#433 とまどいの中に確かな希望はある
さて、今日のテーマは「とまどいの中に確かな希望はある」です。
働く中で、僕たちはいつも何かに躓いています。
何かを変えたくて、前に進みたくて、どうやったら自分の背中を押せるかを考えています。
でもうまくいかない。
そんな中で生まれる”とまどい”があります。
でも、そこでとまどう姿勢こそ、あなたが前に進もうとすることだったりします。
ちなみに ”とまどい” と聞くと往年のGLAYさんの曲を思い出します（時代・・・）。
自己紹介とお知らせ
某リハビリテーション病院で作業療法士の中堅管理職として働いています。日々、対象者の生き方と向き合いながら、組織の課題やチーム運営にも取り組んでいます。
このnoteでは、医療の中で様々な人の生き方と出会う作業療法士が、医療者・中堅管理職の目線で、社会での働き方、人間関係の考え方、ストレスマネジメント、医療の問題などのテーマに触れながら、日々感じたことを自らの解釈として記録しています。
読んだ方の何かお役に立てれば幸いです。
以下お知らせ。
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来年行われる福岡県作業療法学会の学会長を行うことなりました！ホームページが公開されましたのでよかったら！
演題募集は6月1日〜7月31日まで！
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「学びたいけどどうしたら・・・」と悩む作業療法士の方と一緒にコミュニティ作りを支援します。定期的に勉強会も行なっているのでよかったら。！
ぜひご参加ください！
それでは本題に入っていきましょう。
今のあなたは何に向かっているのか
何かを掴みたくて出した一歩が必ず報われるわけではないです。
その一歩は何かを掴むための最初の一歩なわけで、
あなたが求めるものがすぐに手に入るわけではないです。
何かを手に入れたわけでないけど、体は前に進んでいる。
やりたいことをやれないことの間にいる状態。
こういった時に「とまどい」は生まれます。
このいかにも宙ぶらりんな状態は、自分自身の現在地を曖昧にします。
前に進んでいるのか？
後退しているのか？
今自分が行っていることが正解なのかどうかを確認しながら進む方向を探っているんです。
広く大きく見れば前進しているので、何も間違いではないです。
きっと不安なのは、先までの距離感が見えないことと、今の自分が行っていることが十分にやりきれないと感じているからだと思います。
きっとあなたの中にあるなんとも言えない”とまどい”は、
今を変えようとするもがくあなた自身を表しているんだと思いますよ。
続けた先に見えることがある
では、今のあなたに何ができるか？
それは「目の前のことを確実にこなすこと」だと思います。
うまくできてないわけではない。
進んでいるけど実感がない。
これが正解なのかわからない。
結果が出なければ突然襲ってくる不安感。
でも、日々の作業はそんなもんかもしれません。
食事をするときに成果はありますか？
通勤するときに達成感がありますか？
着替えているときに得られるスキルがありますか？
実は、日々の多くの作業はルーチンの中で流れていきます。
今、あなたの中にいる”とまどい”のような感情は、何かを特別に扱おうとする気持ちがあるからです。
でも、あなたが努力しようと始めた作業はすでにあなたの中でルーチン化されているんじゃないでしょうか？
つまり、継続することが常に働くようになり、それはあなたの生活に浸透しているということです。
これは何を表しているか？
あなたは間違いなく成長のループに入ったということです。
今までみたいに努力しなくてもルーチンはあなたのスキルを大きく伸ばしてくれます。
食事をするように、通勤するように、着替えるように、
あなたの作業はあなたの生活を少しずつ前に進めています。
そこに確かな達成感のようなものが存在しないのも事実です。
なので、あなたがやるべきことは目の前の作業に取り組むことです。
そのループを崩さないようにこなすことが今のあなたに必要なことかもしれません。
それがきっとあなたにとっての希望になると思います。
今日は以上になります。
頑張るあなたを応援しています。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
読んでいただいた方のヒントになれば幸いです。
ではまた。
◾️質問箱
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