
 この結果をうけてチューターとの面談なんかもあるんですが、役に立たんです。

 冬期講習は現文古典数学日本史英語を取りました。
 上述した通り帰宅後クールダウンが要るので登校回数はできるだけ減らしたく、続けて取れる4コマ+映像現代文、で登校を1タームに圧縮。
 ただ、今振り返って取ってよかったと思えるのは現代文と英語だけです。

◯一浪・年明け

 共通テストを受けました。開示はこちら。

東大配点779.8

 この年は全く対策しなかったこともあってかなり物足りないですが、足切りは余裕の突破。理科基礎満点は偉いと思います。リスニングは、当日の頭痛もありますが、対策しなかった結果かなりひどいことに。
 前期東大文三と、後期はダメもと足切り覚悟で一橋経済に出願しました。

 共通明け〜2月にメンタルを崩してしまい、ほぼ勉強できなくなりました。(家族には秘密です)
 追い込みができていれば1浪目でもそれなりに良い勝負できていた予定だったんですが……。

 併願の私大は、数学が使える早稲田の商学部と社会科学部に絞りました。現役のときと志望分野が変わり、経済方面で進学したいと考えるようになっていました。ただ政経は受かりそうになかったため、商で。

 2月下旬、早稲田商学部を受けました。
 数学ではうまく行かなかったんですが、全体としてはそこそこで、受かったかなと思いました。そのため、社会科学部は欠席しました(現役で受かった学部に落ちたときのショックを避けたかったのもある)

 2021年2月25日26日、東京大学を受けました。
 あまり覚えていません。数学が全然できず、1日目の時点で不合格を確信しました。

 27日。のんきにカラオケなどしていたところ、後期一橋の一時選抜通過のメールが来ました。急いで赤本をポチりました。アマゾンには在庫がなく、普段使わない通販サイトを使いました。

 3月初め、早稲田商学部の合格発表。補欠でした。
 あとでわかることですが、繰り上げはなしで不合格になりました。
 出願時点では十中八九受かる予定で、受かってたら行くつもりだったので、だいぶショッキングでした。

 10日、東大の合格発表。当然の不合格。開示はこれ。

安定のD判定

 英語と社会科の上昇ぶんを国語と数学の低下で打ち消している感じです。国語がいくらなんでも悪すぎる。理系の点数かよ。

12日、後期一橋。
 国立(くにたち)はいいところですね(小並感)。それほど感触が悪かったわけではないものの、落ちました。開示は結構惜しかったです。
 英作文を捨てているので、それ以外でまあまあ惜しかったのはなかなかだと思います……。

 東大の点数がまるで伸びなかったので進学したい気持ちはあるものの、全滅したので仕方なく。二浪が確定しました。


◯二浪確定後

 集団塾の合わなさは実感したので、宅浪ということになりました。そこでまず椅子を買いに行きました。15万くらいの椅子を買ってもらいました。届くのはかなり遅れましたが、これがなかったら二浪目でも落ちていたと思います。
 体に合った椅子は大事です。勉強時に固定の部屋がある人は、無理を言ってでも買ってもらうといいと思います。中古でもいいと思います。早ければ早いほどいいですが、身長が伸び続けている人は慎重に選んでください(おもしろギャグ)。
 あと必ず試座してください。値段が高いからといって体に合うとは限らないです。ヘッドレストの有無とかもね。

現代文のケアが急務→得点奪取現代文(買ってあった)
古文が壊滅的→古文読解の方法(買った)
英語→音読の量を増やす(河合テキスト→赤本)
リスニング→やらない
英作文→例文暗記を増やす(面白本→よくばり)
日本史→過去問研究で頻出論点の習得
世界史→河合テキストの読み込み・構造化

 4月の勉強時間は57hでした。メンタルを崩してしまったのが尾をひいた感じです。
 現代文の出来が悪すぎるのが読書経験の不足のためだと考え、4月と5月には運動も兼ねて自転車で近所の図書館に行き、面白そうな新書や小説を借りて読むようにしました。あまり意味はなかったです。(今考えると、そもそも選択肢式の現代文の出来はそれほど悪くなかったですし、足りてなかったのは記述の練習みたいです)
 5月の勉強時間は156hでした。宅浪にしては物足りないですが、やや持ち直してきたかなと。ちょくちょく勉強時間ゼロの日があり、良くないです。

 6月の勉強時間は50.5hでした。……え!?
 なんで退化したんでしょうね……覚えていません。月の後半はソシャゲのイベントなんかをやってしまっていたみたいです。が、前半だけとして見ても明らかに少ないです。

7月は124.5h、8月は217h、9月は165.5hでした。
 7月半ば頃から、時間は少なくても毎日勉強できるようになってきました。
 だいぶ物足りないですが、この頃には2月までに何をどこまでやれば良いかだいたいわかってきており(当時のメモによると)、全体の進捗としては悪くなかったみたいです(?)
 定期的にこの先どうするかのメモみたいなのを各科目で記し、2月をゴールとしてあと何をどこまでやるか?みたいな点検をしていました(?)
 夏模試はスルーしました。自分の思うルートを辿れることが先決で、質が劣悪な冠模試などは受ける必要ない……と考えていました。

10月201h、11月205.25h、12月230h。
 この時期でさえ勉強時間は現役の頃のほうが長いというありさまなのですが、勉強中はしっかり集中できていました。

 11月に河合の共通プレを受けました。結果は省略します。総合の偏差値は66くらいだったと思います。
 外で問題を解く機会がなく、共通テストを2ヶ月後に控えてこれではまずいかなと思って受けました。共通テストの練習目的ではないため、特に対策はしていません。
 理科基礎を忘れており各20点程度だったので多少は仕方ないですし、全体としてはまあまあそこそこだと思います。東大志望のすごい人はもっと取ってますが……。
 秋模試はスルーしました。変に受けてペースが乱れるほうが嫌なので。

◯二浪・1月

 河合の冬期講習で東大古典と東大世界史を取りました。
 世界史は坂本先生のもので、これが大変良かったです。
 一浪時の世界史も坂本先生で、当時は良さがわからなかったんですが、12月までの勉強のおかげで話がわかり、すごく成長を感じました。超おすすめです。
 古典は取らなくても良かったかもしれない。一浪のときお世話になった先生方の枠で、その先生方に会いたくて取った面もあります。お気に入りの先生方です。

 冬期講習明け、共通テスト前までは共通テスト対策ばかりしていました。
 共通テストを受けました。自己採点はこちら。

 国語 161(80+36+45)
 数学1A 78
 数学2B 72
 世界史B 94
 日本史B 90
 リーディング 90
 リスニング 77
 物理基礎 40
 化学基礎 44
 総計 751.2(東大配点)

 え、去年より点が下がってる……。あとでわかったことですが今年は全体的に点が下がったらしく、全体の位置で見るとそんなに悪くなかった、むしろ良くなったほうみたいです。(追記:数学はマークミスがあったか何かしたらしく、開示では点が下がりました)
 対策してよかったと言えるかもしれないです。直前に対策したおかげでできたって問題は少なかったので、そうでもないかもしれない。
 1月は214.5hでした。講習や共通テストは含めていないので、比較的頑張ったほうだと思います。

 共通テストは悪かった(と当時は思った)ですが、後期はダメもと足切り覚悟でまた一橋に出しました。
 併願の私大は共通テスト利用で明治大学に2つと、一般で早稲田の商と社会科学に出しました。
 三浪はさせてもらえないということで、明治は念のためです。

◯二浪・2月

 月初めに河合直前講習の東大プレを受けました。
 1月下旬に東進の模試を受けるつもりだったんですが、二浪以上は受けられないらしく、泣きました。
 よってこれが、最初で最後の練習の場になります。
 月の後半に届いた結果は以下。

 国語 69(23+13+19+14)
 数学 38(5+20+11+2)
 日本史 24(11+7+6+0)
 世界史 36(5+13+18)
 英語 51(16+7+12+10+6)
 総計 218

 国語がえらく良いです。現代文中心に対策がよく効きました。本番30点台からでもなんとかなります。
 数学日本史がふつう、世界史がやや良く、英語がひどいです。
 総合では平均直上くらい。平均なら偏差値50でふつうはD判定とかE判定ですから普通にまずいんですが、日本史の採点がカスだったりリスニングの形式が最近と全然違ったりしたので、前向きに都合よく解釈して、いい結果として受け止めました。一浪秋は偏差値40ちょいですからね。
 日本史第四問0点は明らかに不当です。日本語読めてるのかな。冠模試でもそうですが、日本史は特にあてにならないです。直前期の受験生に受けさせておいて平均点25点未満とか、似せる気がないとしか思えない。

 2月の勉強時間は239.5hでした。
 もっとやれるべきだと思いつつもコンスタントに12時間以上勉強でき、十分に追い込めました。

 中旬、明治は受かってました。

 下旬、早稲田の2学部を受けに行きました。例によって数学型です。
 商は数学の感触がたいへん悪く、落ちたと思ったので、社会科学も受けることになりました。社会科学は合格を確信できました。


◯三度目の正直

 2022年2月25日26日、東大を受けました。 東大は氏名順に受験番号が割り振られるため、私の場合は何度受けても同じ棟での受験になる……と思っていたんですが、現役と一浪時とは別の棟での受験になり、焦りました。主にリスニングのため。
 ペン回しや貧乏ゆすりするカス受験生が今年は周囲におらず集中して受験できました。

 国語は漢文→古文→4→1の順番で解くと決めており、今年は漢文が簡単だったので、落ち着いて解き進めることができました。
 ただ古文が全然わかりませんでした。30分かかってしまった。(しかもあとで予備校の解答を読むに、現地で感じた以上にわかってなかった模様。結構時間をかけたのでショックです)
 漢字に警戒していた「滑稽」がピンポイントで出題され、ニヤケが止まらない。日本史や英語のノートに「滑稽」と何度も書いて覚えていました。漢字が全問正解できると落ち着きが違います。漢字が書けないと集中力が乱れるので、大問1は必ず最後に回すようにしていました。

数学、玉砕。
 大問2以外の(1)を回収できていたので結果的にはなんとかなっていましたが、感触的には完全に落ちたなと思いました。

 帰りの電車でリスニングのノルマをこなす予定でしたが、気が抜けてしまい、ネットサーフィンしていました。やめようね。


 2日目。行きで見る社会科まとめを事前に作り、写真を撮っておいて、行きの電車で眺めていました。

 社会科の開始前、参考書などをしまわされたあとで、社会科の時間が30分遅れる旨の伝達があり、なにもできない無の30分が発生。
 直前には忘れやすいところとかを眺めていたので、それらが抜けていってしまう。最悪。

社会科。
 世界史③→日本史→世界史②→世界史①という作戦。
 世界史③をすべて自信持って埋められたのが本当に良かったです。落ち着きが違います。
 日本史①②に時間がかかりすぎたものの、世界史の論述が比較的素直で、15分ほど時間が余りました。

 社会科が30分遅れたものの英語は時間据え置きとのことで、休み時間が30分減りました。この時間に英語のウォーミングアップをしておくのが定石なので、非常に焦りました。
 外に出てリスニング過去問のオーバーラッピングやリーディング問題の音読などをブツブツ呟き、なんとか完了。

英語。
 4Aと5があんまりわからなかったこと以外は順調。
 リスニングの音量が去年までより小さく感じ、結構焦りました。教室が違うせいなんでしょうか?結果的には11/15と、目標より良くできたかなというところで、よく聴けてたみたいです。

 直後の感触としては、国語◯数学✕日本史△世界史◎英語◯くらいでした。落ちたなと思いました。


 自己採点したところ、難化で最低点が下がれば多少望みがあるか、といったラインで、合格発表まで生きた心地がしませんでした。
 一橋の一時選抜突破と早稲田2つの合格がわかり、浪人の終わりが確定するとともに、やることができたのですが、やるべきこともやらず延々と自己採点と最低点予想を繰り返しうーとかあーとか言う廃人になっていました。
 仕方ないのでこの間にワクチン3回目をうちました。
 自己採点は当初334点程度でしたが、再現答案を眺め回すうちに粗がどんどん見つかり、最終的に318点前後かなという感じになりました。

 早稲田合格発表後は、とにかく現役で受かっていた大学にだけは行きたくないという気持ちが勝り、どこで失敗してしまったんだろう、とか、早稲田に行くなら内部進学できる中学に行っておけばよかったじゃないか、とか、もうどうしようもないことばかり考えていました。
 東大に落ちていても私大で仮面浪人すると決めていたんですが、それも失敗したらどうするんだろう、とか、縊れて死ぬしかないな、とか考えていました。

 10日、合格発表です。
 先に最低点を見たんですが、予想より10点以上低くて……。
 あれ!?受かってんじゃない!!?と思って見たら、合格していました。合格していました!!

◯おわりに

 実感がなく、まだ狐につままれたような感じがするんですが、とにかく受かっていたらしいです。当日中に例のレタックスも届きましたが、全然信じらんないです。
 二浪目の総勉強時間の1800〜1900時間もかなり少ないですし、模試も受けていませんが、50点差をなんとか縮めて合格できました。有効な勉強ができたんだなと思います。
 一浪時に河合に通いながら考えてた、これをやる時間があれば伸びるのになあ、という勉強をしっかり潰していけたのが良かったです。河合で成績が伸びることはありませんでしたが、一浪の河合がなければ二浪の宅浪でも落ちていたでしょう。
 冠模試を完全スルーしたのも結果的には正解でした。模試で成果を出すことを意識せず、2月を見据えた進度に集中できたのが良かったです。結果論です。模試は受けたほうがいいと思います。

 万人に合う方策などありません。
 一日何時間勉強しろとか、いや一日そんなに勉強しても意味がないとか、睡眠時間を削れとか、いや9時間寝ろとか、この参考書を何周しろとか、なんかいろいろ言う人がいますけど、結局は自分に合った方法でやるのがいちばん良いです。効果を最大化できるバランスを見つけることでしょうね。進度を周回数で図るのも賢くないでしょ。
 強い言葉で不安を煽るような記事も無視してしまって大丈夫です。情報商材みたいなのやってるのも無視しよ。もし魔法みたいな手法があるなら予備校がやってるという思いますよ。

 ツイッターのリンクを貼ってあるので、もしコンタクトなどあればそちらかコメントからお願いします。
 河合塾本郷校や、使用した参考書、勉強法の反省(他人の勉強法をまんま真似しようとするのはやめたほうがいいと思います)についてなどは別記事でまとめようと思います。ほな、また。
(追記:開示得点は4月5日の記事に載せてあります。だいぶ良かったです。余裕ある合格でした)


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